2020年05月12日(火)

ワイン輸入会社「三国ワイン」で聞いてみた!「ソムリエールは知っている」Vol.19

ワインショップやレストランで、私たちのワイン選びをサポートしてくれる、華麗なソムリエールたち。
彼女たちはどのようにしてワインに惹かれ、なぜソムリエールになったのか?そして、ソムリエールである彼女たちならではの「秘密のマリアージュ」や、ワインBYOに対する彼女たちの思いとは…このコラムは、普段はなかなか見ることのできないソムリエールの素顔とその心の内に迫る、突撃インタビュー企画である。

“三国ワイン”ってどんな会社?

今回は、企業で活躍するソムリエールさんへのインタビュー第三弾。三国ワイン株式会社は、世界中からワインを輸入して販売をされている会社です。フランスの「ドルーアン」などは、皆様手に取られる機会も多いのではないでしょうか?

その三国ワインでマーケティング部のブランドマネージャーとして活躍する、ソムリエールの中山さんにお話を伺いました。昨今の外出自粛を鑑み、今回もオンラインインタビューでスタートです。

ソムリエールになったきっかけを教えてください!

三国ワインの前は、軽井沢の有名フレンチレストランでソムリエールとして勤務されていたそうです。軽井沢から東京のワイン輸入会社への転身はいかにして?彼女のソムリエールにとしてのストーリーをお伺いしました。

ソムリエール 中山さん

大学卒業後、静岡のカジュアルフレンチのホールスタッフとして働いていた中山さん。先輩スタッフの勧めもあり、ソムリエ資格を取得した方がよいと思い立ったのがきっかけだそうです。

まずはエキスパートを取得され、その後ソムリエを再受験するという熱の入れよう。前述の軽井沢のフレンチへの転職は、ソムリエ取得のため。その向上心には脱帽です。

そこから数年たって、さらにソムリエとしての知識と経験を深めるべく、ワイン輸入会社の三国ワインさんへ転職することを決意。ずっとワインに携っているキャリアの持ち主です。

中山さんのおすすめマリアージュ

フランス・ローヌのロゼワイン × 豚肉と白菜のミルフィーユ鍋

まずは、フランス・ローヌのロゼワイン × 豚肉と白菜のミルフィーユ鍋

中山さんが担当している「ポール・ジャブレのパラレル45」というロゼワイン。キレイな酸味とミネラル感が特徴の、エレガントでバランスに優れた1本です。

「豚肉と白菜のミルフィーユ鍋」は中山さんお手製。具材を並べてモッツァレラチーズをON!チーズが溶けるまで蓋をして弱火でコトコト煮ればできあがり。トマトの酸味と白菜の甘み、豚肉の旨味。いろいろな要素が混ざり合う味わいは、白ワインだと弱いし、赤ワインだと強すぎる。そこで相性バッチリなのが、このロゼなのだそうです。

チリのソーヴィニョン・ブラン × 具沢山のサラダ

続いては、チリのソーヴィニョン・ブラン × 具沢山のサラダ

チリのALIWEN(アリウェン)」のソーヴィニョン・ブラン。名前の由来は、古代マプチェ語で「神聖な木」を意味し、人類と宇宙との繋がりを象徴しています。

柑橘系の香りとハーブの風味があるこのワインは、ベビーリーフ、トマト、ピンクフレープフルーツに、サラダチキンなどを添えたボリュームたっぷりのサラダとの相性が抜群。暖かく天気のよい日に、よく冷やしてサラダと一緒に召し上がって欲しい、と中山さん。食べるシーンまで想像できる素敵なマリアージュです。

アメリカ・オレゴンのピノ・ノワール × ローストビーフ

ラストは、アメリカ・オレゴンのピノ・ノワール × ローストビーフ

フランスの「ドルーアン」がアメリカで手掛けるシリーズドメーヌ・ドルーアン / オレゴン・ピノ・ノワール。ドルーアンがアメリカでもワインを造っているなんて、とても興味深い一本です。

赤ワインとローストビーフといえば、まさに王道のマリアージュ!そこをおうちでできるローストビーフの美味しい食べ方にアレンジ。ポイントは赤ワインソースです。このソースは、ローストビーフを焼く時に出る肉汁に、赤ワイン、バター、顆粒コンソメ、ハチミツを少しを加え、トロトロになるまで煮詰めて作ります。さすが、フレンチレストラン経験者のアイデア!

ワインBYOについて思うこと

最後に、Winomyが提案している「ワインBYO」について、プロの視点でのご意見をお伺いしてみた。「飲食店にワインを持ち込む」というアクションに対して、彼女たちは一体何を語ってくれるのだろうか…

軽井沢のフレンチの勤務時代に、ワインを持ち込まれる方は多かったそう。特に少し高価なワインは、やはり家庭料理よりはレストランでのお食事と合わせたいとの需要が多いのだとか。その際、中山さんはソムリエールとしてベストな状態でお出ししたいとの思いから、事前にワインをお預かりして、セラーで保管し、最高な状態でサーブするよう心がけていたそうです。

特にオールドヴィンテージのワインは、お店へ事前にお持ち込みをしておいた方がベター、とアドバイスも。BYOユーザーとしては、頼れるソムリエールさんですね。

一方で、お店のドリンクメニューから必ず何かひとつオーダーするなど、お店への気遣いも忘れないでほしい、との思いも。BYOにもマナーが大事なんですね。

今回ご紹介したワインについては、三国ワインへお問い合わせください。

編集後記

これまでワインショップで働くソムリエールさんへのインタビューが多かったのですが、企業内で活躍されるソムリエールさんのお話もまた、違う視点での気づきがあって非常に興味深い話題が多いです。

Stay homeの中、ワイン消費でインポーターさんを応援しようという名目で、またネットでポチッとお気に入りワインを買っちゃうのでした!


Winomy編集部  NORIZO

ワインライフナビゲーター™️。日本ソムリエ協会認定 ワインエキスパート。ワイン検定ブロンズ&シルバークラス認定講師。FLAネットワーク協会認定 食生活アドバイザー。世界中のワインやグルメを味わってきた知見を生かし、ワインのある毎日の楽しさを伝えるセミナーの講師や、ワインと食のマリアージュにフォーカスしたコラム執筆などを行う。時に世界のワインピープルとの対談記事もお届け。最近は「メンズワイン」を盛り上げる活動も積極展開中。「ワインになりたい」と思うほどワインを愛してやまない葡萄酒馬鹿です!

ソムリエールは知っている 過去の記事もチェック♪

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