2020年03月03日(火)

ワインショップ・エノテカ 丸の内店で聞いてみた「ソムリエールは知っている」Vol.15

ワインショップやレストランで、私たちのワイン選びをサポートしてくれる、華麗なソムリエールたち。
彼女たちはどのようにしてワインに惹かれ、なぜソムリエールになったのか?そして、ソムリエールである彼女たちならではの「秘密のマリアージュ」や、ワインBYOに対する彼女たちの思いとは…
このコラムは、普段はなかなか見ることのできないソムリエールの素顔とその心の内に迫る、突撃インタビュー企画である。

ビジネスの街 丸の内

丸の内といえば、東京のビジネスの中心街のイメージだろうか。ファッションブランドが立ち並ぶ仲通りのライトアップはとても美しく、今ではすっかり週末のデートスポットだ。

その通り沿いにワインショップ・エノテカ 丸の内店はある。ビジネス街ならではの、贈答目的購入だとおぼしきお客様の往来が続く。今回はそこで働くソムリエール”金澤さん”にお話を伺った。

人生を変えたニュージーランドワインとの出会い

ソムリエール 金澤さん

金澤さんは、卒業後お酒の卸の会社に入社。その当時はあまりワインが好きじゃなかったという彼女だが、あえてワインの部門で勤務するというチャレンジをしていた。その経験の中で、ある時に飲んだニュージーランドのリースリングに衝撃を受けたそう。それを機にワインに一気に興味が湧いて、ワイン専門店で働きたいと思い、エノテカへ転職。そんな経歴の持ち主だ。

その後、さらに転職経て、なんとワーキングホリデーでニュージラーンドに1年間旅立たれたそう(驚。「ワインが好きになった原点に戻る」という熱い想いで現地へ飛ぶ行動力には脱帽です!

ニュージーランドでは無給でワインショップを手伝ったり、ブドウの収穫体験をしたり、どっぷりワイン漬けの日々だったと語る彼女。ワイン愛が熱すぎっ(笑。帰国後、再びエノテカに戻ったという壮大なエピソードを持つ金澤さんです。

金澤さんオススメの3つのマリアージュ

今回も本企画恒例の「ソムリエールだけが知っている秘密のマリアージュ」について聞いてみた。


イノシシ肉のラグーソースのパスタ × バルベーラ

まず最初に紹介してくれたのは「イノシシ肉のラグーソースパスタバルベラ」の組み合わせ。

一般的にイタリアのバルベラ(バルベーラ)はそこまで高級ではないワインなのだが、「最高級のバルベラ」と呼べるジャコモ・コンテルノのバルベラと出会った時、彼女のバルベラに対するイメージが劇的に変わったそう。

イノシシ肉は独特の野性的な風味がある。バルベラのボリュームがありながらも綺麗な酸で肉の臭みを飛ばし、ドライフラワーやハーブの感じも相乗効果となり、最高のマリアージュに。もう形容詞がプロすぎます!

ちなみに、その金澤さんお気に入りにバルべラが今月からエノテカで販売開始となったというではないか!本日のインタビューのタイミングにご縁を感じました。

外飲み向けオススメマリアージュ


SILENIのソービニョン・ブランのスパークリング × クスクスのサラダ

「外飲み?」と聞き返してしまった、新鮮なキーワードで話し始めた彼女。なんでもお天気の良い日にピクニック気分でワインを飲むのがお好きだそう。お供にはリーデルの「O TO GO」という携帯用グラス。

オススメはニュージーランド「SILENI」ソーヴィニヨンブランのスパークリング。なんとこのワインには「再栓可能」という機能が!お出かけにはぴったりの1本。

合わせる料理は、金澤さんのお好きな「クスクスのサラダ」。

味付けは、オリーブオイルにその時に棚にあるビネガー。柑橘の風味で相性度をアップさせるため、隠し味にマーマレードを。仕上げのプレーンヨーグルトと塩胡椒で出来上がり!ソーヴィニョンブランの柑橘系のアロマと、ヨーグルトの酸が相まって心地よいマリアージュに。すごい味覚センスっ!


ロゼ × そら豆

最後に教えてくれたのは南フランス・ミネルボアのロスタルカーズの「ロゼ」。この白ワインの延長線ようなロゼは、軽やかながらバラのような香りがする。それに合わせるのは「茹でそら豆」だそう。

仕上げにペコリーノチーズをかけることによって素材の旨味を引き出し、「そら豆の青さ」と「ロゼのミネラル感」が爽やかで開放的なハーモニーを醸し出す。ミネラルから来るソルティーな味わいと、ペコリーノの塩味を合わせるマリアージュが完成。表現が繊細すぎて感動です!

このグラスは、今回のコラムで金澤さんが紹介してくれた「O TO GO」。

エノテカ丸の内店はリーデルのコラボ店舗であるため、グラスもたくさん選ぶことができます。ワインだけでなく、適したグラスを見つけるのも楽しみのひとつ。

ワインBYOについて思うこと

最後に、Winomyが提案している「ワインBYO」について、プロの視点でのご意見をお伺いしてみた。「飲食店にワインを持ち込む」というアクションに対して、彼女たちは一体何を語ってくれるのだろうか…

ニュージーランドにいたご経験のある金澤さん。BYOはむしろ当たり前の感覚で身近だそう。日本はなんでこんなに持ち込めないのか?と、常に感じている彼女。個人的にもBYOができるお店を探さして楽しんでいらっしゃるそう。

エノテカ丸の内店はラウンジが併設されているため、ショップで購入したボトルをラウンジに持ち込んで飲める。そのBYOの流れは特にオススメ!と、WinomyのBYOを盛り上げる姿勢にもしっかりと賛同してくれました。

編集後記

今回ご登場いただいた金澤さんは、ワーキングホリデーしてまでワインと向き合われてきた生粋のワイン好き。これまでたくさんのソムリエールさんとお話してきた私も、とても刺激を受ける楽しい話題が満載でした。

個人的に大好きな街のひとつである丸の内。ビジネスパーソンが闊歩するこの街で、ワイングラスを傾けながら日本経済を考える、なーんてかたいことは言わず、ラウンジスペースで美味しいロデレールに身をゆだね今宵もワインな夜は更けていくのでありました。

今回ご紹介したワインショップ・エノテカ 丸の内店についてはこちら。本コラムでご紹介している商品の現在の在庫の有無については、お店までお問い合わせください。

 


Winomy編集部  NORIZO

ワインライフナビゲーター™️。日本ソムリエ協会認定 ワインエキスパート。ワイン検定ブロンズ&シルバークラス認定講師。FLAネットワーク協会認定 食生活アドバイザー。世界中のワインやグルメを味わってきた知見を生かし、ワインのある毎日の楽しさを伝えるセミナーの講師や、ワインと食のマリアージュにフォーカスしたコラム執筆などを行う。時に世界のワインピープルとの対談記事もお届け。最近は「メンズワイン」を盛り上げる活動も積極展開中。「ワインになりたい」と思うほどワインを愛してやまない葡萄酒馬鹿です!

“エノテカ”のソムリエールは知っている 過去の記事もチェック♪

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