2021年03月28日

カリフォルニアワインに欠かせない「ジンファンデル 」。特徴とおすすめ5選

アメリカ・カリフォルニア州とイタリア・プーリア州で多く栽培されているブドウ、ジンファンデル。この記事では歴史や産地、ジンファンデルを使ったワインをご紹介します。おすすめの飲み方やマリアージュもぜひチェックしてください。

ジンファンデルとは

ジンファンデルが木になっている様子
iStock.com/GomezDavid

赤ワイン用のジンファンデルは、主にアメリカ・カリフォルニア州とイタリア・プーリア州で栽培されています。

ルーツは、最古のブドウの一種と言われる、クロアチア原産ツーリエンナーク・カーステランスキー。1820年代、オーストリアからアメリカに苗木が持ち込まれ、広く栽培されるようになりました。当時は別の名で呼ばれていたぶどうは、園芸家によりジンファンデルと命名され、1849年頃カリフォルニア州で栽培が始まります。

ジンファンデルのルーツはずっと謎でしたが、1990年代、イタリアで18世紀から栽培されているプリミティーヴォと同品種だと判りました。

ジンファンデルはイタリアで早熟種になるため、「最初」を意味するプリミティーヴォと呼ばれています。イタリアに持ち込まれた経緯ははっきりしていませんが、アドリア海を超えてきたという説が有力です。

ジンファンデルの主な産地

ジンファンデルの看板があるブドウ畑
iStock.com/joshuaraineyphotography

アメリカ

主な産地はカリフォルニア州のシエラ・フットヒルズ、ソノマ、パソロブレスです。夏は温暖、冬は雨が多いという地中海性気候。ジンファンデルのほか、カベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノワール、シャルドネなども多く栽培されています。

1880年代、ジンファンデルは大量に栽培されていましたが、害虫被害を受け衰退。1980年以降、多くの畑は別品種のブドウに植え替えられました。しかしロゼワインであるホワイト・ジンファンデルの人気が高かったことから、植え替えはストップ。今でも残った畑の古木でジンファンデルが栽培されています。

イタリア

イタリアでは、プーリア州のマンドゥリアを中心に栽培されています。温暖な地中海性気候のため雨は多くありませんが、そのなかでもプーリア州は特に雨が少ない地域。ブドウ栽培に適しており、国内でトップクラスの収穫量を誇ります。

「プリミティーヴォ・ディ・マンドゥリア」は1974年、DOC(原産地認定)を取得しました。またプリミティーヴォ100%の「プリミティーヴォ・ディ・マンドゥリア・ドルチェ・ナトゥラーレ」は、2011年、イタリア格付け最上級のDOCG(保証つき統制原産地呼称)を取得しています。

ジンファンデルの特徴

テーブルに置かれた赤ワインのグラスと、器に盛られたブドウ
iStock.com/Studio_Dagdagaz

ジンファンデルは、土壌や気候の影響を受けやすいブドウです。単一畑で栽培されたブドウのワインは、個性がしっかり現れます。寒冷地のものはチェリーやベリーの香り、温暖地のものは、ブラックベリーやスパイスの香りになることも特徴のひとつです。

乾燥に強いブドウですが、果皮が薄くカビが生えやすいため、細やかな管理を必要とします。また粒の大きさにバラつきがあり熟成度合に違いがでるので、収穫時期の見極めが困難です。

ロゼワインも作られる

薄いピンク色のロゼ「ホワイト・ジンファンデル」は、アメリカで絶大な人気を誇るワインです。1970年代、ジンファンデルの多くは「ホワイト・ジンファンデル」に用いられていた、という話があるほど大流行しました。

特徴はやわらかな口当たりとフルーティさ。白ワインと同じく果皮を取り除いて醸造されます。

ジンファンデルを使ったおすすめワイン5選

1. イントゥ ジンファンデル ロダイ

イントゥ ジンファンデル ロダイ カリフォルニアのボトル
¥1,540(税込~)/アメリカ

約9割のジンファンデルに、カルベネ・ソーヴィニヨンとプティ・シラーをプラス。産地・ロダイの特徴である、ブラックベリーやチョコレートのアロマを感じられます。果実味たっぷりでタンニンはまろやか。ほどよい酸味がありスパイシーな風味を持っています。2021年のサクラアワードでゴールドを受賞した1本です。

Yahoo!ショッピングで見る
Amazonで見る

2. チャンキー レッド・ジンファンデル

チャンキー レッド・ジンファンデルのボトル
¥1,430(税込~)/イタリア

ジンファンデル100%。ブドウの旨味を堪能できる1本です。ベリーやミント、コーヒー、バニラなどの複雑な香りと、濃厚なカシスを思わせる味わい。アメリカンオークの樽で発酵・醸造したあと、再度アメリカンオークの樽で熟成されることも特徴です。ハンバーガーによく合うので、ぜひ試してみてください。

Yahoo!ショッピングで見る
Amazonで見る

3. イースト・ベンチ ジンファンデル

リッジ・ヴィンヤーズ イースト・ベンチ ジンファンデルのボトル
¥6,034(税込~)/アメリカ

単一区画の若いジンファンデルを100%使用した、これぞジンファンデル!というワインです。ベリーにプルーン、カシスなどの香りにペッパーのような風味が特徴。まろやかさのなかに、すっきりした酸味を感じられます。毎年のように、ワイン評論家から高い評価を受けている1本です。

Yahoo!ショッピングで見る
Amazonで見る

4. プリミティーヴォ・ディ・マンドゥリア・ドルチェ・ナトゥラーレ

プリミティーヴォ・ディ・マンドゥリア・ドルチェ・ナトゥラーレのボトルと箱
¥8,569(税込~)/イタリア

過去3回しか造られたことがない、プーリア州のDOCGです。ベリーやプラムの香り、タバコやココアのニュアンス、なめらかな口当たりが特徴。甘味と酸味、ミネラルのバランスが非常によく、長めの余韻を楽しめます。少し乾燥させた実の収穫、毎日4回行うピジャージュはそれぞれ手作業。丁寧に造られていることがわかります。

Yahoo!ショッピングで見る

5. カリフォルニア・ホワイト・ジンファンデル

ベリンジャー・カリフォルニア・ホワイト・ジンファンデルのボトル
¥946(税込~)/アメリカ

販売量は全米No.1。人気が高いホワイト・ジンファンデルです。オレンジがかったピンク色、ブドウの甘味を感じられるフルーティな味わいが特徴。シトラスのニュアンスがあり、さわやかな酸味を楽しめます。日本向けに発表されたカリフォルニアシリーズのうちの1本なので、和食にもマッチ。飲みやすいワインです。

Yahoo!ショッピングで見る
Amazonで見る

おすすめの飲み方・マリアージュ

最適温度は1620℃。香りが立ちやすい、大きめの赤ワイングラスがおすすめです。

相性がよい料理は、BBQソースやデミグラスソースなど甘味のあるソースを使ったもの。トマトソースを使ったパスタや煮物、塩水やお酒で表面を洗ったウォッシュチーズ、ビターチョコレートケーキなどもよく合います。

産地の違いを楽しめるジンファンデル

カリフォルニア州とプーリア州で古くから栽培されているジンファンデル。土壌や気候の影響を受けやすいため、産地によって味わいが異なります。飲み比べて、香りや味の違いを楽しんでみてはいかがでしょう。人気の高いロゼ、「ホワイト・ジンファンデル」もぜひ味わってみてください。

※商品価格は、2021年3月25日時点での情報です。

この記事をSNSでシェアする