2019年10月17日(木)

すだちのBYO体験記Vol.3〜居酒屋でBYO!?

すだちのBYO体験記Vol.3〜居酒屋でBYO!?

こんにちは!吉田すだちです。

わたしのイラスト師匠は、イラストレーターのつぼいひろき先生。先日、先生をお誘いし、人生3回目のBYOをしてきました。参加者は先生、わたし、夫の3名。いつもお世話になっている先生への感謝の気持ちをこめ、美味しいワインと料理を楽しんでもらおう!という計画です。

今回のミッション

過去のBYOで利用したお店はこんな感じ↓
・1回目:お肉料理が充実したイタリアン
・2回目:女子会にピッタリのおしゃれなビストロ

そこで今回はすこし趣向をかえ、和食をチョイス。先生はとっても親しみやすい方なので、気張らずカジュアルに食事ができる場所…居酒屋BYOにチャレンジすることに。

居酒屋とBYOって、対極のイメージありませんか?メニューにワインを並べているお店はあるけれど、自分でボトルワインを持ちこむなんて、今まで考えたことありませんでした。

でも、そんなイメージを打ちくだく、とっっても素敵なお店を紹介していただいたんです。「ぜったい先生も気に入るはず!今回のミッションは、居酒屋BYOだ!」とひらめいたのでした。

居酒屋BYOの舞台はここ

居肴屋 OMOTENASHI 新橋 

居肴屋 OMOTENASHI 新橋 さん!

今回のすだち的お店チョイスのポイントは…
・リーズナブルに利用できること
・和食とワインを同時に楽しめるお店であること
・とにかく気どらずに食事ができそうなこと

OMOTENASHI 新橋さんは、この条件にドンピシャだったのです。

サラリーマンのメッカ、新橋にある、「創作和食料理」のお店。魚介にお肉、お野菜…すべて産地直送の厳選素材をつかっているのだそう。どれもこれも日本酒にベストマッチしそうなお料理ばかり…。でもあえて(?)「和食とワインのマリアージュ」を追究されているところに興味しんしんです。

さらに、5,000円コースオーダーでワイン持込料無料(しかも本数無制限)!ワインセラーも完備で、BYOワインの事前あずかりサービスもあり。…いたれりつくせりかよ…わたしの中の居酒屋イメージがぬりかえられました。

次なる課題はワイン選び

BYOにおいて重要なのは、お店選びとワイン選び。今回はがっつりプロの意見をたよることにしました。

向かったのはワインショップソムリエ 六本木店さん。こちらのショップは、スタッフ全員がソムリエ!ワインの選び方や飲み方を丁寧に解説してくれるとのことで、前々から気になっていたんです。今回ご協力いただいたのは、店長の山田さん。話しやすくてついつい友達感覚で接してしまいそうになる、ステキな女性店長です。

ワインショップソムリエ 六本木店

お店についたら、さっそくワイン選びのポイントを伝えます。

<ショップのソムリエに伝える内容>
・テーマ
・当日のコース内容
・参加人数
・参加メンバーの好み
・ワインの本数と色
・予算

スマホにメモしておいたコース内容をみせつつ、「初めての居酒屋BYOにピッタリなカジュアルなワイン」をテーマに、赤・白1本ずつ、計2本をオーダー。予算は2本で6,000円。すると店長さん、わたしの話がおわるやいなや、すぐに候補のワインをばばばっと数本提案してくれました。た、頼もしい…!

