2020年02月03日(月)

深川ワイナリーでおすすめマリアージュを聞いてみた!「ソムリエールは知っている」Vol.12

ワインショップやレストランで、私たちのワイン選びをサポートしてくれる、華麗なソムリエールたち。
彼女たちはどのようにしてワインに惹かれ、なぜソムリエールになったのか?そして、ソムリエールである彼女たちならではの「秘密のマリアージュ」や、ワインBYOに対する彼女たちの思いとは…
このコラムは、普段はなかなか見ることのできないソムリエールの素顔とその心の内に迫る、突撃インタビュー企画である。

東京にある小さなワイナリー

皆さんは、東京にワイナリーがあるのをご存知だろうか?歴史的なエッセンスも数多い下町「門前仲町」の駅から徒歩すぐの場所に「深川ワイナリー」は存在する。2016年にできたばかりのマイクロワイナリーだが、一人の醸造家の熱い思いで作られるそのワインの魅力に惹かれ、多くの人が訪れる人気スポットだ。そこにはレストラン「ワインマンズ」も併設されている。

今回はこの深川ワイナリー で働くソムリエール”伊禮(イレイ)さん”にお話を伺った。

ソムリエールになったきっかけは?

 ソムリエール 伊禮さん

「実は私、深川ワイナリーに来てまだ1年も経っていないんです。」と話し始めた伊禮さん。

19歳くらいから約10年ほど、イタリアンのホールスタッフとして働いてきたご経験をお持ちの彼女。最初は若さを売りに接客をしていたのだが、キャリアを重ねると共にそれではダメだと考え、24歳の時にソムリエ資格を取得。

資格取得後は、ワインのオススメに対して自信が持てるようになり、お客様からの信頼も厚くなっていったそう。

出産後、子育てしながらもワインに携わりたいという思いから深川ワイナリーへの転職を決断。本社勤務で営業というポジションであれば帰宅時間も早く、子どもとの時間も取れる、という判断だったそう。現在ではワイン講座も開催するなど、益々そのご活躍の幅を広げられている彼女は、働くママの素敵な笑顔でインタビューに応えてくれた。

深川ワイナリーのワインとのマリアージュ

今回も本企画恒例の「ソムリエールだけが知っている秘密のマリアージュ」について聞いてみた。本シリーズ初の単独ワイナリーでのインタビューということもあり、何が飛び出すのかワクワクしながら拝聴することに。


香りの強いハム × 山梨ピオーネスパークリング

まず最初に紹介してくれたのは「山梨ピオーネスパークリングローズマリーを練り込んだハム」の組み合わせ。

山梨県甲州市勝沼町の矢野貴士さんが丹精込めて栽培したピオーネを、オレンジワインとして醸し発酵を行い、瓶内二次発酵のスパークリングワインに仕上げたこのワイン。ぶどう本来の香りと無ろ過ならではの旨味、独特の色合いが特徴的。ローズマリーを練りこんだハムなど、味付けの濃いお料理にぴったり。

ちなみにこのピオーネ、開栓がとても大変です。なぜなら瓶内の酵母の元気が良すぎて、どんどん泡が吹きこぼれて来るので、開けるときは結構苦労します(笑。


スチューベン × ゴルゴンゾーラチーズ

続いて紹介してくれたのは、「スチューベンのブラン・ド・ノワール煮りんごとゴルゴンゾーラ」のマリアージュ。

黒ブドウあるスチューベンを、皮をとって白ワインのように醸造し「ブラン・ド・ノワール」にした珍しいタイプのこのワイン。洋梨やりんごの香りがするため、特に煮込んだりんごにゴルゴンゾーラチーズを添えて合わせると最高だそう。家庭では「ピザを焼いて」とまではなかなか難しいので、お手軽にできるマリアージュということでのノミネートでした。


マスカットベーリーA × トマト入りすき焼き

最後に紹介してくれたのは赤ワイン。「マスカットベーリーAすき焼きトマト入り」の組み合わせ。えっ、すき焼きにトマト?さてその心は? 

マスカットベーリーAの華やかな香りがするこのワインは、キリっとドライ辛口。そこにすき焼きの甘い感じとトマトの酸味が合わさり、素晴らしいマリアージュが生まれるそう。また、マスカットベーリーA特有の出汁っぽい旨味も、すき焼きの美味しさを一層ひきたててくれます。和食とマスカットベーリーAという、鉄板の合わせ技でした!

ワインBYOについて思うこと

最後に、Winomyが提案している「ワインBYO」について、プロの視点でのご意見をお伺いしてみた。「飲食店にワインを持ち込む」というアクションに対して、彼女たちは一体何を語ってくれるのだろうか…

深川ワイナリー併設のレストランでは、ワイン持ち込みはOKだそう(抜栓料¥3,000/本)。シェフのお料理がバラエティに富んでいるので、それに合わせて新しいワインなどを持ってきてもらい楽しんでほしいと伊禮さん。ワインBYOによって普段自分では選ばないワインとの出会いがあり、新たな発見ができるのも魅力だと語ってくれた。

ちなみに、きたる2/16-17に、伊禮さんのワイン講座が開催される。ご興味のある方は公式ホームページから参加申し込みできます。

編集後記

実はこの訪問の前日は、Winomyイベントにて深川ワイナリーさんのメーカーズディナーを開催していた。その直後とあって、私もそのお味をよく知っている中でのインタビューとなった。醸造家の上野氏の思いを代弁するかのように、自社ワインのことを愛情たっぷりに語る伊禮さんは、素敵なソムリエールママさんでした!

今回ご紹介した深川ワイナリーについてはこちら。なお、本コラムでご紹介している商品の現在の在庫の有無については、お店までお問い合わせください。


Winomy編集部  NORIZO

ワインライフナビゲーター™️。日本ソムリエ協会認定 ワインエキスパート。ワイン検定ブロンズ&シルバークラス認定講師。FLAネットワーク協会認定 食生活アドバイザー。
世界中のワインやグルメを味わってきた知見を生かし、ワインのある毎日の楽しさを伝えるセミナーの講師や、
ワインと食のマリアージュにフォーカスしたコラム執筆などを行う。時に世界のワインピープルとの対談記事もお届け。「ワインになりたい」と思うほどのワイン馬鹿です!

ソムリエールは知っている 過去の記事もチェック♪

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