2020年07月01日(水)

日本ワイン「グランポレール」をWinomyおすすめ六本木のイタリアンに持ち込んでBYOしてみた!~日本ワインBYOレポート~

私ごとですが、むかし恵比寿で働いていました。恵比寿といえば、サッポロビールが本社を構える街。仕事終わり、JR恵比寿駅のホームで「タンタタン♪ タタ〜タタン♪」というヱビスビールのテーマ曲を耳にする度、心が弾んだのを思い出します。“ビール坂”の名前で親しまれる通りを歩くと、ビールジョッキがデザインされた可愛らしい街灯に照らされてなんとも陽気な気分に。今でも恵比寿におもむくと、無性にサッポロビール、特にヱビスビールが飲みたくなります。

そんなサッポロビールが手がける、日本ワインの有名なブランドがあります。その名も「グランポレール」。金色に輝く“星マーク”があしらわれたワインラベルを目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

先日、このグランポレールを持ち込んでBYOを楽しんできました。しばらく外食を自粛していましたが、ようやく解禁です。お店はWinomyおすすめレストランからチョイス!グランポレールを心ゆくまで楽しみきるのにふさわしいお店を教えていただいたのです。今回は、自粛明け久しぶりのBYOをレポートします。

今回の持ち込みワイン

グランポレールの原料ブドウは国内4箇所の産地で栽培されています。中でも長野県にある安曇野池田ヴィンヤードは「グランポレールが日本ワインの新たな可能性に挑むためにたどり着いた自社畑」とのこと。今回はその安曇野池田ヴィンヤードで栽培されている品種のうち、以下の二つをピックアップしました。

安曇野池田 ソーヴィニヨン・ブラン 2017

ボトル裏のラベルによると白桃やツゲの新芽を想わせるアロマと豊かな酸味が感じられる日本ワイン。よくソーヴィニヨン・ブランの香りは“カシスの芽”にたとえられますが、“白桃やツゲの新芽”という表現が印象的で期待が高まります。

安曇野池田 メルロー 2016

こちらもラベルの説明によると黒い果実に完熟したチェリー、カカオやチョコレートのような芳醇な香りが特徴とのこと。メルローの華やかな香りに目がない私としては、試さずにはいられません。

どちらもいわゆるヨーロッパ系品種。グランポレールの安曇野池田ヴィンヤードでは気象条件や土壌の特徴を考慮し、あえてヨーロッパ系品種にこだわって栽培しているそうです。いわく「フランス系品種の産地として最高の条件を満たしている」とのこと。ますます興味がそそられます。

うかがったレストラン

久しぶりのBYOの舞台としておすすめいただいたのは六本木にある隠れ家イタリアン「colours(カラーズ)」。ワインがヨーロッパ系品種なので、お料理のジャンルもヨーロッパからチョイスしました。

こちらのお店の特徴は、厳選した国産の食材を多く使っていること。季節を感じる日本の素材で調理されたイタリア料理が食べられます。シェフをはじめスタッフの方はワイン好きばかり。持ち込みワインの味わいを堪能できるマリアージュメニューを提供してくださるとのことで、期待が膨らみます。

グランポレール × coloursでBYO!

当日、久しぶりの外食に少しドキドキしながらお店のドアをくぐりました。まずはアルコール消毒液で手指を除菌。テーブルどうしも距離がとられており、新型コロナウイルス対策もしっかりしていて安心です。

テーブルについてまず目に入ったメタリックなケース。「前菜か何かが入っているのかしら」なんて思っていたら、カトラリーケースでした。お洒落です。そんな小ボケで笑いをとりつつ(?)、BYOスタートです。1人9,000円のWinomy限定コースをオーダー。コース内容は盛り沢山なので、ダイジェストでご紹介します。

まずはソーヴィニヨン・ブランで乾杯!

