2019年10月30日(水)

高級シャンパーニュ「SALON」でBYOしてみた

高級シャンパーニュ「SALON」でBYOしてみた @白金「ラ・クープ・ドール」

こんにちは!吉田すだちです。

先日10月9日は、すだちのお誕生日でした。と同時に、われわれ夫婦の結婚記念日でもあるのです。また、実は今まで会社員との兼業イラストレーターをしていたのですが、このたび独立することになりまして…3つのイベントをお祝いするべく、夫が大大大大大奮発して、超高級シャンパーニュを買ってくれたんです…!

なんと…1988年の、サロン…!!

ワイン好きなら一度はお目にかかりたい憧れのシャンパーニュ。しかも、30年熟成もの。これはかなりお値段はるやーつ。なんと………1本20万円!!!!!
わが家は決して裕福ではなく、普段消え物にかけられるお金のレンジをはるかに超えるお値段

。むかし買った原付スクーターよりも高い。この高級ワインを目にした瞬間、今年いちの大声で叫んじゃいましたわよ。

しかし、夫もバカだけどわたしも相当なワインバカ…。数秒後には喜びのほうが優って、夫にだきついてたけどね。誕生日と結婚記念日と独立記念を祝うんだから、このワインしかないじゃん、ぴったりじゃん!って。感覚くるってる…かも(汗)

こんな高級シャンパーニュ、次、いつお目にかかれるかわからないんだから、飲み方も超重要。もちろん、家で気軽にあけるわけにはいきません。最高のお料理にあわせて楽しみきらないと、バチがあたります。

というわけで、Winomy編集部にも相談しつつ、BYOでサロン・ディナーしてきました!今回はちょっと…いや、かなりリッチなBYOです。

ところで「サロン」ってどんなシャンパーニュ?

「こだわりがつまった究極のシャンパーニュ」といわれる、サロン。

ウジェーヌ・エメ・サロンさんという方が、自家消費用に造ったのがはじまりです。自分が飲むためにシャンパーニュを造ろうなんて普通は思わないので、相当な変わり者ですね。

シャンパーニュは基本的に、さまざな収穫年・畑や異なる品種のブドウをブレンドする、アッサンブラージュ製法が主流。これは、めちゃくちゃ寒いシャンパーニュ地方で、品質を安定させるためにあみだされた、生産者たちの知恵の結晶です。

しかし、サロンはすべて単一ヴィンテージ・単一品種(シャルドネ)・特定の優良畑のブドウのみを使って造られているんです。こんなこだわりまくったシャンパーニュ、他にはない…!こんなめんどくさいものを自分で飲む用に造りはじめたウジェーヌさん、本当にシャンパーニュを愛していたのですね。

さらに、最高品質のブドウが収穫できた年にしか生産されないというこだわりっぷり。この100年で40弱のヴィンテージしかリリースされていないんですって!希少価値が高いがゆえに高級なのです。

しかも、製造されても最低10年は瓶熟させてから市場におくりだすそう。つまり、10年間まったく利益にならないまま寝かせるんです。サロンのブランドを守りながら、ワインラバーたちに最高のシャンパーニュを届けたいという生産者の想いがギュッとつまっています。

サロン1988年の飲みごろ

サロンは飲み頃になるまでに30年の熟成が必要、と言われる気難しいワイン。若いうちに飲んでも美味しくないのだそう(若いといっても、お店に出回る時点で10年瓶熟しているんだけど…)。

今回いただくサロンは1988年ヴィンテージ、つまりちょうど30年熟成のもの。まさに今が飲み頃の、最高級品というわけなんです。

この子をどのように飲むのがいいのか…。自分たちではどうしても自信がなくて、半ばなきつく形でWinomy編集部に相談しちゃいました。どうかどうか、30年もののサロンを最高の状態でいただけるよう、お店を紹介してください…!って。

相手は超高級シャンパーニュ、きっとびっくりしただろうなあ…。でもすごく親身に相談にのってくださったWinomy編集部のみなさん。改めて、みなさんのワイン愛を実感しました。だって、サロンだもん。スーパーで適当に買ってきたおつまみにあわせて飲むなんて、許されるわけがない!

高級シャンパーニュをBYO!

さてさて、行きついたのは、白金高輪にあるフレンチレストラン、ラ・クープ・ドールさん。

ラ・クープ・ドールという店名は「黄金杯」という意味。グラスに注がれたきらめくシャンパンゴールドをイメージしてつけられた名前なのだそうです。シャンパーニュで乾杯するのにこんなに最適なお店、他にないじゃないですか…!お料理も、シャンパーニュによくあうメニューがそろっています。

今回は、Winomyプラン 8000円コースをお願いしました。ワイン1本の持ち込み料が含まれている良心的なコースです。ありがたや。

いよいよ抜栓

テーブルについたら、待ちに待ったこの瞬間。サロンの抜栓です…!