その後、実際にお店のなかを歩きまわりながら、候補ワインを丁寧に説明してくれました。途中、「白と赤もいいけど、白とロゼもありですよ」なんて提案もしてくださる店長さん。そうなんですよね、和食コースなのでロゼも捨てがたいところ。

ただ、個人的にメインのお肉には赤をあわせたくて、今回は当初の予定どおり赤・白1本ずつに着地。でも、こういう会話によって選んだワインの納得感がいちだんと高まります。

さて、ワインはこの2本に決定。

#1 ぎんの雫 グット・ダルジャン 2018

● 生産地:チリ・レイダ・ヴァレー
● 生産者:ヴィニャ・マーティ(パスカル・マーティさん)
● 品種:ソーヴィニョン・ブラン 100%

今回の主役といっても過言ではない、とっておきの白ワイン。とにかく話題性満点!チリワインなのに日本酒酵母で造られていたり、ワイン造りのバックアップメンバーに獺祭でおなじみ旭酒造の桜井会長や漫画「神の雫」原作者の亜樹直さんが名を連ねていたり…。ぎんの雫という名前も、亜樹直さんが命名したんですって。

ここに書ききれないほど、豊富なストーリーを持ったワインです。気になる方はぜひ「ぎんの雫」で検索してみてください。

ぎんの雫

#2 シャトー・ゴダール・ベルヴュー

● 生産地:フランス フラン・コート・ド・ボルドー
● 生産者:シャトー・ゴダール
● 品種:メルロー65%、カベルネフラン20%、カベルネソーヴィニヨン15%

コースのお肉料理にあわせる最適なワインを選んでいただきました。ブレンドされているブドウ品種のうち「メルロー」がポイント。揚げたり煮込んだり、丁寧に調理される和食のお肉料理には、メルロー主体のワインがオススメなんですって。

また2008年から10年以上熟成されており、マイルドな口当たりでいまがちょうど飲みごろとのこと。アルコールは少し強めの14度。お料理の味わいをしっかりと際立たせつつ、コースのフィナーレを飾ってくれる優秀な子!ということで、チョイス。

今回もちゃんと、レジュメつくりましたよ!ワインは頭で飲むもの…ですからね。

ワイン レジュメ

そしてワインは事前にもちこんでおきました。ワインセラー完備のお店なので、安心です。

いざ、出陣!

当日、コの字カウンターの角っこに3名分のお席をと用意いただきました。来店前から「ライブ感のあるカウンター席」にひかれていたので、嬉しい配席!わたし、キッチンがのぞめる席、大好きなんです。眺めているだけで楽しくって、お得感3倍増しじゃないですか!?

居肴屋 OMOTENASHI 新橋

そしてここで、嬉しい誤算が!大将いわく…

「カウンター席のお客さまには、その日届いた新鮮なオススメ素材を使い、コースメニューに書かれていないお料理をお出しできます。お値段は据え置き!」

なんですとー!そんなの頼んじゃうに決まってるじゃないですか。ちゃんと選んだワインを考慮しつつ、とっておきのお料理を出していただきました。こういう誤算は大歓迎ですぞ。

いただいたお料理はこちら!

白ワイン「ぎんの雫」をあけつつ、スタートです。

気仙沼産のフカヒレと、名古屋コーチンからとった出汁をつかった煮こごり

1. 気仙沼産のフカヒレと、名古屋コーチンからとった出汁をつかった煮こごり

青森県産のすっぽん出汁で小玉ねぎを茹でただけのシンプルな一皿

2. 青森県産のすっぽん出汁で小玉ねぎを茹でただけのシンプルな一皿

タマネギが甘くて最高…。

天草大王という鶏肉(塩みかんソース添え)と香り豊かな肉厚アワビ!

3. 天草大王という鶏肉(塩みかんソース添え)と香り豊かな肉厚アワビ!

イカと熟成させたアズキハタのお刺身

4. イカと熟成させたアズキハタのお刺身に、鱗付きアズキハタのカリカリ揚げ

お醤油にもこだわっていて、宮城産の淡口醤油でいただきました。

切りブリの塩焼き

5. 厚切りブリの塩焼き!

とってもジューシーで、これだけでご飯3杯はいけます。

岩手県産メカジキの背びれ煮

6. 初体験、岩手県産メカジキの背びれ煮(通称「ハーモニカ」)

コラーゲンたっぷりで、美味。よく煮込まれていて、お魚だけれど赤ワインにあいます。

金華豚のトンカツ

7. 金華豚のトンカツ!

