
2022年11月16日
ワインを楽しむためのコツはさまざま。そのなかでも、ワイングラスの種類を使い分けることは大きなポイントと言えます。なぜさまざまな形のグラスが存在するのか。その理由や、ワインに合わせたグラスの選び方をチェックしていきましょう!
お店に並んでいるワイングラスを見たとき、形状の違いを不思議に思う方も多いのではないでしょうか。実は、ワインはグラスの形によって味わいが変わってくるんです。ワインをおいしく飲むためのポイントとも言えるでしょう。
なぜグラスの形で味が大きく変わるのか。それは、舌が大きく関係していると言われています。舌は全体で甘味や酸味などの「五味」を感じますが、舌の部位によって敏感な味が変わってくるという説があるのです。
この説は「味覚地図」と言われていますが、1990年頃には否定されています。しかし2010年には味覚地図に関する新しいデータが発表されており、この説を支持する結果が得られたとのことです。(※1)
微妙な味の違いを感じとるのに、ワインと舌が触れる長さ、量は重要なポイントになります。ワインの品種によって味わい方も変わってくるため、おいしく飲むためにはワイングラスの機能性が重要と考えられているんです。また、ワインは温度によっても味が変わってきます。ワイングラスの大きさは「適温で飲める量」が注げるように作られているんです。
形が異なるグラスで同じワインを飲んでみると、まったく別のワインを飲んでいるように感じることもあります。グラスの機能性がワインの味を左右するので、ワインをおいしく飲みたい!と思う方は参考にしてくださいね。
ワイングラスの種類は、大まかに「赤ワイン」「白ワイン」「シャンパン」それぞれに適したものが作られています。ほかにも産地や品種によって合うものが異なりますので、選び方をチェックしていきましょう。
¥1,815(税込)~/ボルドーグラス/日本製(東洋佐々木ガラス)
赤ワインのなかでもボルドーワインを楽しむのであれば「ボルドーグラス」がおすすめ。飲み口が広く、舌の酸味を強く感じやすい部位以外にもワインが触れるため、ボルドーワインの渋みを抑える効果があります。ワイングラスの価格はピンからキリまで、値段は幅広いです。お手軽なものであれば1,000円~2,000円から購入できます東洋佐々木ガラスのワイングラスは、耐久性も良く日常使いにも使いやすいですよ。
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¥7,394(税込)~/ブルゴーニュグラス/ドイツ製(RIEDEL)
ピノ・ノワールなどのブルゴーニュワインには「ブルゴーニュグラス」がおすすめ。丸みのある形が特徴で、ワインと空気が触れる面積が広め。そのため、しっかりと香りが立つんです。ブルゴーニュグラスも、メーカーはさまざま。そのなかでもRIEDELは有名です。ワイングラスの種類を考え始めたメーカーでもあり、高級レストランでもよく取り扱われているグラスなので質は良いと言えるでしょう。
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¥6,976(税込)~/キャンティグラス/ドイツ製(RIEDEL)
イタリアで造られるキャンティワインには「キャンティグラス」がおすすめ。ブラゴーニュグラスと似た形をしていますが、飲み口がさらにすぼまっているのが特徴です。汎用性が高い形状で、キャンティワインに限らず赤、白ワイン双方に活用できます。幅広い品種のワインに合うグラスなので、自宅でワインを楽しみたいという方はまずキャンティ型のグラスを購入してみると良いかもしれません。
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¥3,267(税込)~/モンラッシェグラス/ハンガリー製(Hungarian Table Top)
白ワインのなかでも最高峰と言われるモンラッシェには「モンラッシェグラス」がおすすめ。ほかのグラスよりも丸みがあり、ワインを舌全体で味わえる形状になっています。酸味が少なく、芳醇な香りの白ワインにぴったりのグラスです。Hungarian Table
Topのグラスは、コストパフォーマンスも高く耐久性も抜群。薄く繊細さを感じられるグラスなのに、洗浄機で洗っても大丈夫なくらい丈夫なんです。
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¥2,150(税込)~/シャンパングラス/タイ製(オーシャン)
シャンパンを楽しむなら「シャンパングラス」がおすすめ。形が楽器のフルートに似ていることから、フルートグラスとも呼ばれています。高さがあり、幅が狭い形状になっているのが特徴。この形状が、炭酸を抜けにくくしてくれているんです。オーシャンのシャンパングラスは、コストパフォーマンスが高く求めやすい価格。食洗器にも対応しているので、自宅用にもぴったりですよ。
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ワイングラスの形は、味や香りを引き立たせるために計算されたもの。ワインの味わいを最大限に楽しみたい方は、こだわって損はないアイテムです。
ワインの特性に合わせたグラス選びをすることで、これまで飲んでいたワインがさらにおいしく感じられるでしょう。この記事を参考に、自分が好きなワインに合うグラスを選んでみてくださいね。
※1 味覚感受性の評価と測定法 |一般社団法人 日本調理科学会
※商品価格は、2020年9月30日時点での情報です。