2020年08月31日

初心者でも失敗しないシャンパンの開け方。注ぎ方と目安量も解説

お祝いの席で飲むことが多いシャンパンですが、正しい開け方を知っていますか?コルクが遠くに飛んだり、泡が溢れ出したりすることなく、できるだけスマートに開けたいですよね。この記事では、初心者でも失敗しないシャンパンの開け方、グラスへの上手な注ぎ方をご紹介。もちろんシャンパン以外に、スパークリングワイン全般を開けるときにも使える方法です。この記事では実際にスパークリングワインを使って、動画と写真で詳しく解説します!

失敗しないシャンパンの開け方

シャンパンをスムーズに開ける方法を動画と、テキストで解説します。初めての方は少し緊張するかもしれませんが、ゆっくり落ち着いて開ければ大丈夫。事前に、用意するもの、手順、注意点を確認しておくと安心です。

用意するもの

ワインクーラーで冷やされているシャンパン

シャンパンを開ける際、特別用意するものはありません。ワインはコルクを抜くためにオープナーが必要ですが、シャンパンは手で開けることができます。ですが、開ける前後に必要なものがあるので、あらかじめ準備しておきましょう!

■トーションやハンカチ
レストランでサービスマン(ソムリエ)が持っている布をトーションと言います。熱いお皿を運ぶときや、ワインを注ぐ際にボトルの水滴を拭き取るために使いますが、万が一こぼれてしまったときにサッと拭くこともできます。自分でシャンパンを開けるときにも、ふきんやハンカチなどの拭くものがあると安心です。

■シャンパンクーラーと氷
シャンパンを開ける時は、事前によく冷やしておく必要があります。また、開けて注いだ後に保冷しておくためにも必要です。事前にシャンパンクーラー(ワインクーラー)を準備しておきましょう。

シャンパンを開ける手順

ワインクーラーで冷やしているシャンパン

1. 氷と水を入れたワインクーラーで、30分以上冷やしたシャンパンを用意します。

キャップシールを開ける

2. まず、キャップシールを剥がしてください。

ワイヤーをゆるめてトーションをかぶせる

3. ここからは、テーブルの上にボトルを置いたまま作業します。ワイヤーをねじってゆるめたら、トーションを被せてください。

被せたままコルクをひねる

4. トーションを被せた状態で、コルクを上に引き上げるように左右に動かします。片方の手は、ボトルをおさえておきましょう。

ひねりながらコルクを抜いたところ

5. 徐々にコルクが浮いてくる感覚があるので、最後はひねりながらゆっくりと抜きます。

コルクがあいたところ

6. これで、シャンパンが開きました。

吹き出さないようにするために

ワインクーラーでシャンパンを冷やしているところ

開けたときに泡が溢れ出してしまうのは避けたいところ 。そうならないために、3つのポイントを押さえておくと安心です。

事前によく冷やしておく

よく冷やしておくことで、泡が勢いよく吹き出すのを防げます。適温は6〜8℃くらいですが、甘口のシャンパンはもう少し低い温度が好ましいです。氷と水が入ったワインクーラーに、最低でも30分は冷やすといいでしょう。

できるだけ振動を与えない

開ける前に、できるだけシャンパンに振動を与えないようにするのがポイントです。シャンパンに限らず、炭酸飲料は液体に圧力をかけて二酸化炭素を溶かしています。振動を加えると、液体に溶けていた二酸化炭素が気体に戻ろうとし、勢いよく外に出ようとするんです。買ってきたばかりのシャンパンは、冷蔵庫でしばらく冷やして落ち着かせてください。

トーションで押さえながらコルクをゆっくりと動かして出す

コルクを無理やり引き抜こうとする人がいますが、想像以上に勢いよく飛び出すこともあるので危険です。コルクはトーションで押さえ、ゆっくりと動かしてゆるめながらガスを出していくのがポイント。

液面を斜めにする

コルクを抑え、もう片方に手でボトルの底をしっかり持ち、ボトルを斜めに傾けます。液面を斜めにすることで、泡の吹きこぼれ防止や、大きな音を抑えることができます。女性や手の小さい方など、底を持つのが難しい場合は、動画のように机に置いて開けてくださいね。泡が上がって来た場合は、ボトルを斜めに傾けて、泡が静まるのを待ちましょう。

安全に開けるために

勢いよくコルクが飛んで、「壁に穴が空いてしまった」「グラスを割ってしまった」、なんて話をよく聞きます。そうならないためにも、テーブルに置いてトーションを被せたまま、開けると安心です。そうすることで、コルクが飛んでいくのを防げますし、万が一泡がこぼれてしまってもすぐに拭き取ることができます。

シャンパンの注ぎ方

シャンパンをきれいに注ぐ方法を動画と、テキストで解説します。

シャンパンを注ぐ手順

シャンパングラスの口にボトルを近づける

1. ボトルを持って、グラスにボトルの口を近づけて注ぎます。水滴で滑りやすいので、トーションをもった片手で添えるようにして注ぐと安心です。

注いで泡が立っているところ

2. 注ぐと泡が立ってくるので、3回に分けて注ぎます。思っている以上にゆっくり注いでください。泡が上がってきたら、一度注ぐのをやめて待ちましょう。

泡が落ち着いてきたところ

3. 注いだ泡が落ち着いてきたら、2回目、3回目と注いでください。

注ぎ終わったところ

4. 最終的な量は、6分目くらいが目安です。最後にボトルを上げるとき、口からシャンパンが垂れないようにトーションを添えると丁寧です。

うまくシャンパンを注ぐためには

シャンパンの寄り写真

スマートに注ぐために、3つのポイントを押さえておくと安心です。

開けて少し待ってから注ぐ

シャンパンを開けてからすぐにグラスに注がず、ひと呼吸おいてボトル内の泡を落ち着かせると注ぎやすいです。

2〜3回に分けて少しずつ

一度にグラスを満たそうとせず、少しずつ注いでください。一気にグラスに注ぎ切ろうとせず、複数のグラスに少しずつ順番に入れて、また少しずつ順番に足して、と繰り返すと量も均等に入れることができます。

2杯目以降は水滴を拭き取って

シャンパンクーラーから出したとき、ボトルの側面と底の水滴を拭き取ってからグラスに注ぐようにしましょう。水滴が机や料理に垂れるのを防ぐことができます。

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スマートにシャンパンを開けて楽しい食事を!

慣れないうちは恐る恐るかもしれませんが、ゆっくり落ち着いて開ければ大丈夫!何度か繰り返していくと、きっと上手に開けられるようになります♪ お祝いごとやパーティーによく用いられるシャンパンやスパークリングワイン。安全にスマートに開けて、楽しい時間を過ごしてくださいね。

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