2020年09月15日(火)

ワインエキスパート資格の取得方法を解説!ソムリエとの違いは?

ワインに関する資格といえば「ソムリエ」が最も有名ですが、最近では「ワインエキスパート」という資格もよく聞かれるようになりました。では「ソムリエ」と「ワインエキスパート」の違いは?ワインエキスパート資格はどうすれば取得できるの?本記事は、そんな疑問にお答えします。

ワインエキスパートとはどんな資格?

ワインを選んでいる様子
iStock.com/Halfpoint

ワインエキスパートは、一般社団法人 日本ソムリエ協会(J.S.A)が認定する民間資格です。酒類・飲料・食全般の専門的知識とテイスティング能力を有する者に与えられる資格試験として、1996年にスタート。2020年1月1日時点で、17,112人の方が資格を保有しています。

プロフェッショナルな資格ではないため、20歳を超えていれば誰でも受験可能ということもあり、学生や主婦など多くのワイン愛好家が受験しているのも特徴です。

ソムリエとの違いは?

ワインを選んでいる様子
iStock.com/boggy22

ワインエキスパートと類似する資格に、ソムリエ資格が挙げられます。どちらも日本ソムリエ協会(J.S.A)が認定する民間資格ですが、大きな違いは受験に必要な資格。先述のとおり、ワインエキスパートは20歳を超えていれば誰でも受験出来るのに対し、ソムリエは「以下の職務を通算3 年以上経験し、第一次試験日においても従事している方」という明確な定義があります。

◆アルコール飲料を提供する飲食サービス
◆ワイン・酒類飲料の仕入れ、管理、輸出入、流通、販売、教育機関講師、酒類製造
◆アルコール飲料を取り扱うコンサルタント業務

つまり、ワインの知識を使用して仕事に従事しているか否かがポイント。どちらの資格も必要なワインの知識量に違いはありませんが、ソムリエにはワインをお客様に提供するために必要な「サービス実技」が試験内容に含まれます。

その他の類似資格について

ワインに関する資格には、他にも下記の資格があります。

●ワインアドバイザー
2016年より資格試験は廃止され、ソムリエに呼称統一されました。現在資格を保持されている方は、2020年中に申請手続きを行えば、ソムリエ資格を取得できます。

●ソムリエ・エクセレンス、ワインエキスパート・エクセレンス
ソムリエおよびワインエキスパート資格には、「ソムリエ・エクセレンス」「ワインエキスパート・エクセレンス」という上級資格がそれぞれ存在します。ワイン呼称資格の最上位資格ということで難易度はコンクール並みともいわれていますが、確かな知識を持つ優秀なソムリエ、ワインエキスパートであることを保証する誇りある資格です。

ソムリエ/エクセレンスは
・当協会認定のJ.S.A.ソムリエおよびJ.S.A.ワインアドバイザー
・ソムリエおよびワインアドバイザー資格認定後3年目を迎える方
・先述の職務を通算10 年以上経験し、第一次試験日においても従事している方

ワインエキスパート・エクセレンスは
・当協会認定のJ.S.A.ワインエキスパート
・ワインエキスパート資格認定後5 年目を迎える方
・年齢30 歳以上の方

という受験資格があります。

■ワインエキスパートの試験概要

ワインを運んでいる様子
iStock.com/YakobchukOlena

ワインエキスパートの試験概要は、下記のとおりです。2020年度の試験申込日は過ぎてしまいましたが、毎年3月初旬から7月中旬頃まで申し込みを受け付けています。詳細は、日本ソムリエ協会(J.S.A)のHPを確認しましょう。

試験内容

第一次試験は、筆記試験です。選択肢から正解を選ぶ方式で、一次試験申込者全員に配布される日本ソムリエ協会教本の記載事項より出題されます。コンピューターを利用したCBT方式による学力試験のため合否はその場で判明します。
第一次試験は2回まで受験することが可能ですが、出願時に受験回数を決め該当する受験料を事前に支払わなければならず、後から追加することはできません。

第二次試験は、テイスティングの実技試験です。
スティル・ワイン4種、スティル・ワイン以外のアルコール飲料1種を、銘柄がわからない状態でテイスティングし特徴や素性を答えるという内容です。試験会場は、札幌・盛岡・仙台・東京・長野・金沢・名古屋・京都 大阪・神戸・岡山・広島・高松・福岡・鹿児島・沖縄のみとなります。
二次試験に不合格した場合でも、翌年以降5年間のうち3回までは一次試験が免除となる試験免除制度があります。

費用とスケジュール

第一次試験の開催は、毎年7月下旬〜8月下旬頃までですが、今年は9月6日まで延長されました。試験は全国47都道府県で指定された250の会場で開催されており、事前に希望する試験会場と日時をwebで予約します。

また受験費用は下記の通りで、正会員価格で受験するためには日本ソムリエ協会の会員登録が必要です。その際には入会金が別途かかりますが、試験と同時に入会すれば入会金は半額になります。

税込金額(うち消費税額等)
正会員/賛助会員 一般
一次試験から
受験する場合
1回受験 20,380円(1,852円) 29,600円(2,691円)
2回受験 25,220円(2,292円) 34,440円(3,131円)
二次試験のみ 7,300円(663円) 14,210円(1,291円)

難易度や合格率

ワインエキスパートの合格率は、毎年日本ソムリエ協会から公式に発表されています。直近5年間では、下記の通り推移しています。

2015 2016 2017 2018 2019
39.6% 38.2% 33.1% 32.8% 44.2%

平均40%前後となり、合格率は約3人に1人の割合と難易度は高めです。独学での取得も不可能ではありませんが、単に「ワインが好き」というだけでは取得は難しいかもしれません。受験の際は、試験の傾向や対策をしっかり講じて臨むようにしましょう。

ワイン愛好家なら取得したいワインエキスパート資格

色々なワイン
iStock.com/Foxys_forest_manufacture

いかがでしたでしょうか。ワインエキスパートは職業として活かせる資格ではありませんが、ワイン愛好家ならぜひ保持したい資格の1つ。ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

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