2020年03月23日(月)

神保町のビストロ「ガーブピンティーノ」で聞いてみた!「ソムリエールは知っている」Vol.16

ワインショップやレストランで、私たちのワイン選びをサポートしてくれる、華麗なソムリエールたち。
彼女たちはどのようにしてワインに惹かれ、なぜソムリエールになったのか?そして、ソムリエールである彼女たちならではの「秘密のマリアージュ」や、ワインBYOに対する彼女たちの思いとは…
このコラムは、普段はなかなか見ることのできないソムリエールの素顔とその心の内に迫る、突撃インタビュー企画である。

神保町にある、素敵なフレンチレストラン

神保町といえば、ビジネス街のイメージが強いエリアだ。そこにそびえ立つビル「テラススクエア」の2Fに、GARB pintino(ガーブピンティーノ)はある。

今回は、Winomy掲載店でもワインBYO利用で人気このお店のソムリエール、 “下境(しもさかい)さん” に登場いただいた。

ソムリエールになったきっかけは?

ソムリエール 下境さん

ファッションアパレルの販売スタッフからそのキャリアをスタートしたという下境さん。なにがどうなってソムリエールになったのだろうか?

「わたし、マンガが大好きなんです!なので “神の雫” にハマってしまい、そこからワインに興味を持つようになりました!」という笑顔で話す彼女。ワイン好きになるあるあるを地でいくストーリーが微笑ましい。

その時ダイニングバーでのアルバイトも並行してたご縁もあり、飲食業界への転職を決意。その流れでエノテカへ入社され、その間にソムリエ試験を受験。

勉強するのはそんなに苦じゃなかった彼女は一次試験はすんなり合格。しかし、漫画だけの知識と経験不足で、二次試験テイスティングは不合格。その後しっかり試飲経験を積んで、翌年晴れて合格しました。

そこからしばらくして、飲食グループ会社の広報担当を経て、最終的には店舗の現場に戻りたいという思いから、今のガーブピンティーノのソムリエールへ就任。いやはや、なかなかアクティブなキャリアに、私も感動でした!

下境さんのマリアージュは、濃厚重かった!

本企画恒例の「ソムリエールだけが知っている秘密のマリアージュ」。レストランのソムリエールさんへのインタビューということもあり、何が飛び出すのかワクワクしながら拝聴することに。

吉田牧場のカマンベールチーズとURLARのリースリング

まず最初に紹介してくれたのは「吉田牧場のカマンベールチーズ甘口ノーブルリースリング」の組み合わせ。リースリングはニュージーランドのURLAR(アーラー)の一本。

チーズのクリーミーな味わいと、リースリングの蜂蜜のような甘さが、仕事終わりの疲れた体に滲み入るそう。王道感がありながらも、イメージしやすいマリアージュは、なんとお店でも提供されているそう。(写真はその場でセットしていただきました)

オマールエビ入りカレーとスペインのメンシア

続いてお話ししてくれたのは、お店のメニューから『オマールエビ入りカレーライススペインのメンシア』のマリアージュ。

メンシアとはブドウ品種のこと。「スペインのピノ・ノワール」とも形容されるこのワインは、輝きを帯びたガーネット色をしていて、爽やかで華麗な酸味を備えた、タンニンのしっかりした味わいなのに軽い印象もあります。カベルネ・フランとメルローの両方の特徴を持つ、などとも言われたりする、私もとても好きな品種のひとつです。

ココナッツミルク風味の辛みを抑えたコクのあるカレーに対して、メンシアの古樹独特の奥深いコクが完璧なマリアージュを奏でるそう。聞いているだけで、美味しいこと間違い無しの組み合わせだ。

ちなみにこのカレーは本来コースの締めに登場するのだが、裏メニュー的に単品でオーダーされる常連のお客様もいるという人気の一皿。「カレーの街・神保町」ならではのメニューは、松城シェフのこだわりを感じた。


牡蠣の香草焼き × スペインのシャルドネ

最後にもう一つオススメマリアージュを聞いてみた。

「わたし、牡蠣が大好きなんです」と紹介してくれたのは、「カキの香草パン粉焼きスペインのシャルドネ」のマリアージュ。

焼いた牡蠣のバター感と、シャルドネの濃厚な樽感が、王道ではありながらもやはり最高のマリアージュを感じる、と話す下境さん。「コクとコクを合わせる」彼女のマリアージュは濃厚で重かった(笑。王道最強説には私も大共感です。

ワインBYOについて思うこと

最後に、Winomyが提案している「ワインBYO」について、プロの視点でのご意見をお伺いしてみた。「飲食店にワインを持ち込む」というアクションに対して、彼女たちは一体何を語ってくれるのだろうか…

すでにWinomyサイトにご掲載頂き、ワインBYO促進に協力して頂いている「ガーブピンティーノ」さん。土日に至っては「持ち込み料は無料(コースのみ)」という、ワインラヴァーにはとても嬉しいレストランだ。ワインBYOについては、下境さんも大賛成という嬉しいお言葉をいただいた。

今回ご紹介したカーブピンティーノについてはこちら。なお、本コラムでご紹介しているメニューの詳しい内容などは、お店にご確認ください。

編集後記

ガープピンディーノは私にとっては非常に縁があるレストランなのです。私がWinomyの存在を知り、サイトを通じて初めて予約したのが実はこのお店。
そこに今ではWinomy編集部としてお伺いするというなんとも数奇な出会いに、まさに「ワインがつなぐ人のご縁」を感じました!
ソムリエール下境さんはもちろん、シェフの松城さんのお料理もお人柄も素敵なこのお店で、ぜひ素晴らしいワインBYOをご体験をしてみてください!

 


Winomy編集部  NORIZO

ワインライフナビゲーター™️。日本ソムリエ協会認定 ワインエキスパート。ワイン検定ブロンズ&シルバークラス認定講師。FLAネットワーク協会認定 食生活アドバイザー。世界中のワインやグルメを味わってきた知見を生かし、ワインのある毎日の楽しさを伝えるセミナーの講師や、ワインと食のマリアージュにフォーカスしたコラム執筆などを行う。時に世界のワインピープルとの対談記事もお届け。最近は「メンズワイン」を盛り上げる活動も積極展開中。「ワインになりたい」と思うほどワインを愛してやまない葡萄酒馬鹿です!

ソムリエールは知っている 過去の記事もチェック♪

この記事をSNSでシェアする

最近の記事

山梨ワイン

コラム

2020年7月2日

ソムリエが教える!日本を代表する「山梨ワイン」の歴史や特徴

コラム

2020年7月1日

日本ワイン「グランポレール」をWinomyおすすめ六本木のイタリアンに持ち込んでBYOしてみた!~日本ワインBYOレポート~

テーブルの上に置かれたスパークリングワイン

コラム

2020年7月1日

ワイノミ厳選!おすすめスパークリングワイン10選【甘口・辛口】

グラスに白ワインを注ぐ様子

コラム

2020年7月1日

ワイノミ厳選!おすすめ白ワイン10選【甘口・辛口】

グラスに赤ワインを注ぐ様子

コラム

2020年7月1日

酸化防止剤って身体に悪い?正しく知ってワインを楽しもう

カテゴリー