2019年12月04日(水)

すだちのBYO体験記Vol.4 ~東京うまれの都会っ子ワインを飲む~

すだちのBYO体験記Vol.4〜東京うまれの都会っ子ワインを飲む

こんにちは!吉田すだちです。

先日、ちょっとレアなワインを手にいれたんです。その名も「天空庭園」。とーってもおもしろいワインなんです、これ。今回はこのワインを存分にたのしむべく、とっておきのお店でBYOしてきました。

都会育ちの「目黒ヌーボー」

どんなワインなのかというと…なんと東京都目黒区内で収穫されたブドウを使用してつくられたワインなのです!(目黒産のブドウと山梨県産のブドウをブレンド。)収穫が9月24日で販売が11月17日。今年のとれたてブドウによる新酒なので、わたしは勝手に「目黒ヌーボー」って呼んでる。

このブドウ栽培場所がおもしろいんですよ。「目黒天空庭園」という、目黒区の区立公園内なのですが、この公園の場所がすごいの。なんと、首都高3号渋谷線と中央環状線をむすぶ大橋ジャンクションの屋上にあるんです。イメージしにくい方は、ぜひ目黒区のサイトを見てください。え!こんなところでブドウ栽培してるの!?ってびっくりすると思います。

まさか大都会東京の、高速道路の真上でブドウが育っているだなんて、思わないですよね。

品種は日本を代表する国際品種「マスカット・ベーリーA」。この取組みを進めているNPO法人大橋エリアマネジメント協議会のブログによると…

「今年は、皆様ご存知の長引いた梅雨と千葉県に大きな被害をもたらした台風15号に加え、収穫直前の9/14には目黒区は激しい雷雨に見舞われました。ぶどうの出来栄えも良くないのに加え、強い風と雨の被害で、収穫量は22Kgにとどまりました。」

引用:大橋の街づくり http://machi-oohashi.net/?p=2117

最悪の天候をくぐりぬけた精鋭のブドウたちであることがうかがえます。収穫量が少なめなのでワインも限定生産(今年は397本の販売)。わたしがゲットしたのは、No.334の子でした。

 

目黒ヌーボー・パーティー…略してメグパ!

さて、話題につきないこの子をどのように飲むのがベストか。家族会議の結果、目黒生まれのワインは目黒区内でいただくのが通ってもんだろ!という結論におちつきました。ボジョパならぬ、メグパです。

お店は夫婦満場一致で自由が丘の「あえん 自由が丘店」さんに決定!以前、Winomyのシャンパーニュイベントで行って以来、すっかり気に入ってしまいました。目黒区×日本ワインのBYOといったら、あえんさんが一押しです。お出汁のきいたお料理が、さっぱりとした日本ワインにすーっごくよくあうんだ、これが。

あえんさんは持ち込みワインの扱いにも慣れていて、BYO初心者でも安心です。コースによってワインの持ち込み料もかからないし、オススメです。

いざ抜栓!ワインのお味は…

今回の目的は、とっておきの目黒ヌーボー「天空庭園」を楽しみきること!なので、1本入魂、乾杯からさっそくいただきます。

マスカット・ベーリーAらしいさわやかなキャンディー香(わたあめのような香り)が備考をくすぐる。

色合いはフレッシュな赤!ルビー色っていうんでしょうか。ピノ・ノワールや「ボージョレ・ヌーボー」でおなじみのガメイなんかと似た、透明感のある赤。

味わいは、さすがヌーボーといったところ。すーっごくフレッシュで、ほのかに甘く酸味が豊かです。そのかわり、渋みはほとんどなし。ベーリーA単一醸造なので、複雑味もなく、まっすぐでとってもピュアな子。赤ワインの複雑味が好き、という方にとっては、少しものたりないかもしれません。

でもひとつ言えるのは、繊細なお出汁のきいた日本食にはピュアなワインの方があわせやすいということ。一口飲んだわれわれ夫婦は、メグパの場所にあえんさんを選んでやっぱり正解だった…と、心の中でガッツポーツをしたのでした。

あわせたお料理はこちら

今回いただいたのは「和コース」。ワイン1本を2人でたのしむのにちょうどいい品数です。

それでは恒例、いただいたお料理をダイジェストでご紹介します!

