2021年10月01日

【2022年】ボジョレー・ヌーヴォーの解禁日はいつ?解禁日って必要?

毎年大きな話題を呼ぶ「ボジョレーヌーボー」の解禁日!2022年はいつになるのでしょうか。この記事では、今年の解禁日はもちろん、解禁日が設定されている理由やコロナの影響についてご紹介いたします。

2022年のボジョレーヌーボーの解禁日は?

ボジョレーヌーボーが注がれている様子
iStock.com/Plateresca

2022年もボジョレー・ヌーヴォー解禁の日が近づいています。今年は11月17日(木)に発売予定です。この記事では、解禁日が設定されている理由や今年の特徴についても紹介します。

ボジョレーで作られた新酒

ボジョレー・ヌーヴォーが11月に市場に出るようになったのは、1951年のこと。それまでフランスのすべてのワインは、その年の12月15日より前の販売を禁じられていました。しかし「ボジョレーで作られた新酒」という意味をもつボジョレー・ヌーヴォーは、フレッシュさがウリです。そのため生産者たちは、早く流通させたいとフランス政府にかけあい、早出しすることが認められるようになったという経緯があります。

販売競争が激化!

早出しを認められたボジョレー・ヌーヴォーの生産者たちは大喜び!どこよりも早く出荷しようと、競争が激化します。これにより、フレッシュなおいしいワインを消費者に届けたいという当初の思いとは裏腹に、生産者たちは早さを競うようになってしまいました。市場には、飲み頃まで熟していない質の悪いワインがどんどん出回るようになります。

品質を維持するために多くのルールが設けられているワイン大国、フランスにとって、これは由々しき問題。そのため1967年にフランス政府は、ボジョレー・ヌーヴォーの解禁日を11月15日と設定し、それ以前の市場への出荷を禁止しました。

15日から第3木曜日に

ところが、11月15日と設定したことにより、ひとつの問題が発生しました。それは、解禁日がワインの運搬業者の休みである、土日にあたってしまうこと。そのため、1985年より11月の第3木曜日を解禁日とすることに変更されました。第3木曜日になったのは、1984年11月15日が木曜日だったからという説があるそうです。

2022年はロシアのウクライナ侵攻の影響で価格が高騰

ボジョレーのぶどう
iStock.com/nobtis

2022年は新型コロナウイルスの影響により、航空会社が大幅に減便。ボジョレーワイン委員会は、解禁日にボジョレー・ヌーヴォーが届かない可能性を考慮し、生産者からの出荷を例年より1週間早めるなど柔軟な措置が取られました。

さらに、2021年4月にフランス全土を襲った霜の影響で大きな被害を受け、地域によっては産出量の減少がみられました。そのため希少価値が高まり、価格が一部高騰するという現象が発生しました。

全世界で猛威を振るうコロナ禍に加え、2022年はロシアのウクライナ侵攻の影響で例年の1.4〜2.2倍も価格が高騰しています。燃料価格の上昇によって、空輸費が一気に上昇したことが原因とされ、急激な円安も価格の高騰に拍車をかけています。

2022年のボジョレー・ヌーヴォーを楽しもう

毎年日本ではお祭り騒ぎとなるボジョレー・ヌーヴォー。おうち時間が増えた今だからこそ、おいしいおつまみと一緒に楽しみたいですよね。実は、本国フランスを含む先進国のなかで、もっとも早くボジョレー・ヌーヴォーを楽しめるのは日本です。日付変更線の関係でフランスより約8時間、アメリカより約13時間も早く入手することができますよ。今年のボジョレー・ヌーヴォーをぜひ楽しんでください。

「ドメーヌ・デ・ニュグ」ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーボー

手摘みで収穫されたブドウを使用し、丹念に仕込まれた、果実味と旨みを兼ね備えたヌーボーです。

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これまでのヌーボーのイメージを一新する力強い味わいと奥深さをお楽しみください。

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「ピエール・ポネル」ボージョレ・ヌーボー

優しく軽やかな口当たりと、生き生きとした新鮮な果実味をお楽しみいただけます。

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ブドウの新鮮なもぎたて果汁による酸と果実味をナチュラルな旨みが織りなす味わいをお楽しみください。

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▼ボジョレー・ヌーヴォーについて詳しくはこちら
https://www.winomy.jp/blog/column/22740/

▼ワインに合うおつまみレシピはこちら
5分でサクッと作れる!ワインに合うおつまみ特集

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