2021年07月12日

多種多様なイタリアチーズが面白い!プロが教えるおすすめ13種

イタリア料理に欠かせないのが、イタリア産のチーズ。フレッシュタイプから青カビ、ウォッシュ、ハードタイプなどさまざまな味わいが造られます。この記事では、イタリアチーズの歴史、種類、チーズプロフェッショナルがおすすめするおいしいチーズなど、詳しくご紹介していきますよ。フランスチーズもおいしいですが、イタリアチーズも奥が深くて面白いです。

イタリアの食材といえばチーズ!

チーズボードにチーズやフルーツがのる
iStock.com/Iulianna Est

イタリア産のチーズといえば、パルミジャーノ・レッジャーノやモッツァレッラ、ゴルゴンゾーラなどが有名ですよね。イタリアンでも、料理と一緒に出てくることが多いチーズです。しかし、種類や日本に輸入されているチーズが多いことから「チーズ=フランス」と思われがち。実は、イタリア産のチーズも種類は多く、味わいもさまざまでおいしいものがたくさんあります。

イタリアは北から南に長く、地域によって気候はさまざま。そんな各地域の風土にあった独自のチーズを開発してきた歴史の深い産地なんですよ。

イタリアとチーズの歴史

チーズ職人がチーズを造る
iStock.com/HQuality Video

イタリアのチーズは、約5000年もの歴史を持つといわれています。西アジア(メソポタミア)から、複数のルート(ヨーロッパ各地やアジアなど)で広がったチーズ文化。イタリアへは、イタリア半島で生活していたエトルリア人から地中海を通じて伝わったという説が有力。

イタリア最古のチーズともいわれるペコリーノ・ロマーノは、古代ローマの学者プリニウスの『博物誌』にて、その原型といわれるものが造られていることが記録されているのです。実は、イタリアチーズは、フランスチーズよりも歴史が長いものなのですよ。

イタリアにあるチーズの種類

イタリアのチーズショップに商品が並ぶ
iStock.com/MNStudio

イタリアの原産地名称保護であるD.O.P.に認められているチーズは、55種類(2021年6月現在)。フレッシュ、セミハード、ハード、青カビ、ウォッシュ、パスタフィラータと、さまざまなタイプがあります。

特に、イタリア独特の製法でもあるパスタフィラータ製法で造るチーズは、お湯の中で練る作業が入るため、独特な食感を持ち、熱を加えたときによく伸びる特徴があります。この製法で造られたチーズは、モッツァレッラやカチョカヴァッロなどが有名です。

チーズのプロが選ぶ!一度食べたらハマるイタリアチーズ

さまざま種類があるイタリア産のチーズ。そのなかでも、「これは知らなかった!」「一度食べたらハマる」といった定番のものではない、あっと驚くおいしいイタリアチーズをチーズのプロが詳しくご紹介していきます。

第3位 ペコリーノ・ロマーノ

イタリアのチーズの中でも一番歴史が古く、2000年以上前から造られていたチーズ。羊乳から造られており、独特なミルクの甘味と香りがおいしいです。また、塩味が強いのも特徴的。旨味も強いので、少しだけでも満足できるチーズです。水分が少なく塩分が強いことから保存性も高く、ローマ帝国時代には、兵士のタンパク質と塩分の補給として配られ、兵士の元気を回復させていたチーズでもあります。

そのままスライスして食べるのもいいですが、料理のアクセントにもなります。サラダにスライスしてちらしたり、そら豆との相性がいいのでパスタやリゾットにしたり、さまざまな使い方ができるおいしいチーズですよ。

ペコリーノ・ロマーノ 約300g

 ペコリーノ ロマーノ 約300g
¥1,190~(税込)/ハードタイプ/イタリア

羊乳からくるミルクの甘味、コク。そして、旨味がギュッと詰まったおいしい味わいがたまりません。スライスしたペコリーノ・ロマーノをかじりながら、イタリア産の白ワインを飲むと、絶品マリアージュの完成です。ぜひ、お試しください。

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第2位 タレッジョ

一辺18〜20cmの大きな正方形が特徴的な形をするタレッジョ。イタリアでは種類が少ない、ウォッシュタイプのチーズです。むっちりとした柔らかなチーズで、なめらかな口当たりですよ。ウォッシュチーズの独特なクセが少ないので、ウォッシュチーズ初心者さんでも食べやすいです。

