2021年07月26日

プロが教える!コンテチーズのおいしい食べ方とおすすめ商品5選

1000年以上の歴史を持つ、コンテチーズ。クセがなく食べやすいので、日本でも人気のチーズです。この記事では、コンテチーズの味わい、造り方、食べ方、おすすめまで、さまざまな角度からチーズのプロが徹底分析していきます。まだ食べたことのない方も、大好きな方もコンテチーズの新しい魅力に出会えるはずですよ。

フランスで愛されるコンテチーズとは

コンテチーズがカットされてお皿に乗る
iStock.com/barmalini

コンテチーズは、フランス・ジュラ地方(フランシュ=コンテ圏)で生産され、1000年以上の長い歴史を持っています。ジュラ地方は、山に囲まれているため、「山のチーズ」ともいわれていますよ。牛乳から造られ、直径55〜75cmの大型の車輪型に加工されます。丸々一個は、平均40kgもあるんですよ。

水分が少ないハードタイプのナチュラルチーズなので、長期熟成向き。フランスでは、さまざまなチーズが生産されていますが、コンテチーズが2015年の生産量NO.1に君臨しています。フランスでは馴染み深い、気軽に買えて、食べやすいチーズですよ。

コンテチーズの見た目・味わい

大型の車輪型のコンテチーズは、熟成過程でこげ茶色の表皮になります。中身は、きれいな黄色。色合いは造る時期によって濃くも薄くもなり、風味も変わってくるんですよ。

コンテチーズは、熟成度合いによって味わいが変化します。熟成が若いのもの(1年未満)は、ミルクの甘味が強くやさしい味わいです。熟成が進んだもの(1年以上)は、ナッツや栗などの香ばしさやホクホクした濃厚な味わいに変化します。24ヶ月や36ヶ月以上の熟成のものは、旨味が凝縮し、コクと複雑味が増すのが特徴的です。

コンテチーズはどうやって作られる?

熟成棚にコンテチーズが並ぶ
iStock.com/RomanBabakin

コンテチーズは、無殺菌の牛乳から造られます。特に特徴的なのは、大きな車輪型の形。ジュラ地方は山に囲まれているため、冬は長く雪の中で過ごします。人々が冬を越せるように、保存食として、このように大きな車輪型のチーズを造り出したそうです。

コンテチーズを凹みのないきれいな形にするため、熟成期間中は水分が均等に抜けるように、反転を繰り返しながら造り上げます。最初は柔らかく、熟成が進むにつれて水分が抜けて硬くなりますよ。最低熟成期間は4ヶ月ですが、日本では6ヶ月熟成からが多く輸入されています。現在では、12ヶ月や36ヶ月など長い熟成のものも多く造られていますよ。

コンテチーズの食べ方

アルプス山脈を背景にコンテチーズが木の板に乗る
iStock.com/barmalini

コンテチーズは、そのままで食べても、料理に使ってもおいしく食べられます。そのまま食べるときは、カット方法を変えることで食感や口溶けや風味が変わるので楽しいですよ。薄くスライスする場合は、口溶けがよくさっぱり食べられます。棒状にカットする場合やサイコロ状にカットする場合は、ミルクの甘味やコクがしっかり味わえますよ。

またコンテチーズをスライスして、生ハムや野菜と一緒に、バゲットやクロワッサンに挟んで食べると絶品です。パンの上にスライスしたコンテチーズを乗せて焼くと、チーズがとろりと溶け、風味も増し、違うおいしさを味わえますよ。ぜひ、お試しください。

コンテチーズとワイン

コンテチーズにワインを合わせる場合には、2つポイントがあります。1つ目は、同じ産地のものを選ぶ。同産地のものは、ワインとチーズに限らずに相性がいいです。コンテチーズなら、ジュラ地方のワインを選ぶのがおすすめですよ。

2つ目は、コンテチーズの熟成度合いでワインを選ぶ。コンテチーズは、熟成が若いものと進んでいるもので味わいが変わります。熟成が若いものと合わせる場合は、ワインもフレッシュでマイルドなものを選ぶと合わせやすいです。熟成が進んでいるものと合わせる場合は、深みのある複雑な味わいや熟成が進んでいるワインを合わせるとおいしくマリアージュします。

ポイントを押さえながら、以下のようなワインと合わせるとコンテチーズをさらにおいしく食べることができますよ。

ドメーヌ・フィリップ・ヴァンデル「シャルドネ・トラディション」

 ドメーヌ・フィリップ・ヴァンデル シャルドネ トラディション

ジュラ地方で造られる、シャルドネ100%の白ワイン。ジュラ地方で生産されている伝統的な白ワイン「ヴァン・ジョーヌ」と同じ製法で熟成されることが特徴な一本。熟したリンゴやハチミツ、焼きたてのパンなど、芳醇なフルーティーさと香ばしい風味が楽しめます。12ヶ月以上の熟成の進んだコンテチーズとマリアージュさせてほしい白ワインです。

