2020年11月05日

愛されるキャンティワイン。その魅力とおすすめ5選

濃いルビーレッドの色調が美しいイタリアの顔ともいえるキャンティワイン。味わいはフルーティで飲みやすいため、日常的なワインとして世界中で広く愛されています。こちらの記事ではキャンティワインの特徴やその格付け、おすすめ5選をご紹介します。   

キャンティワインとは

ワイナリーで実をつけている黒葡萄
iStock.com/Rostislav_Sedlacek

キャンティワインとは、イタリアのトスカーナ地方のキャンティ地域とその周辺で生産されているワインです。イタリアで広く栽培されているぶどうの品種「サンジョヴェーゼ」を主体とした、フルーティーで軽やかな味わいが主流。

その地域でのワイン造りの歴史は古く、約700年前、14世紀頃からぶどう栽培とワイン醸造がおこなわれてきました。19世紀に入ると、ベッティーノ・リカーゾリ男爵がほかの品種のぶどうを加えた混醸比率を考案し、飲みづらさを感じるサンジョヴェーゼがやわらかく飲みやすいワインに改良されます。これによってキャンティワインは親しみやすくなり、世界中に広く普及したのです。

キャンティワインの特徴

ワイナリーで実をつけている黒葡萄
iStock.com/debyaho

深いルビーレッドが鮮やかなキャンティワインは、軽やかな口当たりのものが多く、さわやかな酸味とまろやかなタンニンのバランスが魅力。口に含むとフレッシュなチェリーやブラックベリーなど赤い果実の香りが広がり、すみれの花やハーブのような風味も感じられます。

また、日常にワインがあるイタリアならではの親しみやすさも特徴のひとつで、幅広い料理と相性抜群。特にトマトソースやオリーブオイルを使ったパスタや肉料理によく合い、料理と共に楽しまれています。

キャンティとキャンティクラッシコの違い

赤ワインが入ったグラスと赤ワインボトル
iStock.com/nemanjazotovic

キャンティワインには、「キャンティ」と「キャンティ・クラッシッコ」という種類があり、一見似ていますが、実は大きく違います。元来、キャンティ地域で生産されたワインのみを「キャンティ」と呼んでいましたが、世界中に普及されるようになったことで、周辺地域でも生産が始まり「キャンティ」と名乗るようになります。

生産地域が広がり親しみやすくなった一方で、一部の生産者によって造られる安く品質のよくないワインが出回るようになりました。そんななか、キャンティの品質悪化に危機感を抱いた生産者が、本来の生産地で造られているキャンティを伝統的な「キャンティ・クラシッコ」と称し、品質にこだわったワイン造りを始めたというわけです。

キャンティの種類

木のテーブルに置かれた黒葡萄と赤ワインが入ったグラス
iStock.com/S847

キャンティワインは生産者が多く種類も豊富なため、味わいや品質はさまざまです。その格付けは、「D.O.C.G キャンティ」「D.O.C.G キャンティ・クラシコ」「D.O.C.G キャンティ・クラシコグラン・セレツィオーネ」の3つに分類。では次に、キャンティの格付けについてご紹介しましょう。

D.O.C.G キャンティ

D.O.C.G キャンティ」は、イタリアのトスカーナ地方の広域で造られているワインです。サンジョヴェーゼを最低75%使用、白ぶどうは最大10%まで、そのほかの黒ぶどうは15%までブレンドできると規定されています。また、最低熟成期間が4ヶ月、リゼルヴァの場合は最低熟成期間は26ヶ月とされています。

D.O.C.G キャンティ・クラシコ

D.O.C.G キャンティ・クラシコ」は、本来の伝統的なキャンティ地方でのみ造られているワインです。サンジョヴェーゼを最低80%以上使用で、そのほかは黒ぶどうのみと規定され、白ぶどうは2006年以降使用禁止とされています。また、最低熟成期間が11ヶ月、リゼルヴァの場合は最低熟成期間は24ヶ月で、さらに瓶内熟成は3ヶ月と規定されています。

