
2021年02月23日
白ワインにはどんなグラスが適しているのか、お店でなんとなく見ていてもわからない方も多いかもしれません。この記事では、白ワイン用のグラス選びのポイントや、おすすめの白ワイングラスをご紹介します。グラス選びにこだわって白ワインをさらにおいしく楽しみましょう。
白ワインを飲むときにグラスを気にされたことはありますか?ワイングラスを変えると、白ワインの味わいや風味が変わるため、グラス選びは重要です。おいしく白ワインを楽しむために、ここでは白ワイン用のグラス選びのポイントやおすすめの白ワイングラスをご紹介します。
最近では、有名なグラスメーカーからも赤ワインと白ワイン兼用のワイングラスが販売されています。グラス初心者の方は、初めのうちは兼用グラスを使用してもよいでしょう。ただし、おいしくワインを味わいたいと思うのであれば、赤ワインと白ワインのグラスを分けることをおすすめします。
なぜなら、赤ワインは、渋みをやわらげて芳醇なブドウの味わいをより感じられるように、空気と多く触れる大きめのグラスがよいとされていますが、白ワインは、酸味や冷たい状態を保つために、空気とあまり触れない小さめのグラスがよいとされているからです。
白ワインは渋みを含まないため、ブドウの甘みがストレートに伝わってきます。そのため、ブドウの品種によって辛口から果実味の高いものまで味わいもさまざま。ブドウの品種によって、おいしく飲めるグラスの形状が変わってきます。お好みの白ワインの味わいがある場合は、そのブドウ品種に合ったワイングラスを選ぶようにしましょう。
白ワインは冷たくフレッシュな口当たりが特徴的。温度が上がって味が落ちないように、できるだけ空気に触れない小さいボールのグラスが適しているといわれています。しかし果実味の高い白ワインの場合は、まろやかな味わいが口全体に広がるように、大きめボールのグラスが好まれることもあります。お好みの白ワインに合ったボールの大きさで、ワイングラスを選んでみましょう。
グラスの飲み口が薄いほど、白ワインの香りをダイレクトに感じられます。飲み口が厚いと雑味を感じやすくなってしまうため、薄めのグラスを使用するようにしましょう。白ワインの冷たさを保つためにも、飲み口がすぼまっているワイングラスを選ぶようにしてください。
265年以上の歴史を持つ老舗グラスメーカー「RIEDEL(リーデル)」の白ワイングラスです。ベストセラー商品にもなっている定番人気のワイングラス。適度なすぼまりによって、白ワインの持つ酸味や豊かなミネラルをバランスよく楽しめます。
果実味の高いまろやかな白ワインがお好きな方には、 RIEDEL のニューワールドワイン向けのシリーズがおすすめです。豊かな果実味が口中に広がるように、ボウル内の表面積が大きく作られています。果実味の強い白ワインが好みで、本格的なワイングラスを購入したい方はぜひお試しください。
1878年創業の日本のガラス食器メーカー「東洋佐々木ガラス」の白ワイングラスです。江戸時代から続く「江戸硝子」という伝統技法を用いたガラス食器が有名。白ワイン用に小ぶりなボウルになっています。日本製のワイングラスを使用したい方におすすめのワイングラスです。
デンマーク王室御用達の「HOLMEGAARD(ホルムガード)」のワイングラス。エレガントな雰囲気のワイングラスは、美しく落ち着いた雰囲気を醸し出してくれます。飲み口のすぼまったスリムなスタイルは、白ワインにぴったりなワイングラスです。
デザイン性の高さが魅力の「iittala (イッタラ)」の白ワイングラスです。フィンランド製のスタイリッシュなワイングラスは、プレゼントにしても喜ばれるアイテムでしょう。白ワインを飲むのに適したサイズで、香りや味わいをしっかり楽しみたい方におすすめのワイングラスです。
この記事では、白ワイン用のグラス選びのポイントや、おすすめの白ワイングラスをご紹介しました。白ワインの酸味や果実味をおいしく味わうためには、上記でご紹介した「ブドウ品種」「ボールの大きさ」「飲み口の薄さやすぼまり具合」のポイントをおさえて、自分に合ったグラスを見つけてみてください。グラス選びにこだわって、白ワインをさらにおいしく堪能しましょう。