2020年01月29日(水)

もうすぐ節分!ワインにあう恵方巻きレシピ すだちマリアージュ研究室 vol.2

こんにちは、吉田すだちです!

この前、とっっってもかわいいラベルのワインをゲットしました。まずは見てください。

どうですか!かわいいでしょう!ネズミの紳士がタキシードを着て、頭にブドウをのっけて、虹をバックに見つめてくる…。よくみると、ひと粒、もぎって握ってる…。

こちら「Over the Rainbow」という、オーストラリアのシャルドネです。日本語でいうと「虹の彼方に」。このワインには、2人の日本人がかかわっています。

1人めは、ニュージーランドでワイナリー経営をしている醸造家の木村滋久(きむらしげひさ)さん。昨年、木村さんはオーストラリアですごし、Over the Rainbowの醸造にたずさわったのだとか。2人めは、絵本作家の谷口智則(たにぐちとものり)さん。ネズミ紳士の生みの親です。

ニュージーランドじこみの醸造技術と、日本人絵本作家の味わい深いイラストと、ワインを育んだオーストラリアの大地。「Over the Rainbow」という名前には、これら3カ国をつなぐ虹の架け橋という意味がこめられているそうです。ロマンチック。

なんといっても、今年はネズミどし!ついついネズミパッケージのワインに目がいきがちですが、中でもわたしのハートにズキュンとヒットしたのが、このワインというわけ。このラベルもまた、Tシャツにしたい。

さて、日本人が異国の地で手塩にかけて生みだしたこのワイン、せっかくなのでちゃんと楽しみたいところ。今回は、季節モノの恵方巻きをテーマに、Over the Rainbowのマリアージュ研究をしてみたいと思います。

十二支のトップバッター、ネズミ紳士に敬意を評しつつ、レッツスタート!

ワインの味わい

まずはかんじんの、ワインについて。
新世界のシャルドネらしく、果実味がゆたか!香りは、モモやメロンなどの甘いニュアンスが強め。樽熟成をしていないので、フルーツのフレッシュさが際立っています。

味わいは、とてもまろやかでライト。酸味はそんなに主張しません。アルコール度数は12.5%と、やや低め。すいすい飲めます。ほんのり、日本酒のような吟醸香を感じます。大和魂がこめられている所以でしょうか。なんだか和食にあいそうな予感。

用意した食材

さて、ワインの味わいに合いそうな食材を想像しつつ、オリジナル恵方巻きの材料を用意。

・干し椎茸
・マスカルポーネチーズ
・新生姜
・キュウリ
・アボカド
・大葉
・ハム
・たらこ
・カニカマ
・干ぴょう
・サーモン

味付けは、しょうゆとマヨネーズ。薬味にゴマ。

あと、変わり種としてこんなのも…。形状的にも、恵方巻きにぴったりでしょう。

すだちの恵方巻きマリアージュレシピ

では、さっそくレシピの発表です。

マリアージュ レシピ1 ★★★★☆

材料:干ぴょう、大葉、しいたけ、キュウリ、新生姜、カニカマ、お好みでゴマを少々
味付け:しょうゆ

<ポイント>
恵方巻きの王道(スーパーなどで売られているやつ)に近いかも。しかし、ポイントは大葉と新生姜です…!

まず、大葉の香りによって、シャルドネがソーヴィニヨン・ブランのようになるという発見…!大葉が、ソーヴィニヨン・ブランの青臭さを演出してくれて、おもしろい。樽熟成していないからこそ、大葉の香りをふところ深く包みこみ、うまく融合したんだと思う。

次に新生姜。よく、生姜は「料理とワインの架け橋」なんていいますが、ここでも、ちゃんといい仕事しています。味わい全体をピリっとしめつつ、他の食材とワインとの距離をぐっと近づけてくれました。まさに、虹の架け橋(Over the Rainbowのコンセプトにもマッチ)。コリコリした歯ごたえもよき。

干ぴょうは甘さ要員、しいたけは旨み要員、キュウリは歯ごたえ要員。そこに、白ワインと言えば!な磯の香り、カニカマをプラスして完成です。

ワインにただよう吟醸香としょうゆの相性も、バッチリでした。

マリアージュ レシピ2 ★★★★★

材料:マスカルポーネチーズ、サーモン、たらこ、アボカド、じゃがりこ、お好みでゴマを少々
味付け:マヨネーズ

<ポイント>
恵方巻きとしては邪道だけれど、これ、マリアージュレシピとしては最強です。

全体のイメージは、カリフォルニアロールかな。サーモン、たらこ、アボカドにマヨネーズ…この組み合わせは裏切らない。少しカルパッチョ感があり、ワインがぐいぐい進みます。

いいエッセンスを添えてくれたのは、マスカルポーネチーズ。クリーミーな味わいが、ワインのまろやかさによくあう!マスカルポーネはたっぷりいれましょう。

そして意外と、じゃがりこ(サラダ味)がとてもいい!恵方巻きにじゃがりこを入れるのは、ちょっとした発明なのではないかしらん。食感のおもしろみが何倍にも増し増しで、ぜひ試してほしい組み合わせです。他の食材との味わいのハーモニーもナイスです。

回転寿司ではサラダ巻きをチョイスするなど、マヨネーズで食べるお寿司がけっこう好きなわたくしですが、これが白ワインにあうということも知りました。この食べ方、やみつきになるやつ。

結論

さて、ふたつのマリアージュレシピを考案しての結論…

Over the Rainbowは、酢めしによく合う!

今回の食材でいちばんワインにマッチしたのは、酢めしだ!というのがわたしの正直な感想(元も子もない)。

これつまり、このワインはお寿司にもってこいということではないでしょうか。2人の日本人の熱い想いは、ワインと日本の国民食、お寿司との相性をつなぐ、虹の架け橋になったのかもしれない…!

今回はもうすぐ節分!ということで、オリジナル恵方巻きレシピを模索してみましたが、もしかすると美味しいお寿司屋さんに持ちこんで飲んだら、より楽しめるのではないか。そんな気がしてなりません。

くしくも、お寿司BYOにピッタリのワインを発見してしまった…のか。

最後に…

ネズミのワインラベルは2020年の縁起物。

オリンピックイヤーの今年、海外からくるお客さまに、Over the Rainbowのエピソードをお話しながら、お寿司とともにふるまう…なんておもてなしも、素敵ですね。まず、海外にお友達をつくるところからはじめなければ…(汗)

 


吉田すだち ワインを愛するイラストレーター

都内在住の、ワインを愛するイラストレーター。日本ソムリエ協会認定 ワインエキスパート。ワインが主役のイラストをSNSで発信中!趣味は都内の美味しいワイン&料理の探索(オススメワイン、レストラン情報募集中)。2匹の愛する猫たちに囲まれながら、猫アレルギーが発覚!?鼻づまりと格闘しつつ、美味しいワインに舌鼓を打つ毎日をおくっている。
【HP】https://yoshidasudachi.com/
【instagram】https://www.instagram.com/yoshidasudachi/

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