2020年06月30日(火)

お店でもう困らない!テイスティングの意味とお店でのマナー

レストランでボトルワインを頼んだ際におこなう「テイスティング」。初めての場合、どのように対応したらいいのか、何か伝えないといけないのかなど、わからず不安ですよね。この記事では、レストランでのテイスティングの基本的なマナー、意味、交換をお願いする際の注意点を解説します。

レストランでのテイスティングの流れ

赤ワインが入ったグラスを傾ける様子

まず、基本的なテイスティングの流れはこちら。

1. ワインの銘柄の確認

ソムリエが注文したボトルワインのラベルを見せながら、銘柄や年代を一緒に確認してくれます。ワインは同じ種類でも年代が違うだけで味や料金も変わってくるので、注文したものと合っているか、はじめに確認しておきましょう。

2. にごりや異物の混入がないか確認

銘柄に間違いがないかを確認したら、ワインをグラスに少量注いでくれます。ワイングラスの足部分を持ち、45℃くらいの角度で奥に傾けながら、ワインの色がにごっていないか、異物が含まれていないかを確認します。赤ワインは傾けたときのグラスとの境を、白ワインやロゼはグラスを真横から見た表面部分の色を確認するといいでしょう。白いテーブルクロスがあれば背景にすると見やすいです。

3. 異臭がしないか確認

見た目のチェックが済んだら、次は香りを確認します。一度グラスに鼻を近づけて香りを嗅いでから、円を描くように軽くグラスを回して空気を含ませ(スワリング)、さらに深く香りを吸い込むようにして確認します。このとき、右利きの方は反時計回し、左利きの方は時計回しに回すのが基本です。回すときにグラスを持つのが難しければ、机に置いたまま足部分を持って回しても問題ありません。

4. 変な味がしないか確認

次はワインを口に含んで味を確かめます。すぐに飲み込まず、舌で転がすように味わってみてください。このとき異常な酸っぱさや渋さなどの異変を感じなければ、そのまま飲み込んでソムリエに「大丈夫です」と伝えてください。もし異常を感じたら、「少し酸っぱく感じるのですが……」のように伝え、確認してもらいましょう。

テイスティングの意味

グラスを傾けて白ワインをチェック  
iStock.com/Train_Arrival

そもそもテイスティングは何のためにおこなわれるのでしょうか?それは、注文したワインに劣化や腐敗がないかを確認するため。特に香りや味に問題がなければ「大丈夫です」「これでお願いします」と伝えるのがマナーです。決して、おいしい・おいしくないを判断したり、好みのワインを選ぶための試飲ではないことを理解しておきましょう。

このテイスティングは「ホスト・テイスティング」とも言われ、食事を招待した側(ホスト)がされた側(ゲスト)にワインを振る舞うといった意味があります。カップルであればエスコートする側の男性、グループであれば主催者がホストにあたりますね。

ホストが、大切なゲストに振る舞うワインが問題ないかを事前に確認をすること。それがホスト・テイスティングです。

テイスティングを断る場合

赤ワインが入ったグラスに手を添えている

とはいえ、テイスティングしてもわからない、もっとカジュアルに場を楽しみたい、といった場合もあると思います。その場合は、「テイスティングはお任せします」と伝え、断ることも可能です。初回のテイスティングだけおこない、2本目以降はソムリエに任せる場合もあります。

交換の際に気をつけたいこと

白ワインがグラスに注がれているところ

テイスティングしたワインに違和感を感じたら、交換を申し出ることができますが、どんな理由でもしてもらえるというわけではありません。

不快な香りや味がした場合のみ交換可能

テイスティングは商品に異変がないかを確認するためのものなので、香りや味に異変があったときのみ交換可能です。その場合は、ソムリエに「確認してもらえますか」と声をかけ、チェックしてもらいましょう。その場で確認してもらえます。

好みじゃなかった場合は交換できない

香りや味が好みじゃなかった場合は、基本交換できません。どうしても飲めない場合に相談してみることはできますが、抜栓してからのオーダー変更はお店に対して失礼にあたるので、やめておくのが無難です。また金額を徴収されることもあります。このようなことを避けるためにも、オーダーの際に自分やゲストの好みを伝えておくといいですね。必ず事前に相談するようにしましょう。

デキャンティングや温度調節の相談は可能

オーダーの変更はできませんが、熟成が足りないワインをデキャンティング*してもらったり、さらに冷やしてもらうよう相談するのは問題ありません。ただし、わからない場合は無理してお願いをせず、プロに相談するのが一番。そのワインをよりおいしい状態で飲めるよう、「もう少し冷やしたいのですがどうでしょう?」と意見を聞いてみることをおすすめします。

*デキャンティング(デキャンタージュ)は、デキャンタとよばれる容器にワインの中身を移すことで空気に触れさせ、酸化を促進して熟成を進める行為です。ワインによっては、デキャンタしたり時間を置いたりすることで香りや風味が良くなることがあります。また、デキャンティングすることでワインボトルの底に沈殿している澱(おり)を取り除く目的もあります。

澱はしっかり熟成した赤ワインに見られることが多く、タンニンやたんぱく質が熟成中に結合したものなので悪いものではありません。ですが、舌触りが気になる場合もあるので、デキャンティングで除いておくのもひとつの手です。

テイスティングはワインに異常がないかのチェック

香りや味を判断するものではなく、ワイン自体に異常がないかのチェックをするのがテイスティング。そうわかっていると、特に緊張することはありませんよね。マナーとして押さえておき、いつも通り食事を楽しんでくださいね!

この記事をSNSでシェアする

最近の記事

イベント

2020年8月15日

【期間限定】シャンパーニュを特別価格で販売!「ボーモン・デ・クレイエール」お得な3本セット(8月20日(木)まで)

コラム

2020年8月12日

やさしく解説!日本固有のブドウ品種「甲州」を知ろう(ワインの豆知識 初級)

木になっているぶどう

コラム

2020年8月12日

世界各地で愛されているピノ・グリとは?特徴とおすすめも!

ニュース

2020年8月11日

夏にぴったり華やかロゼ・シャンパーニュ「ボーモン・デ・クレイエール」グランド・ロゼが10名様に当たる!今月のプレゼント

樽が並んでいる様子

コラム

2020年8月11日

風味に大きく影響する!ワイン樽の種類と役割とは

カテゴリー