乾杯は早速、グランポレールの安曇野池田ソーヴィニヨン・ブランで!グラスから立ち上がるソーヴィニヨン・ブランらしい青々とした香りには、どことなく柔らかい印象が漂います。この柔らかさが“白桃やツゲの新芽”と表現される由縁なのでしょうか。

口に含むと、とてもドライでミネラリー。ほんのり柑橘系のニュアンスが感じられます。それでいて後味にはクリーミーな余韻が残り「コクのあるビールっぽさも感じるね」なんてコメントも飛び出しました。

アミューズ かほる茶豆、桃とベラロディ・ラスパドゥーラ

茶豆は豆の味がとても濃く、ほんのり甘みも感じる上品な味わいです。ネーミング通り、香り豊かで驚きました。ソーヴィニヨン・ブランの青い香りとも相性がよく、ワインが進みます。

ベラロディ・ラスパドゥーラとは、イタリア北部のチーズの名前。薄く削って食べるものだそうで、桃に合わせていただきました。甘さとしょっぱさが組み合わさり、口の中が幸せいっぱい。チーズとワイン、両方のクリーミーさがよくマッチします。

前菜1 ガスパチョ、クラテッロ メロン、ポテトサラダ、鰹のカルパッチョ

クラテッロとはイタリアの生ハムの名前。クラテッロ メロンとはつまり、“生ハムメロン”です。アミューズにいただいた桃×チーズに続く甘さとしょっぱさの共演に、口元がほころびます。

ポテトサラダにはいぶりがっこが入っていました。燻製の香ばしい香りがたまりません。個人的におすすめなのは、このポテトサラダとワインとのペアリング。香ばしさとコクが共存するポテトサラダにはワインの味わいと共通点が多く、よくマッチします。

鰹のカルパッチョには赤紫蘇が添えられていて、さっぱりとした風味が鰹の旨味を引き立てていました。

前菜2 ヤングコーンのグリル、明日葉のフリット、カプレーゼ、梅山豚のパテ・ド・カンパーニュ

いろいろな食材を試すことができるのがワンプレートの魅力。「ワインにあう食材を見つける」という、実験的な楽しさも味わえます。意外かもしれませんが、明日葉(アシタバ)のフリットとソーヴィニヨン・ブランの相性がいいことを発見。シンプルな明日葉がワインによって引き立ち、リッチな味わいに変化します。

梅山豚(めいさんとん)とは茨城県産の豚肉で、国内に100頭しかいない“幻の豚”と言われているそう。マスタードが添えられていましたが、豚肉の味わいがとてもしっかりしており、そのままでも十分美味しくいただけます。

パスタ1 スパゲッティーニ スダレ貝とウニのジェノヴェーゼ

贅沢にウニをのせたパスタを目の前に、今一度食欲が溢れてきました。ウニには一切臭みがなく、クリーミーで上質。ジェノヴェーゼのハーブの香りと絡むと、もうたまりません。ソーヴィニヨン・ブランの味わいとの共通点も多く、こちらもワインによくあいます。

お待ちかねのメルロー抜栓!

続く肉料理に備えて、ここで安曇野池田メルローを用意。色味は濃いめのダークチェリー。香りにはブルーベリーのような、豊かな果実のニュアンスを感じます。温度が上がるにつれて樽の香りも漂います。渋みは柔らかくなめらか。メルローらしい華やかさが、口の中を肉料理を迎える体勢に整えてくれました。その一方で、どことなく繊細さも醸し出されています。

グランポレールの醸造責任者 工藤氏によると「ブドウがなりたいワインをつくる」という言葉を大切にしているそう。ヨーロッパ系品種でありつつ安曇野池田で育ったメルローには、和の繊細さを醸し出したいという想いが宿っているのかもしれません。

パスタ2 パッパルデッレ 美崎牛ホホ肉のラグーソース 鰹節がけ

肉料理1品目は、極上のミートソースパスタです。ただし、鰹節がかかっている点がポイント。ラグーソースだけでも濃厚で十分味わい深いのですが、鰹節をかけることによって奥行きがぐんと増します。メルローとの相性も抜群。ワインに感じる“和の繊細さ”に鰹節が寄り添い、マリアージュ度を高めてくれます。

メイン 美崎牛100%粗挽きハンバーグ ポーチドエッグのせ

続いてはメインのハンバーグ!のっているポーチドエッグを割ると…

とろ〜り!最高の見せ場です。ご覧の通り、美味しくないわけがありません。卵×ハンバーグの組み合わせは、華やかなメルローとの相性もバッチリです。なめらかなタンニンが濃厚な肉の脂をやさしく包み、私の食欲にラストスパートがかかりました。

