2019年07月24日(水)

すだちのBYOデビュー体験記

実はわたし、ワイノミでコラムを書いているにもかかわらず、今までBYOをしたことがありませんでした…!いや〜、めんぼくない。

しかし、こんなことではいかん!と一念発起しまして、ついにBYOデビューをはたしました。今回はその体験をレポートします。ちなみにせっかくなので、7月20日「ワインの日(※)」にあわせ、夫と二人で行ってきました。

※毎月20日は「ワインの日」なのだそうです。ワインはフランス語では「vin(ヴァン)」といい、これがフランス語の数字の20「vingt(ヴァン)」と似ているからなのだとか。

すだちのBYOデビュー体験記

すだちチョイスのとっておきワイン

今回の主役は「シャトー・ラスコンブ 2010」。言わずとしれた、メドック2級シャトーの赤ワインです。

このラスコンブ、2015年に新婚旅行でボルドーをおとずれた時に、夫婦で訪問したシャトーのひとつ。そこで飲んだワインは、濃厚でしっかりとしたタンニンが印象的でした。これぞボルドー格付けワイン!という、力強さを感じたのを覚えています。また、かんばん娘の「ボンジュール」の発音が可愛くて可愛くて、今でも忘れられません。そんな思い出深いワイン。

うちの家庭用ワインセラーには2010年ものを2本眠らせていました。2010年はボルドーのグレートヴィンテージ。ヴィンテージワインは最低でも10年は熟成させるべし!なんて話も耳にします。まだまだ飲みごろは先かなと、手をつけずに保管していました。ちょうど来年、東京オリンピックにあわせて10年熟成となるから、オリンピックイヤーにいただくのも乙かしら、なんてね。

…まあ、正直なところ、ちょっとリッチなワインなので、もったいなくてなかなか飲むキッカケがつかめなかったというのが本音です(汗)。家でマリアージュできる自信もなく…。でも、もう9年熟成しているし、最近のボルドーワインは比較的早飲みできるなんていう話もきくし、2本もあるし…。

ということで、思い切って1本連れ出すことに決めました。記念すべきBYOデビューを飾るには、ピッタリのワインじゃないか!と。

BYOのキモ…お店選び!

さて、お店を選びます。今回の主役は、とても濃厚なボルドーの赤ワイン。やっぱり、あわせるお料理は食べごたえのある牛の赤身肉でしょう!

次にエリアを決めていきます。ポイントは、ワインの持ち運び時間。都内ならそんなに変わらないかなとも思いつつ、今は気温が高い季節なので、持ち運び時間は30分くらいにおさえたい。交通の便なども考え、すだち的ターゲットエリアは「恵比寿・代官山・中目黒」周辺に決めました。

この条件をWinomyの「お店を探す」機能に入れて検索します。とっても簡単!

そして出てきたお店が「中目黒グリル」さん。この偶然の出会いにも、ちょっとした運命を感じる。「中目黒の本格「肉ビストロ」」というキャッチコピーにもそそられます…。

お店がきまったら、さっそく予約。ドキドキしながらお電話口にて「BYOしたいんですけど…持ちこむのは1本です」と伝えると、料金についてなど丁寧に応対してくださいました。緊張がほぐれます…ありがたや。

いよいよBYOデビュー!

予約当日、ワインをもっていざ出陣。念のため、1本飲みきれなかった場合にそなえ、真空ポンプ機能つきのストッパーも持参しました。ただ、ワインは外に持ちだすと多少なり劣化してしまうので、基本的には飲みきるのがベストだと思います。

お店に入って席につき、「ワインの持ちこみをお願いしてあります」と店員さんにお声がけ。すると、
・すぐに抜栓してOK?
・サーブのタイミングは?
などなど、確認をしてくださいました。今回は持ちこみの1本をゆっくりと楽しみきる!という計画だったので、すぐ抜栓&最初からサーブで!とオーダー。

いったんボトルをあずけ、わくわくしながら待ちます。この待ち時間が最高の調味料だったりするんですよね。

そうこうしているうちに、店員さんが抜栓されたボトルとグラスを持ってきて登場。さあて、待ちまった瞬間です…。

9年熟成のとっておきのラスコンブ!!!