D.O.C.G キャンティ・クラシコグラン・セレツィオーネ

D.O.C.G キャンティ・クラシコグラン・セレツィオーネ 」は、キャンティワインのなかでもっとも高い格付けのワインとされています。キャンティ・クラシコと同様に、サンジョヴェーゼを最低80%以上使用で、そのほかは黒ぶどうのみと規定されています。さらに、使用するぶどうはすべて自社畑のものに限られています。

熟成期間は最低でも30ヶ月要されていて、長い熟成のあと規定をクリアし認定されたものだけが「D.O.C.G キャンティ・クラシコグラン・セレツィオーネ 」に当たります。

キャンティワインのおすすめ5選

1. キャンティ・デル・バローネ・リカーゾリ

緑の瓶に紋章が描かれているラベルのキャンティワイン

¥1,320(税込)〜/イタリア

バローネ・リカーゾリが造る親しみやすいキャンティワインをご紹介します。色調は鮮やかなルビーレッドで、ラズベリーやチェリーのフレッシュな香りとやわらかなタンニン、そしてなめらかな味わいが特徴です。とても飲みやすく、どんな料理にも合わせやすいひと品。

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2. キャンティ・クラシコ・アマ

茶色い瓶に馬に乗った人の絵が描かれているラベルのキャンティワイン

¥3,432(税込)〜/イタリア

キャンティ・クラシコの最上位の生産者であるサン・ロレンツォの気品を受け継ぎ、ワイン造りを行っているカステッロ・ディ・アマ。グラスに注ぐと、ラズベリーなど赤い果実の香りとスパイスの風味が広がり余韻が長く続きます。伝統的でありながら、親しみやすさも兼ね備えた、コストパフォーマンスの高いひと品。

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3. ヴィラ・アンティノリ・キャンティ・クラシコ・リゼルヴァ

緑の瓶にヴィラアンティノリと描かれている白いラベルのキャンティワイン

¥4,574(税込)〜/イタリア

14世紀から続く名門ワイナリーのひとつであるアンティノリ。こちらは熟成可能なキャンティワインとして造られました。プラムやブラックベリーのフレッシュな香りとシナモンやクローヴなどのスパイスが溶け込んだリッチな味わいです。

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4. バローネ・リカゾーリ カステッロ・ディ・ブローリオ キャンティ・クラシコグラン・セレツィオーネ

緑の瓶に城とワイナリーの景色が描かれているラベルのキャンティワイン

¥7,750(税込)〜/イタリア

リカーゾリを代表するブローリオ・キャンティ・クラシコは、サンジョヴェーゼを主体にし、メルロー、ソーヴィニヨンがブレンドされている濃密で深い味わいが特徴。ブラックベリーとすみれの香りが口いっぱいに広がります。ヴィンテージを選ばない、安定感のあるワインです。

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5. サン・ロレンツォ キャンティ・クラシコグラン・セレツィオーネ

茶色い瓶に馬に乗った人の絵が描かれているラベルのキャンティクラシコグラン・セレツィオーネ

¥6,138(税込)〜/イタリア

キャンティ・クラシコ・グランセレツィオーネのなかでも、世界的に評価の高いおすすめのひと品です。ブラックチェリーやラズベリーの香りとフレッシュな果実味のある風味がバランスよく調和しています。深みのあるなめらかさとやわらかなタンニンが特徴で、ボリュームがありながらも上品な味わいが魅力。

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デイリーも特別な日も、キャンティワインを楽しんで

キャンティワインは、古くからイタリアの日常的なワインとして親しまれています。また、細かい規定が定められた3つの格付けに分類されているため、気軽に飲めるワインだけでなく特別なプレゼントにもぴったり。あらゆるシーンで喜ばれるキャンティワインを取り入れてみてくださいね。

※商品価格は、2020年10月20日時点での情報です。

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