ソムリエが慎重にコルクストッパーをはずし、コルクを丁寧にひねると…「シュッ」 という見事な「天使のため息」が…!音さえも美味しく感じられる。完全にサロンマジックにかかっています。

グラスに注がれたサロンが、こちら!

高級シャンパーニュ サロン 高級シャンパーニュ サロン

シャンパーニュとは思えない、とても濃い黄金色。非常に繊細で上品な泡。サロンマジックにかかったわれわれにとって、もはやこれはグラスに注がれた芸術品。いつまでも眺めていられます。

いったいどんなお味なのか。早速いただいてみましょう。

乾杯!

高級シャンパーニュ サロン

…なにこれ!!!

しばし言葉を失いました。だって、わたしの知ってるシャンパーニュの味わいとは全然違う…!

まず鼻腔に強くひろがる、ハチミツ香。こんなにハチミツ香が強いシャンパーニュがあるなんて…びっくりです。香りからは、濃厚であま〜い味わいを想像してしまいます。熟成されたシェリー酒のような印象も。とにかく濃厚。

ひと口ふくむと、スッキリ辛口。香りとのギャップに目がさめます。でも、決してさすような酸味ではなく、とっってもまろやか。後味は、まるでバターをなめたあとのような余韻がひろがります。クリーミーなんです。30年も熟成しているのに、泡はしっかり。でも優しい。

シードルっぽくもあるし、シェリーっぽくもあるし、長期熟成されたブルゴーニュ・グラン・クリュのピノ・ノワールのようでもあるし…。口の中でどんどん印象がかわっていく。なにこれ、本当に不思議…!

ソムリエにもひと口試していただきましたが、「素晴らしい」とお墨付きをいただきました。いわく、やはりハチミツ香が特徴的とのこと。

サロンを高めるお料理

この素晴らしいシャンパーニュにあわせたお料理、気になりますよね。盛りだくさんなので、ダイジェストでご紹介!なお、メニューはその日の食材とシェフのインスピレーションで決まるそうです。飯テロごめん!

白金ダック

1.(アミューズ1)白金ダック

自家製ブリオッシュとフォワグラ

2.(アミューズ2)自家製ブリオッシュとフォワグラ

3.(前菜)大分豊後水道直送鮮魚のマリネ イカ墨と白ごまのモノクロ仕立て

3.(前菜)大分豊後水道直送鮮魚のマリネ イカ墨と白ごまのモノクロ仕立て

(温前菜)トリュフの揚げラビオリ イベリコの生ハムとハニートリュフソース

4.(温前菜)トリュフの揚げラビオリ イベリコの生ハムとハニートリュフソース

(温前菜)参鍋養鶏場の有精卵を使用した温泉卵 カボチャのピュレ

5.(温前菜)参鍋養鶏場の有精卵を使用した温泉卵 カボチャのピュレ

(お魚料理)日本各地の漁港から届いた鮮魚料理 コショウダイのスープドポワソン仕立て

6.(お魚料理)日本各地の漁港から届いた鮮魚料理 コショウダイのスープドポワソン仕立て

(お肉料理)那須高原椎茸と豚肉のカイエット 無花果のキャラメリゼ

7.(お肉料理)那須高原椎茸と豚肉のカイエット 無花果のキャラメリゼ

(デザート)キャラメルポワールのムースと和梨のソルベ

8.(デザート)キャラメルポワールのムースと和梨のソルベ

(プティフール(小菓子))低糖質ガトーショコラ 栗のギモーヴ

9.(プティフール(小菓子))低糖質ガトーショコラ 栗のギモーヴ

どれもこれも、サロンにぴったりでした。シャンパーニュにあうように料理されているというのもあるし、サロンのポテンシャルが半端なくてどんなお料理にもあわせることができるというのもある。料理とワインが、たがいに歩み寄っているイメージ。最高でした。

コースを通して1本のサロンを、二人でゆっくり味わいきることができた!あ〜飲みきるのが本当に惜しかった。生きているあいだにもう一回味わいたい…そんな、素晴らしいシャンパーニュでした。

ごちそうさまでした!

最後に…

今回いただいたような超高級ワインには、気軽に手をだすことは難しいです。でも、もしそんなチャンスに恵まれたら、きっと誰もが飲み方に迷ってしまうと思う。本当に迷います、経験者は語る(笑)!そういう時こそBYOなんだなあと実感した経験でした。

しかし美味しかった。こんな素晴らしいシャンパーニュとお料理でお祝いしてもらったんだから、きっときっとこれからの1年はいいことがたくさんあるハズ!だよね?


吉田すだち ワインを愛するイラストレーター

都内在住の、ワインを愛するイラストレーター。日本ソムリエ協会認定 ワインエキスパート。ワインが主役のイラストをSNSで発信中!趣味は都内の美味しいワイン&料理の探索(オススメワイン、レストラン情報募集中)。2匹の愛する猫たちに囲まれながら、猫アレルギーが発覚!?鼻づまりと格闘しつつ、美味しいワインに舌鼓を打つ毎日をおくっている。
【instagram】https://www.instagram.com/yoshidasudachi/

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