2021年01月23日

世界三大スパークリングワインのひとつ『プロセッコ』を学ぼう!

「プロセッコ」という名前、スパークリングワイン好きの方なら一度は聞いたことあるのではないでしょうか?価格が比較的安く、コストパフォーマンスが高く人気です。また、フランス「シャンパーニュ」とスペイン「カヴァ」に続く、三大スパークリングワインのひとつでもあります。この記事では、プロセッコについてブドウ品種や産地、シャンパンとの違い、おすすめプロセッコなどをソムリエがご紹介していきますね。

プロセッコとは

プロセッコと書かれた木の看板
iStock.com/SingerGM

プロセッコとは、主にイタリア・ヴェネト州で造られるD.O.P.(保護原産地呼称ワイン)を持つ白のスパークリングワインです。イタリアの中でもスパークリングワインは、さまざま造られています。その中でもプロセッコは、価格が安く、クセがなく飲みやすいものも多いので、人気なスパークリングワインのひとつですよ。

プロセッコ=スプマンテ?

2つのグラスに注がれたスパークリングワイン
iStock.com/maurese

イタリアで造られるスパークリングワインは、全て「スプマンテ」と呼ばれます。プロセッコはもちろんですが、ほかにも「フランチャコルタ」「アスティ」「ランブルスコ」などのスパークリングワインは、スプマンテとカテゴリー分けされることになるのです。

プロセッコとシャンパンの違い

製法

フランス・シャンパーニュ地方で造られる「シャンパン」と「プロセッコ」は、製法が大きく変わります。
・シャンパン……シャンパーニュ方式
・スプマンテ……シャルマ方式
で造られます。

シャンパーニュ方式とは、スティル・ワイン(発砲していないワイン)を瓶詰めし、糖分と酵母を入れ、瓶内で再び発酵(第二次発酵)をさせて炭酸を造り出します。とても手間がかかり、コストもかかかる造り方です。

シャルマ方式とは、瓶で発酵させるのではなく、大きなタンクに入ったスティル・ワインに糖分と酵母を入れて発酵(第二次発酵)させる方法。一度に多くの量を造れるので、コストダウンになり価格の安いスパークリングワインができるというわけです。

また、世界三大スパークリングワインのひとつであるスペインの「カヴァ」やイタリア「フランチャコルタ」などは、シャンパーニュ方式で造られています。

香り・味

シャンパーニュ方式で造られるシャンパンは、瓶の中で一本一本発酵させて造るため、酵母の風味がしっかり感じられ複雑さも楽しめることが特徴です。

シャルマ方式で造られるプロセッコは、空気に触れる機会が少ないのでフレッシュでフルーティーな果実の香りや風味を楽しめます。また、クセがなく飲みやすいので万人受けする味わいですよ。

産地と格付け

ぶどう畑の写真
iStock.com/wjarek

プロセッコは、D.O.P.(D.O.C.G.やD.O.C.)の規定によりワインを原産地や生産方法などが保護されているスパークリングワイン。単体のプロセッコは、D.O.C.の格付けを持っています。

さらに厳しい規定をクリアし、認められているD.O.C.G.のプロセッコには、「コッリ・アゾラー二・プロセッコ/アゾーロ・プロセッコ」「コネリアーノ・ヴァルドッビアーデネ・プロセッコ/コネリアーノ・プロセッコ/ヴァルドッビアーデネ・プロセッコ」があります。

D.O.C.G.に認められるプロセッコは、生産量も少なくシャンパンと同様に瓶で二次発酵しているものもあります。D.O.C.G.の格付けを持つプロセッコは、ひと味違う複雑さも感じられる、奥深い味わいを楽しめますよ。

プロセッコのブドウ品種

木に生る白ぶどうiStock.com/wjarek

プロセッコは、グレーラというブドウ品種主体で造られます。グレーラ種は、以前プロセッコと呼ばれていたことも有名です。また、イタリアでの栽培面積が白ブドウの中で、シャルドネに続く第4位に入るほど、生産量が多いブドウ品種でもあります。

プロセッコの香り・味は?

プロセッコは、グレーラ特有の白桃や白い花、リンゴなどのフルーティーで華やかな香りが特徴です。ほんのりと甘みがありクセも少ないので、飲みやすいスパークリングワインが造られることが多いですよ。また、後味にほんのり苦味を感じるものもあります。

甘辛度の見分け方

イタリアのスパークリングワイン「スプマンテ」には、甘辛度数(残糖量)がラベルに表示されています。

Brut Nature(ブルット・ナトュール)……3g/L未満
Extra Brut(エクストラ・ブルット)……0~6g/L
Brut(ブルット)……12g/L未満
Extra Secco/Extra Dry(エクストラ・セッコ/エクストラ・ドライ)……12~17g/L
Secco/Dry/Asciutto(セッコ/ドライ/アシュット)……17g~32g/L
Semi Secco/Abboccato(セミ・セッコ/アッボッカート)……32~50g/L
Dolce(ドルチェ)……50g/L以上

スパークリングワインは、以上の7種類で分類されています。残糖量の少ない方から辛口、やや辛口、やや甘口、甘口などとイメージしてみてください。特に表示が多いのは、BrutやSecco。この2つなら、Brutの方が辛いということを覚えておくと便利です。

