2020年02月11日(火)

【前編】サクラアワード2020 ワイン審査会で聞いてみた「ソムリエールは知っている」Vol.13

サクラアワードとは?

みなさんは「サクラアワード」というワイン審査会をご存知だろうか?女性が審査するワインコンペティションで、2020年で6回目を迎えるとても権威あるワインの品評会です。

エデュケーターとして活躍する田辺由美氏が審査責任者を務め、審査員はソムリエやワイン醸造家、ワインスクール講師、ワインジャーナリスト、ワインインポーター、流通、ワインの販売に従事するなど、ワイン業界の現役のスペシャリストたちが審査員。もちろん全て女性です。この男子禁制の「ワイン大奥」とも呼べる会場にWinomy編集部が突撃取材。

今回はいつもとは少し違う、コラム「ソムリエールは知っている」をお届けします。

どうやって審査するの?

世界各地から送られて来たワインは、ボトルが見えないようにカバーをかけられ、審査はブラインドテイスティングで行われます。具体的な審査の流れば次の通りです。

・審査は100点満点で評価され、すべてのカテゴリーの中から得点に応じ、ダブルゴールド、ゴールド、シルバーの各受賞ワインが選ばれ、更にダブルゴールドの中から、再審査によってダイヤモンドトロフィーが選ばれます。
・審査員は5人一組となり、グループリーダーの先導で審査。ただし、あくまでも個人の審査得点が反映されます。
・品種別に行う審査方法で、1フライトは12~14アイテム。比較審査ではなく、あくまでも個別にワインを審査する方法を採用しています。
・一人が一日に行う審査アイテム数は約36~48アイテム。
・ブショネワインは再審査されます。

広い会場には数え切れないほどのテーブルによってグループが形成され、個々の所見を記入したのち、リーダーの方の司会進行で、全員の平均点が決めれられていきます。

その議論は時には白熱、時には爆笑も交え、会場のボルテージは最高潮。ワインのほろ酔いパワーも加わって、身振り手振りで熱弁をふるう猛者もちらほら(笑。ワインのプロである女性たちが一同に会し、こんなにもワインに真剣に向き合う審査会はなかなかお目にかかれないのではないでしょうか。

受賞するとどうなるの?

審査が終わると直ちに審査用紙は集計されます。カテゴリーには関係なく、得点数でダブルゴールド、ゴールド、シルバーを決定します。

●2月14日「バレンタインデー」にダブルゴールド、ゴールド、シルバー受賞ワインが発表。
●3月上旬に、ダイヤモンドトロフィー、特別賞グランプリが発表。

その他、7つの「特別賞」と10の「和食・アジア料理に合うワイン賞」特別賞があります。2020年は「いつも飲みたいスパークリングワイン賞」「珍しい古来品種や土着品種賞」「フォーティファイドワイン賞」「デザートワイン賞」を新たに設置。

最近ではレストランのみならず、消費者の方もワインを選ぶ時に、サクラアワード受賞ワインを選択基準とされている方も多くなってきているようです。ソムリエールさんたちのパワーをヒシヒシと感じた、すごい会でした!

ここからいよいよ、いつものコラムインタビューへと進めることに。会場の外でゲストを待ちます。

審査員のソムリエールにインタビュー

お一人目は、大阪のイタリアンで長年ソムリエールとして活躍されていらっしゃる「石垣さん」にご登場頂きました。

ワインBYOについて思うこと

まずはWinomyの提唱する「ワイン持ち込みBYO」についてお聞きしてみた。

「率直な意見でいいですか?」と切り出せれた石垣さん。「ワインの内容や種類によると思うんです」と。彼女曰く、「ビンテージワインでソムリエの抜栓技術が必要なもの」や「ご旅行などの思い出に残るワイン」については、お客様がご自身のレストランにお持ち込みなることについてはポジティブに捉えているそうです。

一方で、「安くあげたいから」という趣旨での持ち込みは、ソムリエがいるお店ではすべきではないのかなぁと思います、と。

石垣さんとしては、ご家庭では美味しく飲めないので、ソムリエの技術を頼っての持ち込みをしていただくとソムリエ冥利に尽きる、と笑顔で語ってくれました。

ソムリエールになられたきっかけ

元々ピアノの教師をされていらしゃった石垣さん。自分の好きなことを仕事にしたいとワインの道へ。日本でソムリエ資格を取得されてしばらくした後、お食事とワインのペアリングに長けているイタリアで勉強したいとイタリアへ渡り、現地のソムリエ資格を取得されたという。すごい熱意に感動です。

オススメマリアージュを教えてください

「どんな視点でお話しするといいですか?」と大人の対応をしてくれた彼女。せっかくWinomyさんなので、ということで「大阪視点」で決定(笑。

それならこれがオススメとお話ししてくれたのは、「たこ焼き × ランブルスコ」の組み合わせ!ランブルスコはカジュアルに自宅で楽しむのに適した、とても手ごろなワイン。しっかりとした味わいと泡が、たこ焼きソースと相性バッチリ。これまでにないコテコテのサービストークに感謝と拍手です(笑。

タコ焼き × ランブルスコ

今回はサクラアワードについて少しご紹介するコラムとなりましたが、次回後編は、さらなるソムリエールの方へのインタビューの内容をお届けします。


Winomy編集部  NORIZO

ワインライフナビゲーター™️。日本ソムリエ協会認定 ワインエキスパート。ワイン検定ブロンズ&シルバークラス認定講師。FLAネットワーク協会認定 食生活アドバイザー。
世界中のワインやグルメを味わってきた知見を生かし、ワインのある毎日の楽しさを伝えるセミナーの講師や、
ワインと食のマリアージュにフォーカスしたコラム執筆などを行う。時に世界のワインピープルとの対談記事もお届け。「ワインになりたい」と思うほどのワイン馬鹿です!

ソムリエールは知っている 過去の記事もチェック♪

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