1. 金美にんじんのしめ流し(お通し)

にんじんの和風ポタージュ…な感じ。お出汁のうまみと人参の香りが絶妙で、おいしい。

2. 旬野菜の五種盛り合わせ

真ん中にそそりたつごぼう天は、写真におさまらないほどのボリューム感!この五種だけでだいぶワインが進んじゃいました。右手前のジャコと春菊のサラダが一押し。玉ねぎ香るドレッシングで食欲ましましです。

3. 丹波黒どり手羽元と大根、葱のスープ

お好みで柚子胡椒をいれていただきます。鶏肉がほろほろで、美味しかったなあ。柚子胡椒をいれると、よりワインとあわせやすくなる気がする。

4. お造り

※なんと不覚にもお造りの写真を撮り忘れてしまいました…!ただ、これだけはいわせてください…山葵醬油でいただくお刺身と天空庭園ワインがとっってもマッチしていました!

5. 京鴨と九条ネギのメンチ

鴨のくさみなどどこへやら。すだちをしぼって、すっきり爽やか。揚げ物なのにすっきり食べられるという、不思議な体験をしました。

6. 京都ぽーくロースと柚子麩のグリル 麦味噌ソース

豚肉の歯ごたえが特徴的。低温調理されたような、小気味いい食感で、やみつきです。なますのすっぱさとワインの酸がマッチして、この組み合わせもなかなかよき。

ここまででワイン1本飲みきりました!事前にメニューをみて、計画していたとおりのペースで飲めた。なんだか無駄に達成感すらわいてきます。

7. 玄米しらすご飯、お味噌汁、香の物

和食のコースを堪能しきった〜という気持ちを高めてくれる、嬉しいご飯物。日本人ならやっぱり…ね。

8. 黒豆杏仁豆腐

やさしい味で、コースの最後をいろどるのにぴったり。

ワインを堪能したあと、あたたかいお茶をいただきながらご飯でフィニッシュ。われながら、とてもよいペース配分でした。日本ワインを和食BYOする場合、〆のご飯前までにワインを飲みきるのがベストだ!と再確認。

最後に…

目黒産ブドウのワイン…しかもヌーボー…ということで、ちょっとだけ「実は美味しくないんじゃないか」という思いもありました。一口飲むまで、ドキドキしていたというのが正直なところ。

でも、ちゃんと酸もしっかりしていて、香りも大好きなキャンディ香。そりゃ歴史あるワインに比べたら物足りない部分はありますけど、十分たのしませてくれる、素敵なワインでした。何より日本食のコースにあわせやすく、お料理を引き立ててくれたのが最高だった。

今年はもう販売終了してしまっていますが、来年もきっと造られるはず!お近くの方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

お店の情報

あえん 自由が丘店

〈東急東横線 自由が丘駅 徒歩6分〉
「里山の恵み」をキーワードに、新鮮なこだわり野菜や厳選魚、良質なお肉を使い、素朴な味わいや雰囲気、そして季節の移り変わりを四季の旬菜料理を通してお楽しみ頂ける和食レストランです。「日本のご馳走」を是非ご賞味下さい。

  • 東京都目黒区自由が丘2-8-20
  • お電話:050-1709-2072

店舗ページはこちら

 


吉田すだち ワインを愛するイラストレーター

都内在住の、ワインを愛するイラストレーター。日本ソムリエ協会認定 ワインエキスパート。ワインが主役のイラストをSNSで発信中!趣味は都内の美味しいワイン&料理の探索(オススメワイン、レストラン情報募集中)。2匹の愛する猫たちに囲まれながら、猫アレルギーが発覚!?鼻づまりと格闘しつつ、美味しいワインに舌鼓を打つ毎日をおくっている。
【HP】https://yoshidasudachi.com/
【instagram】https://www.instagram.com/yoshidasudachi/

すだちのBYO体験記 過去の記事もチェック♪

 

 

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