
2021年11月10日
きれいなピンク色に思わずうっとり!華やかな色合いのロゼワインは、見ているだけで気分が上がります。赤、白、ロゼといったように、ワインは色で分類されるもの。ワインの色は、ブドウの種類や醸造方法によって違いが生まれるのをご存じでしょうか?この記事では、ロゼワインの製法や楽しみ方、おすすめの銘柄についてご紹介します。
ロゼワインとはピンク色をしたワインのこと。ロゼとはフランス語で「バラ色」を意味し、美しい色合いこそロゼワインの魅力です。ひと口にピンク色といっても、淡いピンクから赤に近いものまでバリエーションはさまざま。味わいも甘口から辛口まであり、フルーティーで飲みやすいタイプが多く、料理に合わせやすいのも特徴です。
赤ワインは黒ブドウを原料に、皮や種ごと発酵させて醸造されるのに対し、白ワインは白ブドウを原料とし、皮や種を取り除いて醸造されます。ロゼワインの場合は、原料となるのは黒ブドウ、あるいは黒ブドウと白ブドウの両方。赤でも白でもなく、ピンク色のワインにするためには、造り方にポイントがあります。
ロゼワインの主な造り方は3種類。セニエ法、直接圧搾法、混醸法についてご紹介します。
赤ワインの製法に近いものの、醸造方法が異なります。黒ブドウを皮や種ごと圧搾させ、短期間発酵させてから、色づいた果汁の一部を取り出してさらに発酵させるのがセニエ法。仕上がりは濃いピンク色になります。
赤ワイン用の黒ブドウを使い、白ワインの造り方をベースにした製法です。黒ブドウの皮や種も一緒に圧搾したのち、皮や種を取り除き、ピンク色の果汁だけで発酵。淡いピンク色で、味も白ワインに近いロゼワインが生まれます。
黒ブドウと白ブドウを一緒に混ぜて圧搾し、セニエ法のように発酵させる製法。赤ワインと白ワインを混ぜるのではなく、ブドウの実の段階で醸造がおこなわれます。色合いはセニエ法ほど濃くなく、薄いピンク色に。
ロゼワインをおいしく飲むためのポイントを2つご紹介します。
赤ワインは常温で、白ワインは冷やして飲むのが一般的です。では、ロゼワインの飲み頃の温度とはどれくらいなのでしょう。ロゼワインは7~14℃くらいに冷やして飲むのがおすすめです。甘口タイプなら、よく冷やしたほうが甘味が残り過ぎず、食事にも合わせやすくなりますよ。
甘口以外なら、比較的どんな料理とも合わせやすいのがロゼワインの魅力です。醤油との相性もよく、寿司や刺身、和食との相性もバッチリ。ワインと料理を合わせる際には、色を合わせるのもポイントです。ピンク色のロゼワインには、サーモンやエビ、ハムといったピンク色の食材を使った料理とよく合いますよ。
ロゼワインは、甘口か辛口かで選んだり、好きな産地で選んだり、より爽快感を味わえるスパークリングワインをチョイスするのもおすすめです。
¥920~/ロゼ/ポルトガル
ポルトガルの名門、ソグラペが手がける「マテウス ロゼ」。1942年の発売以来ロングセラーを重ね、ロゼワインブームの中心的存在を担っています。微発泡の爽やかな甘口タイプですが、すっきりとしたあと味で、飲み心地のよさが魅力です。丸みのあるボトルときれいなピンク色も印象的。食前酒や食中酒として、さまざまなシーンにマッチします。
¥996~/ロゼ/アメリカ
カリフォルニアの老舗ワイナリー、ベリンジャーの自信作です。ジンファンデル種を主体とした甘口タイプで、フルーティーな香りとほんのりとした甘味、すっきりとした酸がバランスよく調和。日本市場に向けて発売されたカリフォルニアシリーズは、日本の食事に合うのはもちろん、カジュアルに楽しみたいときにもうってつけです。
¥1,161~/ロゼ/チリ
