2020年01月08日(水)

すだちのBYO体験記Vol.5 〜国しばりBYOのススメ〜

こんにちは、吉田すだちです!
遅ればせながら、あけましておめでとうございます。今年も引き続き、ワインをめいっぱい楽しむ1年にしていきましょう〜!よろしくお願いします。

さて、新年一発目のコラムは、BYO体験記です。

先日(クリスマスのすこし前)、ちょっと新しい試みのBYOをしてきました。ズバリ国しばりBYOです。今までのBYOでは、特に産地は気にせず、お料理にあうワインを自由にチョイスしていました。ただ、よく言うじゃないですか、お料理とワインは同郷のほうがよくあうって。ずっとやってみたかったんです、国しばりBYO。

フランスやイタリアは王道なので、意識しなくても選びがち…ということで、今回のお題はオーストラリアにしてみました。南半球、カンガルーとコアラの楽園ではぐくまれたオージーワイン×オーストラリア料理のBYOです。

オーストラリア料理とは

オーストラリア料理にって「なんとなくお肉料理のイメージ?」くらいで、ちゃんと意識したことがなかったわたくし。なので、お料理にも興味しんしん。

予約したのはGINZA SIX 6階にある、モダンオーストラリア料理のお店、「アイアンバーク グリルアンドバー」さん。モダンがあるということはクラシックもあるのかしら…と気になり、調べてみました。

なんでも、オーストラリア料理はふたつに分類されるんですって。モダンオーストラリア料理と、ネイティブオーストラリア料理(クラシックじゃなくてネイティブ、なんですね)。

ネイティブオーストラリア料理とは、その名のとおり、オーストラリアで古くから伝わる伝統料理。食材もオーストラリア原産の動植物をつかうことが一般的のようです。カンガルーやエミューなど…。

対するモダンオーストラリア料理とは、オーストラリアの食材や伝統的な調理法をいかしつつ、他文化料理の調理法を積極的にとりいれ、現代人の嗜好に寄りそうよう進化した料理なんだそうです。あまりルールにしばられないのが特徴で、非常に独創的なメニューが多いらしい…。

アイアンバークさんは多くの食材をオーストラリアから取り寄せているとのことで、オージーワインとのマリアージュにも期待が高まります。

ワイン選び

今回は、友人女子二人と計3人の女子会BYO。なので、ひとりずつ泡、白、赤と担当をきめ、各自オーストラリアワインを持ち寄ることに。

わたしの担当は、泡。
オーストラリアのスパークリングワイン、実は飲んだことがなかったんです。調べると、けっこう気になる泡がたくさんある。びっくりしたのは、シラーズのスパークリング!シラーズといえばフルボディの赤ワイン品種。それをスパークリングにするなんて、気になります。

とっても迷ったのですが、(赤ワインはシラーズをチョイスする可能性が高いから、シラーズかぶりするのもなんか違う気がする…)と思い、今回はあきらめました。でも、いつか絶対リベンジしたい…!夏のバーベキューに持参したら、センス光りまくるんじゃないかともくろみ中です。

さて、最終的に持ち寄ったワインはこちら!
※なんと当日、白担当の友人が来られなくなってしまいました。結果スパークリングと赤ワイン、2本でのBYOに。う〜ん、残念…。

泡:ジェイコブス・クリーク シャルドネ&ピノ・ノワール

ジェイコブス・クリークといえば、オーストラリア最大の生産量をほこるワイナリー。わたしも、炭酸のはいっていないワイン(スティルワイン)は飲んだことがあります。味わいはお墨付き。

シャルドネとピノ・ノワールのブレンドである点も高ポイント。ピノ・ノワールのスパークリングに特有のパンのような、独特な風味が大好きなんです…。シャルドネだけで造られる子もいいんですけど、ピノ・ノワールがブレンドされている方がテンションあがる派。

お値段は、だいぶリーズナブル(だいたい、1本1,500円くらい)。普段から家にストックしておきたくなるお手頃感です。

赤:スリー・リングス シラーズ 2016

友人チョイスの、シラーズの赤。
ちょっとみなさん、このラベル、可愛すぎませんか…!?

品のよさそうなジェントルマンが3つの輪っかをかかげて「IT’S MAGIC」って言ってる。完全に心を撃ち抜かれました。このおじさんを印刷したTシャツが着たい…。

「スリー・リングス」には2つの意味があるのだそう。ひとつは「オーストラリアで有名な3人のワイン関係者がチームを結成して最高のワインを生み出している」という意味。もうひとつは「ワイナリーオーナーと生産者、お客様という3つのリングが連なることで初めて一つの喜びが完成する」という意味。オシャレです。

これを選んだ友人のセンスに脱帽。飲む前から、すでにもうこのワインのファンです。お値段は3,000円ほど。いいワインですね、贈り物にもよさそう。

いざ、BYO!

お待ちかね、BYOの時間です。欠席になってしまった友人のかわりに、ピンチヒッターとしてうちの夫を招集しました。持つべきはワイン好きの配偶者(笑)

それでは、お料理のお写真をまじえつつ、当日の様子をダイジェストでお届けします。

銀座の中心街を見下ろしながら乾杯!

