
2021年02月23日
スマートで格好がいいソムリエナイフ。使い方が難しそう、と思われるかもしれませんが、コツを押さえれば簡単かつ美しくワインを開けることができるんです。この記事ではソムリエナイフの選び方、おすすめ商品、簡単な開け方をご紹介します。
ソムリエナイフは、シングルアクションとダブルアクションに分けられます。違いはボトルに引っ掛けるフックの数。シングルアクションはフックがひとつ、ダブルアクションは支点となるフックがふたつ付いています。
スマートでデザイン性に優れているのはシングルアクションですが、使いやすいのはダブルアクション。2段階に分けてコルクを抜けるダブルアクションは力が分散するため、手の力が弱い方や初心者の方におすすめです。
シングルアクションは、長いコルクを抜く際などコツを必要とする場面が多いため、ソムリエナイフの扱いに慣れてから使用するとよいでしょう。
ナイフ・スクリュー部の材質には、スチール製とステンレス製があります。スチール製はリーズナブルな価格で購入できますが、ステンレス製に比べると重く錆びやすいため、水分が付いた際はこまめな拭き取りが必要。ステンレス製はスチール製より価格は上がりますが、美しいデザインのものが多く、手入れしやすいというメリットがあります。
すべて金属でできているものや、ハンドル部に木製・樹脂を使っているものもあり、デザインはさまざまです。おしゃれなものに目がいきがちですが、一番重要なのは使いやすさ。選ぶ際は、下記のポイントをふまえながらハンドル・スクリュー・ナイフをチェックしましょう。
・ハンドル
適度な厚みがあると握りやすく、安定感があります。大きすぎると使用しにくい場合があるため、注意しましょう。
・スクリュー
使い勝手がよいものはスクリューの長いもの。短いコルクも長いコルクも取れるので便利です。コルクに刺しやすい、表面に溝があるものやテフロン加工が施されているものなどもあります。
・ナイフ
キャップシールをスマートに切れるよう、切れ味がよい長めのナイフがおすすめです。
価格:1080円~
サイズ:2.4×12×0.8cm
スチール製のスマートな商品です。リーズナブルな価格なのに開けやすく、使いやすいと口コミで評判。カラー展開が豊富で、ブラック・ワインレッドのほか、ターコイズやバンブーグリーンなど、ちょっとユニークなものもありますよ。
価格:1,359円~
サイズ:2.5x 12.2 x 1.3cm
ハンドルに木をあしらった、高級感のあるソムリエナイフです。大きく重さもありますが、さほど力を入れずワインを開けられると好評。スクリューが長めで、キャップシールをラクに取り外せるフォイルカッターも付いていることがポイントです。
価格:955円~
サイズ:6×17×2cm
樹脂製ハンドルのスリムな商品です。スクリューにテフロン加工が施されているため錆びにくく、スムーズにコルクの引き上げが可能。握力が弱い方におすすめです。カラーはバーガンディと青の2色。ポケットの収まりもよいですよ。
価格:2,200円~
サイズ: 3.5×13.5×1.5cm
なめらかな流線形をしたソムリエナイフです。コルクに入りやすく抜きやすい、ノンスティック加工が施されたスクリュー、滑りにくいグリップなど機能性抜群。ボトルオープナーも付いているので、栓が王冠タイプのワインにも使えます。
価格:1,680円〜
サイズ:12.8×3.6×1.6cm
初心者でも簡単に扱える2段階式ダブルアクションを採用。硬いコルクや長いコルクも支点がふたつあるため、硬いコルクや長いコルク簡単に抜けます。コンパクトで持ち運びやすく、旅行、遠足、パーティーなどに持っていくのも便利でおすすめです。
切れ味のよいノコギリ状ナイフを内蔵。ボトルの瓶口周りにスライドさせれば、簡単にキャップシールを取り除くことが可能です。ワインボトル用に特別設計された瓶オープナーは、天然・合成コルク問わず5回ひねるだけできれいに取り外せます。
価格:4,710円~
2×13.54×cm
オランダのワイン保存器具ブランド、バキュバンのソムリエナイフです。一番の特徴はスライドギア式フック。フックのギアに歯車が噛み合いスライドするため、余分な力をかけずコルクを引き出せます。フックやスクリューは、水滴に強いステンレス製です。
価格:4,202円~
サイズ:6.1×15.5×2.5cm
刃物の街・岐阜県関市で造られた商品です。親指だけで刃を出せる使い勝手のよさが人気。握りやすく、バランスがよいこともポイントです。ソムリエナイフをスマートに扱いたい方にぴったり。カラーはバーガンディ・黒・マホガニーの3色があります。
価格:8,350円~
サイズ:約12cm(収納時)
使うほど手になじむ、日本製ソムリエナイフです。スクリューに溝が入っているため、コルクをしっかりキャッチ。差し込むときも抜くときも、スムーズに作業できます。アスロのソムリエナイフは天然木ハンドルだけでなく、ステンレスやアルミ製ハンドルの商品もありますよ。
価格:27,400円〜
サイズ:約120×28×15mm(収納時)
ソムリエナイフの高級ブランド「ラギオール(LAGUIOLE)」。古くから伝わる技術に最高の素材を駆使した逸品です。人間工学の観点からデザインされた美しいフォルムは、誰の手にもなじむ最高の使い心地。「1万回使っても壊れない」と称されるほど強度も抜群です。
ソムリエナイフを手に入れたら、実際にコルクを抜いてみましょう。はじめはスクリューの刺し方や力加減などが難しく感じるかもしれませんが、何度か実践するうちにコツが掴めるようになりますよ。
ボトルの出っ張りの下にナイフを当て、ぐるりと一周回し切れ目を入れます。
垂直方向にも切れ目を入れます。
刃先をうまく使いながら、キャップシールをはがします。
※キャップシールをすべてはがすとコルクの長さが見えるので、コルク栓を抜く際、スクリューどこまで差し込めばよいのかわかりやすくなります。
コルク栓の中心に、スクリューの先端を当てます。ポイントは、はじめにスクリューを寝かせたまま差し込むこと。しっかり先端を差し込んでから、スクリューが垂直になるよう立たせましょう。
スクリューが垂直に立ったら、時計回りにゆっくり回します。スクリューが斜めにならないよう注意しましょう。
左手でしっかりボトルを握り、ボトルの口にフックを引っ掛けます。空いている手で、軽くフックを押さえておくと安定します。
テコの原理を使用し、手前から奥に引き出すように、コルク栓を引き上げます。
ダブルアクションの場合は、はじめに根元側のフックを使います。ある程度コルクを引き上げたところで先のフックに付け替えて、さらに引き上げましょう。※画像はシングルアクション
コルク栓が上がってきたら、最後は手で引き抜きます。目安は、ボトルに1cmほどコルク栓が入っている状態です。
コルク栓をきれいに抜くことができました。
画像提供/macaroni
コツを押さえれば、簡単にワインを開けられるソムリエナイフ。スマートに扱うためにも、使いやすさが重要なポイントです。シングルアクション・ダブルアクションの違いを確認し、大きさや手入れのしやすさなどをチェックしましょう。
スクリュー加工の有無やハンドルの形など、細かな特徴も考慮しながら、自分に合ったソムリエナイフを探してみてください。
※商品価格は、2022年5月19日時点での情報です。