2022年03月23日

冷凍食品をおつまみに、家でワインを楽しみ尽くす! 

家でワインを飲むとき、どんなおつまみを用意しますか? 手料理を作ったりお惣菜を用意したり、宅配サービスでお店の味を取り寄せたり。選択肢はたくさんありますが、最近私がはまっているのは「冷凍食品」です。

ワインの “おつまみ” としての冷凍食品の魅力

冷凍食品といえばコンビニやスーパーマーケットで売られている商品をイメージしがちですが、最近ではレストランが手がける本格的な商品も出ており、ワインとのペアリングの幅も広がっています。例えば以前、モルドバ料理専門店の “味” を冷凍食品として取り寄せ、モルドバ共和国のワインにマリアージュさせたことがありました(「ワイン銘醸地、モルドバ共和国の絶品 “冷凍食品” とワインに舌つづみ」参照)。お店の “味” を自宅で楽しめるのは宅配サービスも同じですが、冷凍食品は地理的な制約に縛られずに取り寄せることができるという点で、より多くの人が利用しやすいサービスです。

冷凍庫にストックしておけば、自分のタイミングで解凍したり温めたりするだけで手軽に楽しむことができる点も魅力のひとつです。予め好みの冷凍食品を買っておけば、「このワインを飲もう」と突然思い立ったとしても、レンジでチンするだけでワインに合う温かいおつまみを用意することができます。待ち時間もほとんどなし。最高じゃないですか。

ワイン好きの味方、冷凍食品専門店「Picard」

最近よく利用するのは、フランス発の冷凍食品専門店「Picard(ピカール)」です。約50年の歴史を持つ老舗で、現在は世界11カ国で展開中とのこと。日本には2016年に初出店し、2022年3月時点で東京、神奈川、埼玉、茨城に店舗を構えています。もちろん、オンラインなら日本全国どこにいても購入できます。

ピカールの最大の特徴は、本格的なフランス料理を気軽に自宅で楽しめるというところ。高級なイメージの強いフランス料理が冷凍食品になっていて、しかも気軽に楽しめるだなんて、利用しない手はありません。何より推したいのは、ワインに合う商品がたくさんある点です。さすがはワイン大国フランス発祥の冷凍食品、ワイン愛好家の強い味方です。

Picard公式サイト

「Picard」のワインにあうオススメおつまみ3選

ここ2年ほど外出しにくい状態が続いたので、自宅でピカールの冷凍食品とワインを楽しむのが半ば習慣のようになりました。色々な商品を試しましたが、中でも特に “おつまみ” としておすすめのものがありますので、ご紹介します。今回は赤ワインにフォーカスしました。赤ワイン……といってもさまざまなタイプがあるので、ご紹介するピカールの商品に合うおすすめワインもピックアップ。ぜひあわせてお試しください。

ペアリングにおすすめの赤ワイン

山の幸に合わせるワイン(シャトー・ジュン)

アパレルブランドでお馴染み、ジュングループのワイナリー「シャトー・ジュン」の1本。ラベルに「A wine that goes well with MEAT dishes」とあるように、「山の幸に合わせるワイン」というシンプルでグッとくる名前の赤ワインです。「自宅で過ごしながら「海」・「山」を楽しめるワインシリーズ」として「海の幸に合わせるワイン」という白ワインも出ています。

「山の幸に合わせるワイン」は「ヤマ・ソーヴィニヨン」という品種のブドウ主体で造られています。ヤマ・ソーヴィニヨンは日本で開発された日本固有の赤ワイン用ブドウ品種です。カベルネ・ソーヴィニヨンとヤマブドウを交配させて生み出された品種で、カベルネ・ソーヴィニヨンの芳醇な香りとヤマブドウの野性的な風味、すっきりとした酸がかね備わっているといわれます。フランス、ボルドーで主役をはるカベルネ・ソーヴィニヨンの良さと、日本生まれのヤマブドウの大和魂が共存する赤ワインというわけです。日本人とフランス料理をつなぐ掛橋として、ぴったりではないでしょうか。

