2021年04月26日

飲む前に知りたい、赤ワインと度数の関係。種類によって異なる理由とは

ワインと言っても、赤・白などの種類によってアルコール度数はさまざま。この記事では赤ワインを中心に、お酒のアルコール度数の違いや、なぜ度数が変わるのかをご説明します。度数が低い赤ワイン、度数が高い赤ワイン、それぞれおすすめの商品もご紹介しますよ。

赤ワインの度数はどのくらい?

テーブルに置かれたワイン、ビール、ウイスキーのグラスとビン
iStock.com/draghicich

厚生労働省の資料では、ワインの平均アルコール度数は12%(※1)となっていますが、これはあくまでも目安。ワインは赤・白・ロゼ・スパークリングなど、種類によってアルコール度数の平均値が変わります。

そしてワインに限りませんが、それぞれの個性が出るお酒は11本アルコール度数が違うもの。赤ワインのアルコール度数は12~16%と幅があります。アルコール度数4%の違いは酔いの程度に差が出るので、お酒にあまり強くない方は、飲む前にチェックするのがおすすめです。

ビールやウイスキー、ほかのお酒との違い

赤ワインのアルコール度数は白ワインと比べてどうなのか。またビールやウイスキーのアルコール度数とも比較してみましょう。

・ビール……4~5.5%
・白ワイン……5~14%
・赤ワイン……12~16%
・日本酒(清酒)……15~16%
・焼酎……20~25%(古酒は40%を超える場合もある)
・ウイスキー……40~43%

赤ワインのアルコール度数はビールの倍以上。白ワインより高めです。焼酎やウイスキーは水やお湯で割って飲むことも多く、薄めた分だけアルコール度数は下がります。これらと比較すると、赤ワインのアルコール度数は決して低いとは言えません。

赤ワインと白ワイン、度数が違う理由は?

バスケットに盛られた2種のブドウ
iStock.com/Aamulya

赤ワインのアルコール度数は12~16%、白ワインは5~14%。同じワインなのにずいぶん差があるように感じます。差が出る理由はどこにあるのでしょうか。

アルコール度数は、ワインの個性につながるブドウ、産地、製造方法などが大きく影響しています。

ブドウの糖度によって度数が変わる

ブドウの糖分は、発酵させるとアルコールに変化します。そのため、ブドウの糖度が高ければ高いほどアルコール度数が高くなるのです。ワインに使われる主なブドウは50種程度といわれていますが、それぞれ形、香り、味わいはさまざま。甘味が強いもの、酸味が強いものなど個性は異なります。

ワインはブドウの持ち味がダイレクトに伝わるお酒なので、品種によってワインの糖度=アルコール度数が変わるのです。

産地によっても度数は変わる

同じ品種のブドウでも、産地が違うと味わいや糖度は変わります。そのため、ワインのアルコール度数にも違いが生まれるのです。甘く高品質のブドウを育てるポイントは、「適度な降雨量」「昼夜の寒暖差」「たっぷりの日差し」。

ブドウは世界各地で栽培されていますが、温度、湿度、日照時間、降雨量などの気候は異なりますし、同じ地域でも、土壌や水はけ、平地、斜面などによっても糖度は変化します。

発酵方法や収穫時期もワインの度数に影響

ワインは発酵によりブドウの糖分をアルコールに変化させて造りますが、発酵度合によってもアルコール度数は変わります。赤ワインと白ワインの度数に幅があるのは、発酵度合の違いによるもの。

赤ワインは7~15日間ほど発酵させますが、白ワインは5~7日程度と短いため、アルコール度数は低めになります。そのほか、アルコール度数を高くするため、収穫を一週間ほど延ばしブドウを熟成させ、糖度を上げることもあります。

赤ワインのほうがアルコール度数を強く感じやすい

テーブルに置かれた赤・白のワイングラスとブドウ
iStock.com/kuppa_rock

実際のアルコール度数がほぼ同じでも、赤ワインのほうが白ワインより強いと感じる方は少なくありません。アルコール度数が高い白ワインもあるのに、なぜ赤のほうが強いと感じてしまうのか。その理由は、ワインを味わうときの温度です。

赤ワインにも白ワインにも、それぞれおいしく味わえる適温があります。赤ワインは白ワインに比べて適温が高め。温度が高いとワインの香りが出やすく、アルコール分も感じやすくなるのです。

【赤ワインの適温】
ライトボディ……10~12℃
ミディアムボディ……13~16℃
フルボディ……16~18℃

【白ワインの適温】
甘口……5~8℃
辛口……7~14℃

ワインのなかには「酒精強化ワイン」もある

ボウルの中で冷やされているマデイラワイン
iStock.com/wjarek

酒精強化ワインとは、醸造途中に40度以上のアルコールを添加し、発酵を止めたワインです。種類は赤・白ともにあり、アルコール度数は18%前後と高め。甘口から辛口までありますが、強制的に発酵を止めると糖分が多く残るため、甘口が多いです。

三大酒精強化ワインと言われているのは、スペインのシェリー、ポルトガルのポートとマデイラ。これにイタリアのマルサラを加え、四大酒精強化ワインと呼ばれることもあります。

度数が低いおすすめの赤ワイン4選

1. メルシャン「甘熟ぶどうのおいしいワイン」

メルシャン「甘熟ぶどうのおいしいワイン」のボトル
¥565~(税込)/日本/アルコール分4%

その名のとおり、熟したブドウの旨味、甘味を楽しめる低アルコールワインです。フルーティでタンニン控えめなので、赤ワインの渋味が苦手な方にもおすすめ。和・洋・中、料理を選ばず楽しめること、またスーパーなどで購入できる気軽さ、リーズナブルな価格も大きな魅力です。氷を入れてロックにしても、ホットワインにしてもおいしいですよ。