レンガ色がかった深いガーネット色。豊かなベリーの香りに、ハーブのニュアンス。口に含んだ瞬間、甘みと香りがはじけ、その後ほどよい酸味が心地よく広がります。タンニンしっかりめ、でも全然くどくない。う〜ん、おいしい…。

とっておきワインにあわせるお料理とは

しっかりとしたボディの赤ワインなので、お肉を主体にオーダー。全部とっても美味しかったのですが、中でも特にラスコンブとのマリアージュが感動的だった2品をご紹介します。

① 短角牛の炭火焼(手前:カイノミ/奥:サーロイン)

赤身肉は裏切らない…!

カイノミはフィレに近いバラ肉の部位。ハラミのような柔らかい食感とフィレのようなジューシーな風味がたまりません。サーロインはお肉の王様!表面の焦げが香ばしく、かみ心地最高で美味しすぎる。味付けはシンプルに、塩&ブラックペッパー。お肉を存分に味わえます。

ワインがすすむすすむ!お肉と赤ワインのリレーは、なぜ人をこんなにも笑顔にするのでしょうか。もちろんお肉だけでも美味しいんだけど、赤ワインがお肉をより完全体に近づける気がしてなりません。

② フレッシュトリュフのリゾット

これこれ!これがこたえられないくらい美味しかった…!

食べきれないと思ってハーフを頼んだのですが、バカだった。ハーフじゃ全然足りない!満腹でもぺろっといけちゃう、魔法のリゾットです。

そして、ワインとの相性が非常にいい!!赤ワインは熟成が進むと、黒トリュフの香りを帯びると言われます。まだまだ若いラスコンブではありましたが、トリュフの芳醇な香りがワインの複雑さを後押しし、とろけるようなマリアージュでした。

***

ワインもお料理も最高で、なぜいままでBYOしてこなかったんだ…というくらい、とても素晴らしい体験でした。ご馳走さまでした!

BYOの醍醐味とは

BYOの醍醐味はなんといっても、とっておきのワインを最高のマリアージュで楽しめる!ということ。これにつきます。あの感動的なマリアージュを自宅で演出するのは、わたしには無理!やっぱり、いい食材とプロの腕がそろわないとダメなんだと思います。

また、お店がチョイスしたワインを楽しむのとBYOの違いは、「特別感」なのかなと感じました。家にあるとっておきワインを思いっきり楽しむというのは、ちょっとしたイベント感覚を味わえます。さらに、自分の持ちこみワインとお店のお料理があわさって最高の食事が完成するというスタイルも、特別感を増幅させる。なんだかお店と共同作業をしているような…まさに、マリアージュという言葉がしっくりきちゃいませんか?(笑)

ちなみに、今回カウンターに座らせていただいたのですが、シェフとの会話も楽しかった!「ガスパチョはもともと船乗りがパンを海水につけて食べたのが始まりなんですよ」みたいなお料理にまつわる豆知識なんかを教えてくださいました。楽しい話をききながらグラスを傾けるのも楽しくて、気づけば1本飲みきっていました。

最後に…

家でリーズナブルなテーブルワインを飲むのも好きだし、お店でワインとの偶然の出会いを楽しむのも好きです。

でも、とっておきのワインを最高のマリアージュで楽しむというのも、なかなか素晴らしいものだなと思いました。BYOの楽しさを知ったことで、普段からそういう視点でワインを探すという楽しみも増えそうです。どのお店でBYOしようかなとか、どんなお料理にあわせようかなとか。いただきもののワイン、記念日のワイン、ほり出し物のワイン、旅先で買ったワイン…そんなワインたちを主役に、なんでもない日をイロドリ豊かにしてしまう、それがBYOの魅力なんだと思います。

お店の情報

中目黒グリル

中目黒グリル

コンセプトはワインに合う料理。ジャンルにとらわれない様々な料理をお楽しみ頂けます。素材が引き立つ炭火焼やダッチオーブン料理。繊細かつ豪快な料理の数々。鶏・豚・羊・牛・鴨…自慢の肉料理をソムリエセレクトのワインと共にお楽しみいただけます!

  • 東京都目黒区上目黒2-37-12
  • お電話:050-1709-2135

店舗ページはこちら


吉田すだち ワインを愛するイラストレーター

都内在住の、ワインを愛するイラストレーター。ワインが主役のイラストをSNSで発信中!趣味は都内の美味しいワイン&料理の探索(オススメワイン、レストラン情報募集中)。2匹の愛する猫たちに囲まれながら、猫アレルギーが発覚!?鼻づまりと格闘しつつ、美味しいワインに舌鼓を打つ毎日をおくっている。
【instagram】https://www.instagram.com/yoshidasudachi/

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