2021年06月19日

スイスの2大有名チーズ!グリュイエールチーズの特徴をプロが紹介

グリュイエールチーズをご存知ですか?そのままでも料理に使ってもおいしく食べられる、絶品チーズです。しかし、食べたことはあるけど、よく知らないという方も多いはず。この記事では、グリュイエールチーズの特徴から相性のいいワインまで、ソムリエでありチーズプロフェッショナルの資格を持つ私がご紹介していきます。

グリュイエールチーズとは

グリュイエールチーズが熟成庫に並ぶ
iStock.com/Dmitry_Chulov

グリュイエールチーズは、スイスで造られる円盤形のハードチーズ。エメンタールチーズと共に、スイスの2大有名チーズと言われています。種類によって大きさはさまざまですが、直径約50〜60cm、重さは約20〜40kgと大きなサイズが特徴的。

一個単位で買うのではなく、基本的にはカットされて販売されていますよ。グリュイエールの正式名称は、「ル・グリュイエール」。チーズ専門店や海外のお店では、こちらが使われることもあります。

グリュイエールチーズの味わい

グリュイエールは、無殺菌の牛乳から造られるチーズ。マイルドな口当たりと、旨味が凝縮された深い味わいです。熟成が若いうちは、牛乳の甘味も楽しめ、熟成が進むにつれナッツのような香ばしい複雑な香りが感じられます。ぽそっと折れる食感や塩分の旨味など、エメンタールチーズとはまた違ったおいしさを味わえますよ。

グリュイエールチーズの種類

グリュイエールチーズがお店に並ぶ
iStock.com/T_W_

グリュイエールチーズには、熟成期間や製造方法の違いなどで、「グリュイエール」「グリュイエール・リゼルヴ」「グリュイエール・ダルパージュ」の3種類があります。どのような違いがあるのか見ていきましょう。

グリュイエール

一番スタンダードなタイプが、グリュイエールです。最低5ヶ月間の熟成を経て完成します。大きさは、ほかの2種類より大きい場合が多く、味わいはマイルドでクセも強くなく食べやすいものが一般的です。チーズフォンデュには、このタイプがよく使われています。

グリュイエール・レゼルヴ

グリュイエール・レゼルヴは、上記のグリュイエールを10ヶ月以上熟成して造られたものにあたえられる名称です。必ず付けるというわけではないですが、レゼルヴが付いていると熟成が長いタイプなんだなと思っていただいていいですよ。

ミルキーなあっさりタイプのグリュイエールチーズより、複雑な味わいと香りの豊かさを楽しみたい方は、グリュイエール・レゼルヴを試してみてください。

グリュイエール・ダルパージュ

グリュイエール・ダルパージュは、夏季に行われる麓から高地までの移動放牧の間に、山小屋で造られた特別なチーズのこと。栄養の高い牧草を食べ、集乳範囲が限定されるなど、ストレスなく生活した牛から採れる牛乳は、絶品グリュイエールを作り上げます。

生産量は少なく、希少なため、値段は一般的なグリュイエールよりは高くなりますよ。しかし、ミルクの旨味、濃厚さ、香りの華やかさは素晴らしいタイプです。

グリュイエールチーズの食べ方・使い方

チーズフォンデュをパンにくぐらせる
iStock.com/gyro

グリュイエールチーズといえば、チーズフォンデュです。スイスではもちろん、全世界でグリュイエールチーズとエメンタールチーズをブレンドして作られるチーズフォンデュが食べられていますよ。

グリュイエールチーズは、加熱して食べると風味が増し、また別の味わいを楽しめることが特徴でもあります。パンの上にのせて作るチーズトースト、グラタンの仕上げに削ってかけるなど、さまざまな方法で料理をおいしくさせますよ。加熱せず、サンドイッチに挟んだり、サラダにスライスしたグリュイエールチーズをかけたりするのもおすすめです。

グリュイエールチーズと相性のよいワイン

3種のワインがそれぞれ注がれたワイングラス
iStock.com/5PH

グリュイエールチーズは、マイルドでクセがあまり強くないチーズ。ワインは、チーズがワインの味わいに負けないように穏やかなタイプを選ぶのがおすすめ。赤ワインよりは、白ワイン、スパークリングワインの方が合わせやすいですよ。爽やかで、スッキリした味わいの白ワインやスパークリングワインを選んで、グリュイエールチーズとマリアージュしてみましょう。

赤ワインを合わせたい場合は、あまり香りや味わいが強くないフランス・ブルゴーニュ産のピノ・ノワールや、イタリアのサンジョヴェーゼなどがおすすめですよ。

グリュイエールチーズはどこで買える?