7種類の分類を知っていれば、ほかのイタリアのスパークリングワインも購入しやすくなりますよ。

おすすめの飲み方


iStock.com/Chiociolla

プロセッコは、よく冷やしてフルートグラスで飲むのがおすすめ。シャンパンは、複雑な風味を楽しむために、白ワイン用のグラスや少しぷっくりとしたシャンパングラスを使うことがあります。プロセッコも同様なグラスを使用すると、香りが飛んでしまい炭酸が飛びやすくなることも。細長いフルートグラスで、フルーティーな味わいを楽しみましょう。

料理との合わせ方


iStock.com/Roxiller

プロセッコは、白桃やリンゴ、白い花などのフルーティーで華やかな香りが特徴的。また、ほんのりと甘さを感じられるので、食前酒として飲む方も多いです。クセがなく、飲みやすいスパークリングワインなので、前菜からメインまでどんな料理にも合わせやすいですよ。ボトル一本でコースを食べたいときは、プロセッコがおすすめです。

プロセッコのおすすめ5選

1. マルティーニ「プロセッコ」

マルティーニ プロセッコ
¥1,367~/白泡・辛口/イタリア

年間販売数が世界NO.1といわれているマルティーニが手がけるプロセッコ。青りんごや洋梨のようなフレッシュでフルーティーな味わいを楽しめます。クセがなく、飲みやすいのでホームパーティーや歓迎会などたくさんの人が集まる会におすすめですよ。

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2. ミオネット「プロセッコ DOC トレヴィーゾ ブリュット」

ミオネット プロセッコ DOC トレヴィーゾ ブリュット
¥1,716~/白泡・辛口/イタリア

ミオネットが手がけるプロセッコは、グレーラ種100%で造られるおいしいスパークリングワイン。グレーラ種特有の白い花の香りや白桃の甘い風味が、存分に楽しめます。魚介のフリットやアヒージョなどの、油を使った料理とも相性抜群。後味のほろ苦さとしっかりとした泡が油をスッキリと流してくれますよ。

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3. アレグリーニ「コルテ・ジャーラ・プロセッコ・ミッレジマート・ドライ」

コルテ・ジャーラ・プロセッコ・ミッレジマート・ドライ/アレグリーニ
¥1,698~/白泡・辛口/イタリア

ブドウの出来にこだわったヴィンテージのプロセッコ。スタンダードのスパークリングワインは、多くはヴィンテージがなく毎回平均的な味になるようにバランスよく複数年のブドウをブレンドしています。しかし、アレグリーニが造るプロセッコは、ヴィンテージが限定され、毎年毎年こだわった味わいが楽しめます。

グレーラ種の特徴を生かしながら、リンゴやグレープフルーツなどのフレッシュで爽やかな味わいを楽しめるスパークリングワイン。生ハムやカポナータなどの前菜と、スッキリ合わせたい一本です。

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4. ヴァル・ドッカ「プロセッコ・ヴァルドッビアーデネ スペリオーレDOCGブリュット リーヴェ・ディ・サン ピエトロ ディ バルボッザ」 

プロセッコ・ヴァルドッビアーデネ スペリオーレDOCGブリュット リーヴェ・ディ・サン ピエトロ ディ バルボッザ
¥3,003~/白泡・辛口/イタリア

プロセッコの中でも、D.O.C.G.を持つワンランク上の一本。グランクリュである「カルティッツェ」の隣の畑「サンピエトロ・ディ・バルボッザ」から造られるグレーラ種100%のプロセッコです。エレガントでフローラルな香りが特徴的で、グレーラ種の華やかな風味をたっぷり味わえる、上品なプロセッコですよ。

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5. ボッテガ「ゴールド」 

ボッテガ ゴールド スパークリングワイン
¥2,980~/白泡・辛口/イタリア

キラキラと輝く金色のボトルに包まれたプロセッコ。パッションフルーツやリンゴなどのスッキリとした酸味が特徴の、おいしい一本です。クセはなく飲みやすく、泡立ちがしっかりしているので飲みごたえもあります。見た目が豪華なので、誕生日会やお手土産にもおすすめですよ。

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プロセッコは、飲みやすくて食事に合わせやすい!

世界各国でスパークリングワインは造られています。プロセッコは、グレーラ種の特徴を引き出しながらもクセがなく飲みやすいものが多いです。フルーティーで、ほんのり苦味を感じる味わいが、前菜だけでなくメイン料理にも相性抜群。また、お魚料理だけでなく、チキンのソテーなどのお肉料理にも合うのが嬉しいです。いろいろなプロセッコを飲んで、好みの味を見つけてみましょう。
※商品価格は、2021年1月19日時点での情報です。

私が執筆しました!

YURI
ソムリエ・チーズプロフェッショナル / YURI
資格:J.S.A.ソムリエ、C.P.A.認定チーズプロフェッショナル、食生活アドバイザー3級。『もっと楽しく、もっと気軽に、もっとおいしく!』をモットーに誰でもワインとチーズを気軽に楽しめるようアドバイスを発信中!ワインの輸入会社、レストラン、料理教室運営などを経験したのち、現在はフリーランスのソムリエ・チーズプロフェッショナルとして活動中。主にワイン・チーズ教室やブログ、ライターにてワインやチーズ・マリアージュなどの楽しみ方を伝えています。
【ブログ】ソムリエールYURIのちょこっとMEMO
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