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2. アルプスワイン「信州巨峰ワイン」

アルプスワイン 信州巨峰 フルーツワインのボトル
¥770~(税込)/日本/アルコール分4%

長野県産の巨峰のみで造ったワインです。口当たりはやさしく、味わいはぶどうそのもの!アルコール度数は4%なのでジュースのように飲めますが、ワインの品格をしっかり持っています。一度飲んだらハマってしまうリピータ―が多数。メインの食事だけでなく、食前酒やデザートワインとしても楽しめます。

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3. 北海道ワイン「おたる 特撰 キャンベルアーリー」

おたる特撰キャンベルアーリーのボトル
¥2,363~(税込)/日本/アルコール分8%

2018年、北海道のGI北海道(地理的表示)認定を受けたワインです。ブドウは、北海道産のキャンベルアーリー100%。キャンベルアーリーの特徴である、ジューシーでほどよい酸味がしっかり活きています。氷結製法で造られているため、コクがしっかりありますよ。日本ワインコンクールで2016年に銀賞、2018年に奨励賞を受賞しています。

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4. ディーンハイマー シュロス「クーベーアー」

ディーンハイマー シュロス クーベーアーのボトル
¥1,386~(税込)/ドイツ/アルコール分10%

渋味の少ないブドウ、ドルンフェルダーを使ったドイツワインです。美しいルビー色をしており、香りはベリー。まろやかな口当たり、たっぷりの果実味を感じられます。もともと自家消費のために造られていましたが、知人たちの間でおいしいと評判になり発売が決定。高品質なのに親しみやすい1本です。

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度数が高いおすすめの赤ワイン4選

5. アッポローニオ「ディヴォート コペルティーノ・リゼルヴァ」

アッポローニオ「ディヴォート コペルティーノ・リゼルヴァ」のボトルとラベルのアップ
¥3,278~(税込)/イタリア/アルコール分14.5%

イタリア・プーリア州産のワインです。使用されているのは、イタリア原産種のネグロアマーロとモンテプルチアーノ。キャラメルのような甘い香り、ベルベットのようなタンニン、凝縮した果実味を楽しめます。熟成させると、また違った表情を見せてくれますよ。インターナショナル・ワインチャレンジで金賞を獲得した実力派です。

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6. アンフィニモン「無限・赤」

アンフィニモン「無限・赤」のボトル
¥7,953~(税込)/フランス/アルコール分15%

フランス・ルーションで造られているオーガニックワインです。ブラックベリーやスパイス、コーヒーなどの複雑な香りが特徴。とろりとした口当たりと、果実が凝縮されたリッチな味わい、非常に長い余韻を楽しめます。「無限」という名は、口のなかに入れたときの丸みをイメージしてつけられたもの。飲みごたえがありますよ。

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7. マイケル・デイヴィッド「セブン・デッドリー・ジンズ オールド・ヴァイン・ジンファンデル」 

マイケル・デイヴィッド「セブン・デッドリー・ジンズ オールド・ヴァイン・ジンファンデル」のボトルとラベルのアップ
¥2,310~(税込)/アメリカ/アルコール分15%

全米売上Top1のジンファンデルワインです。チェリーやベリー、キャラメルの香り、まろやかでしっかりしたタンニンが特徴。焼肉、ステーキ、ローストビーフなどの肉料理と相性抜群です。名前の由来はキリスト教の「7つの大罪」によるもの。誕生の際、7軒の契約農家の協力を得たことから、「7 Deadly Zins」と名づけられました。

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8. マクラーレン・ヴェイル「ザ・ボクサー」

マクラーレン・ヴェイル「ザ・ボクサー」のボトルとラベルのアップ
¥3,509~(税込)/オーストラリア/アルコール分16%

アルコール度数16%の、シラーズを使った辛口オーストラリアワインです。色は赤というより黒。ベリーやスパイス、ヴァニラなどの複雑な香りと、ボクサーのパンチのように力強く濃厚な果実味を持っています。製造者は、ロバート・パーカーで99点を5回も獲得したモリードゥーカー。強めのワインを味わいたい方におすすめの1本です。

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度数が高い赤ワインは飲みすぎに注意

赤ワインをグラスに注いでいる様子
iStock.com/NatashaPhoto

赤ワインのアルコール度数は高めです。おいしいからといって飲み過ぎないように気を付けましょう。特にアルコールに弱い方は要注意!口当たりがよいワインはついグラスを重ねてしまいがちですが、許容量を超えると悪酔いする可能性があります。ワインの味を楽しむような、ゆっくりとしたペースがおすすめです。

悪酔いしないために意識すること

悪酔いしないためのポイントは「ゆっくり」「食べ物」「水」。ワインを飲むときはゆっくりと、食べ物をつまみ、水を一緒に飲みながら味わいましょう。胃がからっぽだとアルコールの吸収が早くなります。適度な量の料理やおつまみといっしょに味わうことが大切です。

また、ワインと同じ量の水を摂ることも効果があります。日本酒を味わうときに提供される「和らぎ水」と同じように、ワインと交互に飲む方法がおすすめです。

赤ワインは飲む前に度数をチェック!

赤ワインのアルコール度数は結構高め。ビールと同じように飲んでしまうと、あっという間に酔いが回ってしまいます。あまりお酒が強くない方は、飲む前にアルコール度数をチェックするのがおすすめです。赤ワインにはアルコール度数が低めのものもあります。シーンに合わせて選べるということを覚えておくと便利ですよ。

【参考文献】
※1厚生労働省・アルコール

※商品価格は、2021年4月17日時点での情報です。

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