昔はあまり流通していませんでしたが、最近では、グリュイエールチーズが買える場所も増えてきました。大きめのスーパーや、百貨店のデパ地下、チーズ専門店、通販ショップでも販売されていますよ。

ただし、上記でご紹介したグリュイエール・レゼルヴやグリュイエール・ダルパージュは、チーズ専門店やチーズショップがやっている通販ショップなどでしか見かけません。しかし、スタンダードなグリュイエールは、探してみるとスーパーに置いてあることも多くなったので、ぜひ探してみてください。

通販で買えるグリュイエールチーズ4選

1. 「グリュイエール 400g」

グリュイエール
¥3,840〜(税込)/スイス

マイルドでくせのないグリュイエールチーズ。塩味はしっかりあるので、ワインだけでなく、ビールにも合わせてみるのもおすすめですよ。400gと大きいサイズですが、チーズフォンデュやサラダ、ピザなど多様に使えて便利です。

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2. 「グリュイエール80gカット」

グリュイエールチーズ
¥590〜(税込)/スイス

初めてグリュイエールチーズを食べる方におすすめ。80gと少ないサイズなので、食べ切りやすいです。端からスライスしたり、サイコロ状にカットしたり、切り方を変えるだけで味わいも変わります。ミルクの甘味と、旨味がギュッと詰まったグリュイエールチーズを、ぜひ堪能してください。

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3. エフエフシー「洞窟熟成グリュイエール50g」

グリュイエールカット
¥615〜(税込)/スイス

12ヶ月以上熟成をしているグリュイエール。ミルクの穏やかな味わい、ナッツのような香ばしさなど、複雑な味わいと香りも楽しめます。カットされているので、おつまみとして気軽に出せるのも嬉しいポイントですよ。

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4. 「スイス産グリュイエールチーズ細切り500g」

スイス産グリュイエールチーズ細切り500g
¥2,335〜(税込)/スイス

チーズフォンデュを作るなら、シュレッドタイプのグリュイエールがおすすめ。チーズを白ワインで溶かしなら作ってみましょう。グリュイエールチーズだけで作ってもいいですが、エメンタールチーズやブルーチーズ、ウォッシュチーズなどを自分好みにブレンドして作るのもおいしいですよ。また、シュレッドタイプのチーズは小分けにして冷凍しておくと、いろいろな料理に使えて便利です。

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グリュイエールチーズの保存方法

扉が開いた冷蔵庫が置かれている
iStock.com/Bet_Noire

グリュイエールチーズは、ハードタイプのチーズなので比較的日持ちします。しかし、保存方法を間違えると食べられないカビが生え、捨てなければいけなくなるため注意しましょう。

保存方法のポイントは、2つ。1つ目は、なるべく空気が入らないように、ラップでピッチリ包むこと。不安であればその後に、ジップ付きの真空袋や、真空パックなどに入れましょう。また使うごとに、ラップは変えることをおすすめします。2つ目は、冷蔵保存。熟成をまださせたい場合は野菜室へ、熟成を止めたい場合はチルド室(お肉やお魚を入れる場所)へ入れて保管しましょう。

既にカットされてているタイプやシュレッドタイプのグリュイエルチーズは、カビが生えやすいです。開封後は、早めに食べることをおすすめします。上記の2点を、守って保存すれば、最後までおいしく食べることができますよ。

グリュイエールチーズは、料理をプロレベルにしてくれる

グリュイエールチーズはそのまま食べるのもよいですが、料理に使うと旨味が増してさらにおいしくなります。チーズフォンデュをはじめ、サンドイッチ、サラダ、グラタンなど、グリュイエールチーズを使うとワンランク上のプロの味わいに近づけますよ。そのまま食べてもよし、料理に使ってもよしのおいしいグリュイエールチーズを、ぜひ食べてみてくださいね。

 ※商品価格は、2021年6月7日時点での情報です。

私が執筆しました!

YURI
ソムリエ・チーズプロフェッショナル / YURI
資格:J.S.A.ソムリエ、C.P.A.認定チーズプロフェッショナル、食生活アドバイザー3級。『もっと楽しく、もっと気軽に、もっとおいしく!』をモットーに誰でもワインとチーズを気軽に楽しめるようアドバイスを発信中!ワインの輸入会社、レストラン、料理教室運営などを経験したのち、現在はフリーランスのソムリエ・チーズプロフェッショナルとして活動中。主にワイン・チーズ教室やブログ、ライターにてワインやチーズ・マリアージュなどの楽しみ方を伝えています。
【ブログ】ソムリエールYURIのちょこっとMEMO
【twitter】https://twitter.com/YURI06927640
【instagram】https://www.instagram.com/yuri.winetocheese

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