販売サイトを見る

このワインにペアリングして欲しい “おつまみ” 3選です。

第3位 チリコンカン

フランス料理の冷凍食品専門店……といいつつ、第3位はメキシコ料理の「チリコンカン」。トマトベースのソースに玉ねぎと牛ひき肉、レッドキドニーなどを入れて、チリパウダーを加えて煮込んだものが白米の上に乗っています。チリパウダーには一般的に、唐辛子、オレガノ、クミン、ガーリック、パプリカなどのスパイスが数種類配合されています。

ワインに合うポイントは二つ。まずはトマトベースのソースの酸味。「山の幸に合わせるワイン」に感じられるヤマブドウ由来のすっきりとした酸味と味わいの要素が似ているので、すんなり馴染みます。そしてチリパウダーに含まれるパプリカの香り。ワインに感じられるカベルネ・ソーヴィニヨン由来の香り(ピーマンを連想させる青っぽいハーブのような香り)に寄り添い、相性の良さを感じます。味わいの要素を紐解くとメキシカンな雰囲気にマッチする理由が見えてきて面白いですよね。

第2位 マッケンチーズ

第2位は「マッケンチーズ」……いわゆる「マカロニ・アンド・チーズ」の通称です。フランス料理の冷凍食品専門店なのに第2位もフランス料理ではないのですが、そこはご愛嬌(マッケンチーズはアメリカやイギリスの家庭料理といわれています)。一般的に クリームチーズとチェダーチーズをとかしてマカロニに絡めたものを指します。

ピカールのマッケンチーズは気持ち味が薄めで、日本人の舌に合う仕上がりになっていると感じます。そのためか、口当たり軽めの「山の幸に合わせるワイン」にもベストマッチ。マッケンチーズの主張が激しすぎないので、ちゃんとマリアージュを感じられます。「山の幸に合わせるワイン」はもともとBBQなどでしっかり火を通した食材に合わせることを想定し、ワインに木樽のトースティな風味をつけているとのこと。その樽の香りがチーズの風味によって引き立って、とても美味! 

第1位 アッシ・パルマンティエ

第1位はフランスの家庭料理「アッシ・パルマンティエ(牛ひき肉のパルマンティエ)」! ようやくフランス料理の登場です。パルマンティエとは、簡単にいうとマッシュポテトのようなもの。アッシは「細かく刻んだもの」という意味で、牛ひき肉を指しています。

パルマンティエのクリーミーな風味と牛ひき肉の塩っけのきいた味わいが融合して、非常に美味しい! もう何度リピートしたかわかりません。レンジで数分加熱するだけでこの味わいが堪能できるのは奇跡といっても過言ではないでしょう……そういいたくなるほどおすすめの逸品です。そして何より、赤ワインにとっても合う! クリーミーな風味も牛肉の旨味も、全てが赤ワインのためにデザインされていると思えるほどです。こちらもマッケンチーズ同様、「山の幸に合わせるワイン」の樽の香りを引き立て、複雑な風味を楽しませてくれます。赤ワインがお好きなら絶対試してほしい組み合わせです。

最後に

冷凍食品といえど、レストランプロデュースのものから本格フレンチまで、さまざまなタイプの商品があります。ワインとのペアリングも奥深く研究しがいのあるテーマなので、ぜひ皆さんもいろいろ試してみてくださいね! ちなみに「山の幸に合わせるワイン」はキャンプ飯に最適とのことなので、今年はキャンプにチャレンジしてペアリングを実践してみたいな……と画策中です。

 


吉田すだち ワインを愛するイラストレーター

都内在住の、ワインを愛するイラストレーター。日本ソムリエ協会認定 ワインエキスパート。ワインが主役のイラストをSNSで発信中!趣味は都内の美味しいワイン&料理の探索(オススメワイン、レストラン情報募集中)。2匹の愛する猫たちに囲まれながら、猫アレルギーが発覚!?鼻づまりと格闘しつつ、美味しいワインに舌鼓を打つ毎日をおくっている。
【HP】https://yoshidasudachi.com/
【instagram】https://www.instagram.com/yoshidasudachi

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