チリの実力派、コノスルが手がけるロゼのスパークリングワインはいかがでしょう。冷涼なビオビオ・ヴァレー産のピノ・ノワール種を100%使用。やわらかな果実味と豊かな酸、ほのかな渋味が感じられ、飲みごたえも十分な辛口タイプです。美しいサーモンピンクの色合いと立ち上る泡に、気分も弾みますよ。女子会にも最適。
¥1,650~/ロゼ/日本
日本固有のブドウ品種、マスカット・ベーリーAを主体としたやや甘口のロゼワインです。ほんのりとした甘味と爽やかな酸味が心地よく、香りは華やかで、味わいは果実感たっぷり。日本の風土で育まれたブドウを厳選した、サントリーのジャパン・プレミアムシリーズからの1本です。日本の食卓に合いますよ。
¥1.980~/ロゼ/スペイン
スペインで最高品質のカヴァ(スペイン語でスパークリングワインの意)を造り続ける名手、ロジャーグラートの代名詞ともいえる辛口ロゼ。グラスに注ぐときらめく泡が立ち上り、口に含むとベリー系果実の香りやチェリーの風味が広がります。快適なのど越しを堪能しながら、優雅な時間を楽しめること間違いありません。
¥2.376~/ロゼ/フランス
グルナッシュ種を主体とする「タヴェル ロゼ」は、辛口タイプのロゼワインです。色調は濃い目のピンク色、味わいはパワフルで飲みごたえも十分。肉料理や甘辛いソースを使った料理と好相性です。造り手はフランス・コート・デュ・ローヌ地方で妥協なきワイン造りをおこない、「ローヌの帝王」としてゆるぎない地位を確立しているE.ギガル。
¥2,453~/ロゼ/イタリア
イタリア・トスカーナ州の名門、アンティノリがプーリア州で手がける辛口ロゼワイン。土着品種のネグロアマーロを使った「カラフリア」は、ライチを思わせるやさしい香りで、やわらかな口当たりと豊かな果実味が特徴です。フレッシュな酸とミネラルのバランスもよく、上質でありながら軽快な飲み心地。特に魚介料理と相性抜群です。
¥3,278~/ロゼ/イタリア
「キング・オブ・スプマンテ(イタリア語でスパークリングワインの意)」とも呼ばれ、イタリア屈指のスプマンテメーカーであるフェッラーリ。辛口タイプの「フェッラーリ ロゼ」は、フレッシュな花を思わせる香りと飽きのこない味わいに魅了されます。豊かな泡立ちと優雅な余韻も魅力的。特別な日や記念日に開けたい1本です。
¥3,366~/ロゼ/フランス
フランス・プロヴァンス地方のロゼワインの特徴ともいえる、肌色に近い淡いピンク色をした辛口タイプ。凝縮感のある果実味、ミネラル感、すがすがしい酸のバランスがよく、エレガントな余韻が続きます。南仏最高の造り手とハリウッドスターがタッグを組んだハイクオリティーワインとして、世界的にも大人気。ギフトにしても喜ばれます。
¥8,200~/ロゼ/フランス
フランス・シャンパーニュ地方のモエ・エ・シャンドンは、世界にその名を知られた高級老舗ブランド。きめ細やかな泡とともにピンク色の輝きを放つ「アンペリアル ロゼ」は、野イチゴのような香りといきいきとした果実味が感じられ、のど越しはなめらかです。お祝い事や華やかなムードを演出したいときにぴったりです。
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赤ワインと白ワインの両方の魅力をあわせもつ、ロゼワイン。美しい色合いはもちろん、どんな料理とも合わせやすいのも嬉しいポイントです。味わいや価格帯にもバリエーションがあるので、特別なシーンだけではなく、日常シーンでも重宝しますよ。お気に入りのワインリストに、ぜひロゼワインを加えてみてくださいね。
※商品価格は、2022年9月26日時点での情報です。