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通販で買える!おすすめのコンテチーズ5選

1. コンテ ダイスカット 45g

フランスコンテダイスカット 45g
¥400~/ハードタイプ/フランス

気軽に食べるおつまみにぴったりな、ダイスカットのコンテチーズ。あっさりでマイルドな味わいなので、どんなワインにも合わせやすいです。生ハムやドライトマトなどと一緒にピックを刺すだけで、おしゃれなひと品に。カットする手間もいらないので、サクッとワインを飲みたいときのお供におすすめです。

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2. コンテ 6ヶ月熟成 115g

コンテ 6ヶ月熟成 115g
¥1,260~/ハードタイプ/フランス

コンテチーズを初めて食べる方に、ぴったりな商品。ミルクの甘味とやさしいマイルドな味わいで、食べやすいコンテチーズです。しっとりした食感なので、パンにはさんでサンドイッチにする場合は、6ヶ月熟成のものがおいしく食べられておすすめですよ。

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3. コンテ AOP ビオ 12-14ヵ月熟成 約200g

コンテ AOP ビオ 12-14ヵ月熟成 約200g
¥3,200~/ハードタイプ/フランス

12ヶ月〜14ヶ月熟成のコンテチーズは、濃厚感とミルクの甘味とマイルドな味わいのバランスがよいタイプです。味わいが複雑で強いだけではなく、ミルクの甘味もしっかり感じられます。まろやかな白ワインやシャンパンと合わせると、おいしくマリアージュできますよ。

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4. マルセルプティート社「コンテ エクストラ 24ヵ月熟成」

コンテ エクストラ 24ヵ月熟成 マルセルプティート社
¥1,242~/ハードタイプ/フランス

24ヶ月熟成のコンテチーズは、アミノ酸の結晶がチーズに見える、旨味が詰まったタイプです。食感もやや硬めになり、ナッツや栗などの香ばしい風味を存分に味わえます。濃厚な白ワインや、ミディアムボディ程度の赤ワインに合わせるとおいしく食べられますよ。

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5. マルセルプティート社「コンテ エクストラ 30〜36ヵ月熟成 約250g」 

コンテ エクストラ 30〜36ヵ月熟成 マルセルプティート社熟成 約250g
¥3,386~/ハードタイプ/フランス

高級で希少価値の高い、30〜36ヶ月熟成のタイプ。ミルクの凝縮感と旨味、香ばしさと複雑な風味が、口の中いっぱいに広がります。棒状にカットして、おいしいワインとじっくりと合わせたい一品。ワインの華やかさと旨味が詰まったコンテチーズが溶け合うことで、素晴らしいハーモニーを奏でます。一度食べたら忘れられない、そんなコンテチーズです。

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コンテチーズの保存方法

コンテチーズがお店に並ぶ
iStock.com/AG-ChapelHill

コンテチーズはハードタイプのチーズなので、保存方法によっては開封後も長く食べることができます。残ったコンテチーズは、油分や汚れなどが付いていないか確認し、付いている場合は、キッチンペーパーで軽く押さえるように拭いてあげましょう。その後、空気が入らないようにラップでぴっちりと包みます。乾燥を防ぐために、真空パックにできるジッパー付きの保存袋に入れ、空気を抜いて冷蔵庫に保管しましょう。

次食べたときにまた余ってしまった場合は、細菌の繁殖を防ぐために、新しいラップに交換することをおすすめします。保管方法をしっかりすれば、自宅でもコンテチーズをカビさせることなく、長く食べることができますよ。

コンテチーズは、熟成違いの食べ比べがおすすめ

コンテチーズは、クセが強くなくマイルドで食べやすいチーズ。しかし、熟成期間の違いで大きく味わいが変わるのも特徴です。マイルドでシンプルな味わいが好きな方は熟成が若めのものを、コクがあり複雑な味わいお好きな方は、熟成が1年以上のものを選んでみてください。また、食べ比べることで味わいの違いが明確にわかるので、友達が集まるときや複数のワインを飲む集まりなどでは、2タイプ用意して味比べをするのもおすすめです。コンテチーズを、ぜひおいしく食べてみてくださいね。
※商品価格は、2021年7月5日時点での情報です。

私が執筆しました!

YURI
ソムリエ・チーズプロフェッショナル / YURI
資格:J.S.A.ソムリエ、C.P.A.認定チーズプロフェッショナル、食生活アドバイザー3級。『もっと楽しく、もっと気軽に、もっとおいしく!』をモットーに誰でもワインとチーズを気軽に楽しめるようアドバイスを発信中!ワインの輸入会社、レストラン、料理教室運営などを経験したのち、現在はフリーランスのソムリエ・チーズプロフェッショナルとして活動中。主にワイン・チーズ教室やブログ、ライターにてワインやチーズ・マリアージュなどの楽しみ方を伝えています。
【ブログ】ソムリエールYURIのちょこっとMEMO
【twitter】https://twitter.com/YURI06927640
【instagram】https://www.instagram.com/yuri.winetocheese

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