2020年11月24日

愛好家を魅了する高級ワイン。「シャトー ペトリュス」とは?

世界中のワイン愛好家を虜にする高級ボルドーワイン「シャトー ペトリュス」をご存じですか? かの有名なワイン評論家ロバート・パーカーが、「ワインというよりも神話の象徴」と表現したワインとしても有名です。フランス・ポムロール地区のわずか11.5haの小さな畑で生まれる、シャトー ペトリュスの歴史や特徴についてご紹介します。

 シャトー ペトリュス ワインとは

シャトーペトリュス2015ラベルアップ画像とボトル全体画像

¥495,000(税込)~/フランス

シャトー ペトリュスは、フランス・ボルドー地方のポムロール地区が誇る長期熟成ワイン。いわゆる5大シャトーと同等の高値で取引されていて、その価格は安いものでも30万円を下回ることはありません。ちいさな畑で厳密な管理のもと丁寧に醸造されるため、年間の生産本数は約4,500ケース程度と少数。一般市場に出回る前に、ワイン愛好家がこぞって買い占めてしまうというわけです。

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シャトー ペトリュス ワインの歴史

金メダル
iStock.com/BrianAJackson

今や世界的に名をはせるシャトー ペトリュスですが、その歴史はそう古くありません。最初に脚光を浴びたのは1989年のパリ博覧会。格付けのない無名ワインがいきなり金賞を獲得したことから、一気に注目の的となりました。その後、ペトリュスの単独オーナーとなった女性マダム・ルーバが、戦略的にペトリュスの販路をフランス国外に拡大。彼女のあとを継いだジャン・ピエール・ムエックス氏が上流階級へアプローチしたことも功を奏し、ペトリュスは名門ワインとしても地位を着実に築きあげたのです。

特徴

レストランで赤ワインのグラスで乾杯
iStock.com/Plateresca

ペトリュスが世界中のワイン好きを魅了する理由は、何といってもその甘美な味わい。一般的にボルドーワインは力強く透きとおった味わいが特徴ですが、ペトリュスはやさしい飲み口でほどよく濃厚さを感じられます。紫に近い深いガーネット色で、果実や華やかな花の香り、チョコレートのような甘くて濃厚なアロマも加わり、複雑な風味と絶妙なニュアンスが魅力。熟したタンニンが心地よく、年代ものになるにつれ、落ち着いた口当たりが楽しめます。

産地

ポムロール地区のブドウ畑
iStock.com/Imago-Photo

シャトー ペトリュスの畑が位置するのは、有名シャトーがひしめくポムロール地区北東部の最上部。栽培種はメルロー95%、カベルネ・フラン5%で、上述したとおり11.5haの小さな面積です。ペトリュスの畑は、ほかのシャトーと比べて砂利が少なく黒粘土が混ざった特殊な土壌。その硬さとやわらかさの絶妙なバランスがブドウ畑への水分供給をうまく調節し、ペトリュス特有の芳醇で官能的な味わいを生み出しているのです。

製法

両手にもった赤ブドウ

シャトー ペトリュスといえば、「グリーンハーベスト」と呼ばれる独自製法をいち早く取り入れたことも外せないポイントです。これはいわゆる”収量制限”で、色が変わる前のブドウ果を間引きし、夏場にはブドウ房まわりの葉を摘みとります。収穫されたブドウはスタッフによる選果ののち、1969年より使用され続けているセメントタンクで自然酵母のみにて2~3週間発酵。新樽で10~30年熟成されたあと、濾過をいっさいしないまま瓶詰めして出荷されます。

シャトーペトリュスはワイン愛好家の夢

世界中のワイン愛好家の間で「一度飲んだら忘れられない」と評される、ペトリュス。ワイン好きなら一度は飲んでみたいと、誰もが夢見る逸品なのです。圧倒的な価格の高さや流通量の少なさから、なかなか簡単に口にできる代物ではありません。一生に一度でも飲む機会があれば、ワイン通としてこの上ない喜びとなるでしょう。

商品価格は、2020年10月20日時点での情報です。 

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