タレッジョは元々夏の間、アルプスに放牧されていた牛たちが冬を迎えるにあたり人里へ戻るときの、余ったミルクから造られていました。現在は、余ったミルクから生産されているものは少ないですが、造られた当時(10世紀ごろ)はそのような製法で造られていた珍しいチーズなのですよ。

タレッジョ 約100g

タレッジョ 約100g
¥3,780~(税込)/ウォッシュタイプ/イタリア

ほんのり感じられるウォッシュタイプの風味とミルキーな味わいが、おいしいチーズです。チーズの産地であるイタリア北部(ロンバルディア州、ピエモンテ州、ヴェネト州)で造られる、濃厚な赤ワインと合わせるのがおすすめ。チーズの甘味とワインのタンニンが溶け合い、おいしく食べられますよ。

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第1位 ブッラータ

知る人ぞ知るトロトロ系のフレッシュタイプのチーズ、ブッラータ。最近では、日本でも専門店がオープンするなど食べる機会も増えてきました。ブッラータの特徴は、ナイフで切ると中から溢れ出すクリームとチーズ。味わいのクセがないので、食べやすく、料理に使いやすいです。

おすすめの食べ方は、サラダにドンとのせたり、生ハムと一緒に巻いたり、焼きたてのピザの真ん中にのせて切ったりして食べること。贅沢に食べたいチーズです。しかし、注意点もあります。冷蔵庫から出したばかりだと、切ったときにクリームやチーズがまだ固まっていて流れ出ません。食べる30分前には、冷蔵庫から常温へ移しておきましょう。

ブッラータ 300g

ブッラータ ブラータ <イタリア産>【300g】
¥2,430~(税込)/フレッシュタイプ/イタリア

濃厚なクリームとチーズの濃厚さが絶品のチーズ。塩コショウ、オリーブオイルでシンプルに食べるのも、料理や食材と一緒に食べるのもよしです。トロリと流れ出る、クリームとチーズを、スッキリとしたイタリア産のスパークリングワインと合わせるのもおすすめですよ。

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そのほか、イタリアを代表する有名チーズ10選

上記で紹介したほかにも、イタリアにはさまざまなチーズがあります。定番から、ちょっと珍しいものまで、イタリア産のおいしいチーズをご紹介していきますね。

パルミジャーノ・レッジャーノ

イタリアチーズの王様ともいわれる、パルミジャーノ・レッジャーノ。一部脱脂乳を使用することで、脂肪分が少なくカロリー低めのチーズですよ。パスタ、サラダ、そのまま、など食べ方もさまざま。旨味とコクが詰まった、イタリアチーズ定番のおいしいチーズです。

1. パルミジャーノ・レッジャーノチーズ ミニ20p(20g×20個)

PARMAREGGIO パルミジャーノ ・レッジャーノチーズ ミニ20P(20g×20個) 【冷蔵品】
¥2,680~(税込)/ハードタイプ/イタリア

ちょこっと食べたいときにぴったりな、ミニサイズのパルミジャーノ・レッジャーノ。ワインのおつまみにも、朝食のお供にも、さまざまな方法で食べられますよ。どんなワインにも合わせやすいので、冷蔵庫に常備しておくと便利です。

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カチョカヴァッロ

ひょうたんのような形が特徴的なカチョカヴァッロ。日本語でカチョカヴァッロを訳すと、「馬のチーズ」といいます。見た目が、馬にまたがった姿に似ているからついた名前だそうですよ。パスタフィラータ製法で造られており、加熱するとよく伸びてトロトロになるところが特徴です。そのまま食べるよりも、ステーキのように分厚く切って、グリルするとおいしいですよ。

2. カチョカヴァッロ・ハーフカット 約850g

チーズ カチョカヴァロ ハーフカット 約850g イタリア産チーズ セミハードチーズ【100g当たり666円(税込)で再計算】
¥5,661~(税込)/セミハードタイプ/イタリア

チーズの旨味を存分に楽しめるカチョカヴァッロ。分厚く切って、こんがり色が付くまで焼くと、チーズの香ばしさとミルクの深み、芳醇な香りが広がります。どんなワインにも合わせやすいですが、グリルする場合は、イタリアの土着の赤ワインを合わせるともっとおいしく食べられますよ。