ジェイコブス・クリークのスパークリングワイン、スッキリ辛口で、食前酒にちょうどよし!思った通り、ピノ・ノワールならではの風味が、柔らかい印象をかもしだしていました。

オーダーしたのはプリフィックス・ディナー

「プリフィックス」とは、いくつかの選択肢から好みのものをチョイスして、自分の好きなコース料理を味わえる!という形式のことです。今回のプランでは、前菜とメイン、デザートをメニューの中から一つずつ選んでオーダーします。

アミューズ:マッシュルームのムース、クルミ添え

これは全員おなじものをいただきます。きのこの風味が豊か。加えて、クルミがスパークリングにとてもよくあいます。アミューズらしいアミューズです。

ちなみに、使っているオリーブオイルもオーストラリア産なんですって。それを聞くと、なんだかより一層、ジェイコブス・クリークと相性よく感じる不思議…。錯覚と言われようが、こんな美味しい錯覚ならウェルカムよ。

前菜:タスマニア産オーシャントラウトの低温コンフィ

オーシャントラウトは「サーモントラウト」とも言われる食材。スーパーでも見かけますよね。これももちろん、オーストラリア産。

低温コンフィなので、レア気味のお魚料理。クリーミーなソースとあわせていただきます。スパークリングにあうはず、と思って選びました。クリームソースにはやっぱりスパークリングでしょう(バッチリ、あいました)。

前菜を食べ終わったタイミングで、赤ワインをサーブしてもらいます。

スリー・リングスのシラーズ、とっても濃厚です。シラーズ特有の血液のような香り、たまりません。甘みも豊か。新世界、南半球の濃厚赤ワインー!って感じ。これで3,000円は安い。

メイン:南オーストラリア産 牧草牛のリブアイ(赤ワインソース)

牛肉×赤ワインソースに、シラーズの赤ワインが合わないわけがない!写真奥にたたずむスリー・リンh4グスのおじさんも、なんだかガッツポーツをしているように見えます。柔らかく、とっても美味しかったです。

しかーし、このスリー・リングス、ベストマッチする料理はラム肉なのだとか…。なんだよう、先に言ってよう…。友人はちゃんと「オーストラリア産ラムもも肉のポトフ風」をたのんでいました。ぬかりない。

おかわりオーダー:おつまみ盛り合わせ

こちらはコースとは別にオーダーし。赤ワインを最後まで楽しみきりたくて。

ハムやサラミ、ピクルスなど、様々な食材とのペアリングを試せて、楽しい一皿。メインとデザートの間に、こういうちょこちょこおつまみ系をいただくのも、よいものです。

デザート:ヴァニラのクレームブリュレ

濃厚な赤ワインをたのしんだ後は、スウィーツでしめます。そえてあるのは、オーストラリア産「グラニースミス」という種類の、リンゴのシャーベット。これが、香りが濃くて美味しかった〜。よいお口直しです。

お料理はこれにてフィニッシュ。ごちそうさまでした。

BYOの感想

もともとワインを3本持ち込もうとしていましたが、結論、3人で2本が適量でした。お料理と一緒にゆっくりワインを楽しむのなら、これくらいで十分。

「国しばりBYO」をしてみましたが、国しばりにすると、ワイン選びの段階にレクリエーション要素が加わるなと感じました。その国特有の品種やメーカーを調べる楽しみが増えるんです。今回はオーストラリアでしたが、南アフリカしばりなんてのも、おもしろそう。国のチョイスは、新世界がオススメです。

ワインと料理のマリアージュですが、予想どおりバッチリ。ただ…正直、別の国のワインでもあうと思う(汗)。その微妙な違いを感じとるには、まだまだ修行が足りないということでしょうか。

ひとつ言えることは、シチュエーションは最大の調味料だということ…。「オーストラリア料理にオーストラリアしばりのワインをあわせていただいている」というシチュエーションが、ワインと料理のマリアージュをより一層完成したものに導いてくれました。いいんです、これでいいんです。

最後に…

もう一回いわせてください…スリー・リングスのおじさんをプリントしたTシャツが欲しい…!

お気に入りのワインラベルをTシャツにプリントできるサービスがあったら面白いな〜って思った。著作権などなど、ハードルがありそうだけど。とりあえず、スリー・リングスのワインは自宅にストック決定です。今回も素敵なワインと出会うことができて、幸せ。

お店の情報

Ironbark Grill & Bar(アイアンバーク グリルアンドバー)

〈東京メトロ 銀座駅 徒歩2分 GINZA SIX 6階〉
素材にこだわり、オーストラリア料理のトレンドをふんだんに取り入れた料理の数々を最先端・銀座のラグジュアリーな空間でご提供いたします。

  • 東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 6F
  • お電話:050‐1709‐2206

店舗ページはこちら

 


吉田すだち ワインを愛するイラストレーター

都内在住の、ワインを愛するイラストレーター。日本ソムリエ協会認定 ワインエキスパート。ワインが主役のイラストをSNSで発信中!趣味は都内の美味しいワイン&料理の探索(オススメワイン、レストラン情報募集中)。2匹の愛する猫たちに囲まれながら、猫アレルギーが発覚!?鼻づまりと格闘しつつ、美味しいワインに舌鼓を打つ毎日をおくっている。
【HP】https://yoshidasudachi.com/
【instagram】https://www.instagram.com/yoshidasudachi/

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