デザート カスタードプリン ピスタチオのジェラート

酔いの回った頭に熱いコーヒーの苦味とデザートの甘さが心地よく響きます。御馳走さまでした。

BYOを終えて

久しぶりのBYO、少し奮発してみましたが大正解。ワインとのマリアージュを意識した料理はどれも素晴らしく、期待以上にワインを楽しむことができました。写真を見返すと、お料理のお皿のデザインにも目が留まります。目でも楽しめるメニューの数々…coloursに訪れる際は、ぜひお皿にも注目してみてください。

最後に…グランポレールの“星”の意味

サッポロビールのビールのパッケージには星マークがデザインされています。調べてみると、明治時代の北海道開拓使を象徴する“五稜星”(北海道開拓の成功を祈念して北の夜空に輝く北極星をデザイン)がルーツなのだとか。サッポロビールは日本で初めて国産ビールを造った会社ですが、当時「質の高い国産ビールを造る」という情熱と共に北海道に向かった社員たちの道標となるよう、北極星をかたどったマークを採用したといわれています。

グランポレールのラベルも、やはり北極星をイメージしているそうです。そもそもグランポレールとはフランス語で偉大な(GRANDE)北極星(POLAIRE)という意味。日本ワインを牽引する北極星のような存在であり続けたい、そんな願いが読み取れます。また、ラベルに輝く星は「日本ワインの未来を切り開く」という強い想いを持った造り手たちを導く北極星にも見えてきます。とてもロマンチックです。

グランポレールの“星”の意味に考えを巡らせながらいただくと、なんだか日本ワインの未来を眺めているような気持ちになり、心が弾みます。ワインを飲むときラベルデザインの意味を読み解くと、より味わい深さが増すように感じるから不思議ですね。

<協力:グランポレールcolours

■ご紹介のワイン
グランポレール 安曇野池田 ソーヴィニヨン・ブラン 2017 参考価格 4,400円(税込)
グランポレール 安曇野池田 メルロー 2016 参考価格 4,400円(税込)

お店の情報

colours カラーズ

〈東京メトロ日比谷線 六本木駅2番出口 徒歩2分〉
色とりどりの食材を通して、季節を感じられるようなお店にしたい、との思いから名付けられたイタリアンレストラン。その時美味しい旬の食材を使用した料理をお楽しみいただけます。持ち込みのワインに合わせた料理をご希望の場合は、ぜひシェフにご相談ください。

  • 東京都港区六本木7-18-15 六本木718ビル 3F
  • お電話:050-1709-2083

店舗ページはこちら

 


吉田すだち ワインを愛するイラストレーター

都内在住の、ワインを愛するイラストレーター。日本ソムリエ協会認定 ワインエキスパート。ワインが主役のイラストをSNSで発信中!趣味は都内の美味しいワイン&料理の探索(オススメワイン、レストラン情報募集中)。2匹の愛する猫たちに囲まれながら、猫アレルギーが発覚!?鼻づまりと格闘しつつ、美味しいワインに舌鼓を打つ毎日をおくっている。
【HP】https://yoshidasudachi.com/
【instagram】https://www.instagram.com/yoshidasudachi/


■コラムでご紹介した「グランポレール」が当たる!キャンペーン実施中
◎2020年7月9日(木)まで
年々魅力を増している日本ワインをもっと味わって欲しい。もっとおいしさを知って欲しい。そんな共通の思いから、日本のワイナリー「グランポレール」とWinomyのタイアップが実現!グランポレールのInstagram公式アカウント設立を記念して、合計25名様にワインが当たるキャンペーンを実施中です。コラムでご紹介した「安曇野池田シリーズ」を含む、赤白ワインセットをゲットするチャンス!お見逃しなく。


■「グランポレール」の醸造家&栽培家が登場!オンラインワイナリーツアー参加者募集中
◎2020年7月18日(土)14:00~15:30
◎参加費:視聴のみ参加 500円
zoomを使って、「グランポレール」が所有する国内2ヶ所の産地からLIVE中継!山梨・勝沼より醸造家の工藤さん、長野・安曇野池田より栽培家の石原さんが登場。それぞれの目線でワイン造りに掛ける思いを語っていただきます。さらに、六本木のイタリアン「colours(カラーズ)」小久保シェフによるマリアージュレシピ解説コーナーも。

吉田すだちさんの最近の記事をチェック♪

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