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マスカルポーネ

ケーキやデザートで使われることの多い、マスカルポーネ。イタリアの有名なデザート、ティラミスにもたっぷり使われています。でも実は、パスタソースに加えたり、そのまま食べたりするのもおいしいんですよ。おすすめは、クラッカーにマスカルポーネを少しのせ、岩塩をパラリ。それだけでワインが何杯も飲めちゃいますよ。

3. マスカルポーネ 250g

マスカルポーネ 250g 【冷凍・冷蔵】 1個
¥560~(税込)/フレッシュタイプ/イタリア

価格も安く、手頃なイタリア産フレッシュタイプのチーズ。やや甘さと濃厚感が強いので、そのまま食べるときはハチミツをかけてデザートのようにするか、塩やコショウなど調味料を加えて食べるのがおすすめですよ。また、開けてから悪くなるのが早いので、開封後は早めに食べましょう。

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グラナ・パダーノ

イタリア産D.O.P.チーズの中で最大の生産量を誇る、グラナ・パダーノ。パルミジャーノ・レッジャーノににていますが、製造方法や生産地が広いこと、添加物が認められていることなど違いが多いです。パルミジャーノ・レッジャーノよりは、いつ食べても味わいが安定していることや、熟成期間が短いのであっさりした味わいを楽しめることが特徴的ですよ。

4. グラナ・パダーノ 約100g

グラナ・パダーノ 約100g
¥810~(税込)/ハードタイプ/イタリア

パルミジャーノ・レッジャーノより価格が安く、あっさりした味わいなので、料理に使うときはグラナ・パダーノの方が向いている場合もあります。削ってパスタやグラタンにかけたり、かち割りカットでワインとマリアージュさせたりするのもおすすめです。

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アジアーゴ

アジアーゴは、熟成の若い「プレッサート」と長熟タイプの「ダッレーヴォ」の2種類があります。元々は羊乳から造られていましたが、現在は牛乳から造られていますよ。また、2種類の製法や熟成期間などが違うので購入するときは、どちらか確認しましょう。

プレッサートの方が、新しくできたチーズで、味わいはまろやかで食べやすいです。ダッレーヴォは、伝統的な製法や熟成期間の長さから、風味は力強く濃厚なタイプですよ。しかし、現在はプレッサートの方が生産量が多く、日本でもアジアーゴはプレッサートの方がよく見かけるチーズになっています。

5. アジアーゴ・プレッサート 約100g

アジアーゴ 約100g
¥1,080~(税込)/セミハードタイプ/イタリア

牛乳から造られるマイルドで食べやすいチーズ。薄くスライスして、白ワインやスパークリングに合わせると、アジアーゴ独特の爽やかな酸味とよく合いますよ。イタリアチーズ好きは、押さえておきたいチーズです。

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モッツァレッラ

モッツァレッラは、最近では日本製も多く販売されていますが、本場はイタリアです。イタリアのモッツァレラは、大半が牛乳製でできていて、現在ではピザ用として水分を抜いたものや、冷凍品も多く造られています。

モッツアレッラの名前の由来は、引きちぎる。モッツアレッラの製法である、お湯で溶かして練ってから、引きちぎる特殊な方法からきています。そのため、加熱するとよく伸びところが特徴でもありますよ。

6. モッツァレラバッカ 100g

モッツァレラバッカ 100g 無添加
¥500~(税込)/フレッシュタイプ/イタリア

もっちりとした食感と、ミルクの甘味とさっぱりとした味わいが、シンプルでおいしいです。そのままサラダにしても、ピザやパスタの具としてもおすすめですよ。鮮度のいいモッツアレッラは、そのままで、ミルクの味わいを存分に味わってみてください。

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モッツァレッラ・ディ・ブーファラ・カンパーナ

イタリアの原産地名称保護であるD.O.P.に認められているモッツアレッラは、モッツアレッラ・ディ・ブーファラ・カンパーナです。普通のモッツアレッラと大きく違うのは、生産地が限定されているところと、原料乳が水牛乳であること。モッツアレッラと比べると、色合いが白く、味わいも濃く、旨味がしっかり感じられますよ。

7. フィオルディマーソ社 モッツァレラ ディ ブッファラ ボッコンチーニ250g(50gx5個)

