2021年04月26日

パワフルで濃厚な「黒ワイン」を解説!特徴とおすすめ銘柄3選

黒ワインって、ちょっと聞きなれない言葉ですよね。でも、もしかしたら、皆さんも黒ワインを飲んだことがあるかもしれません。黒ワインというのは、マルベックというブドウ品種から造られるワインのこと。色合いの濃さから、黒ワインとも呼ばれているんです。マルベック種の特徴や産地、黒ワインの味わいについて詳しくご紹介します。おすすめ銘柄3選もチェックしてくださいね。特に肉好きの方は注目ですよ。

黒ワインとは?赤ワインとの違い

肉料理のプレートとワイン入りのグラス&ボトル
iStock/draghicich

ワインはその色合いによって、基本的に白、赤、ロゼにわけられます。黒ワインというのは正式名称ではありません。マルベック種から造られる赤ワインは、黒みがかったガーネット色をしていることから黒ワインと呼ばれるようになりました。

つまり、黒ワインというのは異名で、スタイルとしては赤ワイン。マルベック種から生み出される黒ワインは、力強い果実味としっかりとした凝縮感のあるタンニンが特徴です。

黒ワインに使われるマルベック種とは

アルゼンチンのメンドーサで栽培される黒ブドウ品種
iStock/Eva Gattuso

マルベック種はフランス原産のブドウ品種です。小粒で、黒みがかった紫色の果皮を持ち、外皮は厚め。マルベック種単一で造られる黒ワインは、色合いが濃く、タンニンが豊富です。ポリフェノール含有量がとりわけ多く、酸はさほど強くありません。現在は、アルゼンチンがマルベック種の世界1位の生産国。黒ワインの産出国としても注目されています。それ以外の地域では、原産地であるフランス南西地方をはじめ、チリでも栽培されています。

マルベック種の主な産地

マルベック種の主要な産地を2つご紹介します。

フランス

フランス・南西地方にあるカオールは、2千年もの歴史を誇るワインの銘醸地。マルベック種単一またはマルベック種を主体とするワインを醸造しています。降雨量が少なく、土壌は主に石灰質。オタンと呼ばれる乾燥した南西風により、ブドウがよく熟すため、ワインの色合いが濃厚になるのが特徴です。そのため、カオールのワインは「ヴァン・ノワール(黒ワイン)」との異名をもつように。そう、黒ワインという言葉はカオールが発祥なんです。

また、ボルドー地方でもマルベック種が栽培されていますが、こちらはブレンド用。カベルネ・ソーヴィニョン種やメルロ種を主体とするワインに、力強さと奥行きを与える役割を担っています。

アルゼンチン

良質なブドウ産地として知られ、南アメリカ最大のワイン産地であるアルゼンチン。マルベック種はアルゼンチンを代表するブドウ品種です。世界の栽培面積の9割近くをアルゼンチンが占めており、特に中央部、アンデス山脈のふもとにあるメンドーサ州は「マルベックの都」と呼ばれるほど栽培が盛んです。典型的な大陸性気候で、昼夜の寒暖差が大きく、降雨量は少なめ。理想的な土壌にも恵まれています。なにより、豊富な日照量のおかげで、マルベック種の厚い果皮がさらに強まるのです。

現在流通している黒ワインの大半は、アルゼンチン産。ブレンドではなく、マルベック種の持ち味を存分に引き出した、単一ワインが多く造られているのも特徴です。

産地で変わる。マルベック種の味わい

フランス産とアルゼンチン産のマルベック種からは、産地ごとに味わい深い黒ワインが造られます。フランス・カオールのワインは、マルベック種を70%以上使用するのがルール。フランスワインのなかでも、もっとも色合いが濃厚です。ベリー系のスパイシーで奥深い香り、凝縮された果実味、豊富なタンニンとエレガントな酸が印象的。熟成タイプは力強く、野性味も感じられます。

一方、アルゼンチンのマルベック種からは、ブラックチェリーやプラムといった豊かな果実の香りが立ち上るのが特徴。ジューシーな果実味が感じられ、カオールに比べるとタンニンがまろやかで、しっかりとした酸が感じられます。若いタイプのワインは、黒ワイン初心者さんにもおすすめです。

黒ワインは肉料理と相性バツグン!