30パーセントが脂身で、口の中でとろけた…!とても濃厚なので強めの赤ワインとの相性ばっちり。味わい豊かなので、ソースは塩はなし!さっとすだちを絞っていただきました。

ウコンを練りこんだ稲庭うどん

8. ウコンを練りこんだ稲庭うどん

手打ち麺ならではのシコシコ感がくせになる。赤ワインには少しあわせにくいかも…。白やロゼとの相性がよさそうな一品です。ワインショップの店長さんの提案が思い返されます…(でも後悔はしてないもん!)

持ち込みワインの感想

肝心のワインの味わいですが…お料理とベストマッチで、まさにマリアージュな体験でした!

「ぎんの雫」は日本酒酵母をつかっているだけあって、強い吟醸香が特徴的です。口内にひろがるゆたかな旨味は、まるで日本酒を飲んでいるかのような感覚。ソーヴィニヨン・ブラン100%とは思えない、意外性バツグンのワインです。和食との相性は、いうまでもなく最高!

「シャトー・ゴダール・ベルヴュー」は、白ワインであたたまったところに程よく刺激的な、フルボディの赤でした。メルローにカベルネがブレンドされていることで、骨格がよりしっかり感じられるのだと思います。お肉料理はもちろん、揚げ物にもよくあうイメージ。つまり、トンカツとのペアリングは大正解でした。

持ち込みワイン

BYO初体験!なメインゲストの感想

今回の一番の目的は、お世話になっている先生に最高のBYO体験をしていただくこと。ということで、イラストレーターのつぼい先生に感想をおうかがいしたところ、こんなメッセージをいただきました。

「主役である料理を引きたてるワインは、個性的でありながら個性を主張しずぎない絶妙なバランスを持っている。これは、主役である原稿を引き立てるというイラストの役割にも共通するなと思った。
オリジナリティがありながらも、文章や全体のデザインをうまく引き立てるイラスト、そんなイラストが素晴らしいのと同じだなと。ワインと料理を楽しみながら、改めて自分もそんなイラストレーターになりたいものだと感じました!」

…先生〜〜〜!わたしももっと精進します(涙)

最後に…

OMOTENASHI 新橋さんは、カウンターごしにかわす板前さんとの会話も楽しみのひとつです。ご予約の際は、ぜひカウンター席を!料理のライブ感と楽しい会話、美味しいワインにお料理、そして居酒屋ならではのカジュアル感…。

BYOがぐっと身近に感じられる、ステキな体験ができますよ。オススメです!

お店の情報

居肴屋 OMOTENASHI 新橋

〈JR新橋駅から徒歩3分〉
スタッフが直接現地へ足を運び、こだわり・情熱に共感した生産者さんの『果実・野菜・魚・肉』を直送していただいています。野菜は軽井沢の高原野菜を、魚は相模湾 三浦港、下浦港、平塚港から直送の朝獲れ鮮魚を使用。お肉には薬を使わずにエサ、水にこだわって育てた健康的な黒毛和牛を使用しております。

私たちは生産者さんのこだわりと情熱をお皿の上で形にして自信を持ち、皆様にご提供させていただいております。

  • 東京都港区新橋2-12-2 hk新橋ビル B1F
  • お電話:050-1709-2197

店舗ページはこちら


吉田すだち ワインを愛するイラストレーター

都内在住の、ワインを愛するイラストレーター。日本ソムリエ協会認定 ワインエキスパート。ワインが主役のイラストをSNSで発信中!趣味は都内の美味しいワイン&料理の探索(オススメワイン、レストラン情報募集中)。2匹の愛する猫たちに囲まれながら、猫アレルギーが発覚!?鼻づまりと格闘しつつ、美味しいワインに舌鼓を打つ毎日をおくっている。
【HP】https://yoshidasudachi.com/
【instagram】https://www.instagram.com/yoshidasudachi/

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