モッツァレラ ディ ブッファラ ボッコンチーニ DOP 250g(50gx5個
¥1,950~(税込)/フレッシュタイプ/イタリア

水牛乳から造られた、甘味をしっかり感じられるモッツアレッラ。一つひとつが小さいサイズなので、そのまま、サラダにのせて、料理に使ってなどさまざまな食べ方で味わうのもおすすめですよ。モッツアレッラと食べ比べるのも、味わいの違いを楽しめるので、面白いです。

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ゴルゴンゾーラ

イタリアの青カビチーズといえば、ゴルゴンゾーラ。パスタソースやピザなどにも使われることが多く、日本でも人気のチーズです。ゴルゴンゾーラは、ピカンテとドルチェと2種類のタイプがあります。ピカンテは、伝統的な製法で造られ、青カビの味わいが強く、硬めな食感が特徴です。ドルチェは、ピカンテと対照的で青カビの風味がマイルドで、柔らかな味わい。どちらも違う、味わいとおいしさを楽しめますよ。

8. ゴルゴンゾーラ・ピカンテ 約100g

ゴルゴンゾーラ ピカンテ約100g
¥648~(税込)/青カビタイプ/イタリア

ピリッとした青カビが特徴的なゴルゴンゾーラ・ピカンテ。牛乳から造られるので、ミルクの甘味と青カビの独特な味わいのバランスがよいチーズです。料理に使うときは、少しの量でしっかり青カビの風味を楽しめますよ。イタリア産の濃厚な赤ワインと、合わせると絶品です。

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9. ゴルゴンゾーラ・ドルチェ 約500g

ゴルゴンゾーラ・ドルチェ DOP 約500g 
¥2,987~(税込)/青カビタイプ/イタリア

ミルキーでマイルドな青カビチーズの代表的な存在、ゴルゴンゾーラ・ドルチェ。青カビの刺激の強い味わいが苦手な方や、青カビチーズ初心者さんでも食べやすいです。なめらかで柔らかい口当たりが、青カビをやさしく包み込んでくれるので、パクパク食べられてしまう青カビチーズですよ。

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リコッタ

リコッタは、チーズを造るときに出る副産物である「ホエイ」に、ミルクやクリームなどを混ぜて造ります。リコッタは、2度煮るという意味もあり、水分を抜いて造るのではなく、加熱凝固させてできあがるチーズです。日本では、牛乳製が多く輸入されていますが、羊乳、水牛乳などからも造られたものもあります。パンケーキに入れたり、ラビオリの詰め物にしたりすると、おいしいですよ。

10. イーゴル リコッタ 250g

リコッタ イゴール 250g
¥750~(税込)/フレッシュタイプ/イタリア

あっさりした味わいの、食べやすいフレッシュチーズです。サラダにのせたらおしゃれで健康的に食べられ、パンケーキに入れるとコクが増しておいしくて食べられるのでおすすめですよ。リコッタは、クセがなく食べやすい味わいなので、さまざまな料理に使いやすいです。気軽にクラッカーに乗せて、スパークリングワインと合わせるのもいいですよ。

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さまざまなイタリアチーズを食べて、おいしさを知ろう

イタリアチーズは、日本にも多く輸入されています。最近では、スーパーやコンビニなどで、気軽に購入できるものも増えてきていますよ。また、ワインにも合わせやすいものが多いので、イタリア産のワインとチーズでマリアージュしてみましょう。フレッシュ、青カビ、ウォッシュ、ハードなど、さまざまなイタリアチーズを食べて、もっとおいしいと思うお気に入りを見つけてみてくださいね。
※商品価格は、2021年6月30日時点での情報です。

私が執筆しました!

YURI
ソムリエ・チーズプロフェッショナル / YURI
資格:J.S.A.ソムリエ、C.P.A.認定チーズプロフェッショナル、食生活アドバイザー3級。『もっと楽しく、もっと気軽に、もっとおいしく!』をモットーに誰でもワインとチーズを気軽に楽しめるようアドバイスを発信中!ワインの輸入会社、レストラン、料理教室運営などを経験したのち、現在はフリーランスのソムリエ・チーズプロフェッショナルとして活動中。主にワイン・チーズ教室やブログ、ライターにてワインやチーズ・マリアージュなどの楽しみ方を伝えています。
【ブログ】ソムリエールYURIのちょこっとMEMO
【twitter】https://twitter.com/YURI06927640
【instagram】https://www.instagram.com/yuri.winetocheese

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