黒ワインと合わせたい料理といえば、なんといっても肉料理。フランスのカオールは美食の地としても知られ、名産であるフォアグラや鴨肉に合わせると最高のマリアージュを発揮します。また、牛肉大国であるアルゼンチンの黒ワインであれば、やはり牛肉料理と合わせるのが一番です。牛肉の塊を炭火でじっくり焼く名物料理、アサードとはベストマッチ。郷土料理とその土地のワインを合わせるのは、定番のマリアージュですよね。

日本で黒ワインを楽しみたいなら、ステーキやバーベキュー、しっかりとした味わいのソーセージやサラミ、ブルーチーズと合わせるのもおすすめです。軽やかなタイプの黒ワインなら、すき焼きや肉じゃがなど和の肉料理と相性がよいですよ。

おすすめ黒ワイン3選

1. プルヴィラン・フレール ガリオッタン マルベック カオール 

「プルヴィラン・フレール ガリオッタン マルベック カオール 」のワインボトル
¥1,210(税込)~/赤/フランス

フランス・カオールのマルベック種から造られる、フルボディの黒ワイン。プラムやラズベリー、黒すぐりといった果実香に加え、スミレの花のような香りもあり、凝縮感のある果実味が楽しめます。タンニンはなめらかで、すっきりとした酸とのバランスも絶妙。フランスの権威ある国際ワインコンテスト「レ・シタデル・デュ・ヴァン」において2年連続金賞受賞を誇る実力派ワインです。黒酢の酢豚、牛肉やラムのステーキ、サラミなどとご一緒に。

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2. カロ アルマ マルベック

「カロ アルマ マルベック」のワインボトル
¥1,643(税込)~/赤/アルゼンチン

アルゼンチン・メンドーサの上質なテロワールにあるマルベック種のみを厳選。ブルーベリーやスパイスのような奥行きのある香り、コクのあるエレガントな果実味が魅力のフルボディです。スペアリブや赤身肉のグリルなどと相性バッチリ。「アルマ」シリーズは、アルゼンチンの「ボデガス・カテナ」社とフランスの名シャトー「シャトー・ラフィット・ロートシルト」のジョイントベンチャーが手がけています。

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3. ボデガ・ノートン コレクシオン・マルベック

「ボデガ・ノートン コレクシオン・マルベック」のワインボトル
¥1,430(税込)~/赤/アルゼンチン

「コレクシオン」は、アルゼンチンの革新的ワインメーカー「ボデガ・ノートン」社のデイリーワインシリーズ。スミレやコショウのような甘くスパイシーな香りが心地よく、口に含むと、レッドチェリーのような濃厚な果実味が感じられます。タンニンはなめらかで酸とのバランスがよく、ミディアムタイプで飲みやすい1本です。スクリューキャップなので日常使いにはぴったり。チキンソテーや牛肉のタリアータなどによく合います。

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黒ワインでまったりと

黒ワインは、マルベック種のポテンシャルを最大限に楽しめるワインです。色の濃さから、強く骨太なワインと思われがちですが、想像するよりずっとエレガントでフルーティー。黒ワインを選ぶ際は、産地で選んだり、フルボディかミディアムボディかで選んだり、もちろん好きな造り手のワインを選んだりするのもOKです。

ひと口にマルベック種単一のワインといっても、味わいや飲み心地は実にさまざま。コストパフォーマンスの高いワインも多いので、ご紹介した銘柄も参考に、ぜひいろいろ味わってみてくださいね。お好きな肉料理と黒ワインで、まったりとおいしい時間を過ごしませんか?

※商品価格は、2021年4月15日現在の情報です。

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