2020年11月17日(火)

【後編】男性に捧ぐ「モテワイン道」~ワインのマナーを心得る~

2つ目の「モテワイン道」に移りましょう。

ワインのマナーを心得ている + 優しい」は、さり気なくソフトにワイン通をアピールでき、しかも好感度UPが期待できます。ワインに限らず、マナーは人間社会で守るべき重要なポイントなので、押さえておいて損はないでしょう。

それでは、早速モテる男性の基本的なワインマナーを伝授しましょう。

スマートにお店とワインを選ぶ

初デートではお食事をすることが多いですが、男性が女性にお店(レストラン)を提案するのが鉄則です。彼女の好き嫌いをヒアリングして、いくつかの選択肢から選んでもらいましょう。今回はワインでモテることを目的としているので、ワインが置いてあるお店であることが肝心です。

お食事の場所が決まれば、事前に申し込む場合もありますが、概ね当日、現地でワインやメニューを選ぶことになります。ここが最大の難関かもしれません。

ワードだけおさえてプロに頼る

でもご安心下さい。何を選んで良いかわからない時は、プロのソムリエに相談に乗ってもらいましょう。好みのワインの味、食べたいお料理、予算などの要点を伝えながら、一緒に選んだらよいのです。

過去の記事「味わいや香りを表現するワード」を参考すると、格段にワイン選びがスマートになるはずです。どうぞお役立て下さい。

グラスにワインを注ぐのは誰?

ワインもお料理もスムーズにオーダーできました。暫く会話を楽しんでいるとワインがボトルでサーブされました。1杯目はお店の方がグラスに注いでくれたので問題ないとして、2杯目はどうするのか。「誰がボトルからグラスにワインを注ぐのか問題」がそこで浮上します。

ワインを注ぐのはお店の方、あるいは男性の貴方かの2択です。

女性にボトルは触らせない!

女性にワインボトルは、絶対に触らせないで下さい。と言うのもヨーロッパはレディファーストの文化です。女性が男性にお酒を注ぐなどあり得ない行為です。外でお酌をしようものなら、そっち系のご商売をされている女性と思われてしまいます。そのためワインは女性に注がせないで下さい。

彼女のグラスが空になったら、注ぐのはお店の人か貴方かになりますが、通常、高級店ではお店の方に全てをお任せして、それ以外の場合は、男性のすぐ横にワインクーラーが置かれたら、男性が注いでも良いでしょう。

席から数歩と離れたところに置かれたら、「勝手にボトルに触れないで下さい。我々が担当します」の合図です。お店側がサーブするのが、暗黙の了解となっています。

注ぐときの6つのコツ

1. ラベルは上に
自分で注ぐ時にも少しコツがあります。ラベルは上に向けます。見てもらうと言う理由と、万一、液だれしてもワインの顔を汚さないようにです。手首をわずかに捻ると、液だれ防止にもなります。

2. 底を片手で持って
瓶ビールじゃあるまいし、ワインボトルを両手で持つことはやめましょう。スマートに片手で持って注ぎます。その際、ボトルの底を鷲掴みにするように持つと、安定して見栄えも素敵です。まるでプロのように格好いいシーンが演出できます。

3. ボトルとグラスは触れないように
衛生面も考えて、ワインボトルの口にグラスが触れないようにして下さい。

4. 継ぎ足し過ぎない
あと、やみくもに継ぎ足しするもNGです。なぜなら今グラスに入っているワインと、ボトルに入っているワインとでは、酸化のスピードも温度も異なるので、全くの別の物だからです。それらが混ざるのを嫌がる方もおられるので、様子を見ながら進めるのが良いでしょう。

5. グラスに入れ過ぎない
注ぎ過ぎも要注意です。真横から見てグラスの一番太い部分から1.5~2cm下、入れ過ぎても太いところまでです。ワインをより美味しく楽しむには、グラス内にある程度の空間が必要なので、入れ過ぎは厳禁です。

7. グラスを持ち上げない
最後になりますが、お店の方がワインを注いでくださる際、グラスは持ち上げてはなりません。グラスにはノータッチです。おかわりを注いでほしい時、または、これ以上はノーサンキューの時もソムリエには会釈で通じます。

アイコンタクトで乾杯を

さあ、やっと乾杯の準備が整いました。ワイン乾杯の儀式ではグラス同士をぶつけないで下さい。上質で薄いワイングラスは衝撃で割れることもあります。

乾杯をする時は軽く目線ぐらいまで、グラスを持ち上げてアイコンタクトで行います。彼女の目を見て優しく微笑んであげて下さい。ここまで上手くいったからと油断は禁物です。下心が丸出しの気持ち悪いニヤけは控えましょう。

まずは香りを楽しんで、少しスワリングもしてみましょう。時間をかけ過ぎるのはかえってダサいです。「いつまでぐるぐる回してるんですか。早く飲んで下さい。メイン来ますよ」と言われ兼ねません。

もしお口に合わなかった場合は?

頼んだワインがお口に合わない場合は、その場ではノーコメントとしましょう。

アペタイザーに合わせて他のワインを頼んでも良いでしょう。「あんまり美味しくないね」などと言うのは論外です。その場の雰囲気を壊すような発言は絶対にダメです。

ただし、ブショネなどの欠陥ワインであった場合は、勇気を出してソムリエに申し出て下さい。同じものを開けてくれるか、用意がない時は同等かそれ以上の代替品でサービスしてくれるはずです(無料)

この質問だけはしないで!

さて、デートも終盤です。

「今日は楽しかったですね。メインの羊から煙が出たのはびっくりでした!火事かと思いました」「そして、その後の消火も的確でしたね」と食後のコーヒーかディジェスティフを頂きながら、まったりと会話をするのですが、ここで聞いてしまうと確実にアウトな質問があります。今までのモテテクが全て水の泡になってしまう魔のクエスションです。

「僕はどうでしたか」
「僕のことをどう思いますか」

ちょっと待って!
ワインの感想でも、お店やお料理の感想でもなく、お前さんの感想ですか。
モテない男性であることを暴露する決定的な瞬間です。実年齢と彼女いない歴が同じ男性とデートしたことはありませんが、自分に自信がないから尋ねるのでしょう。企業の採用面接で「今日一次面接を受けて、弊社はどうでしたか」と聞かれているのと全く同じです。

「あっ、はい。御社は風通しも良く、魅力的でますます興味を持ちました」

と答えるしかないのです。良い時間を過ごしたなら、それは言葉や態度で相手に伝わるものです。
いちいち聞かなくてもよろしい。どうか察する力を身に付けて下さい。

いざ、ワインでモテる男性へ!

モテワイン道はいかがでしたでしょうか。豊かな知識を持っていたとしても、ひけらかさず謙虚であること、ワインマナーを心得ていること。もちろんベースには優しさが溢れています。分け隔てなく皆に優しい。できれば私は、星野源似が好みです。結局は小手先のスキルではなく人間力になってしまいますが、迷える子羊(狼かしら)の手助けとなれば幸いです。

モテ道まっしぐら!いざ、モテる男性へ!!クリスマスまで時間があります。どうぞ全力で突き進んで下さい。

それでは皆様、ごきげんよう。

>前編に戻る ~ワインの知識を身に付ける~

 


365wine 大野みさき
スロヴェニアワイン輸入元365wine㈱ 代表取締役。
元ANA国際線CAが、7年の在職中にワインに魅せられ渡仏。2014年に帰国し、ひと月でワイン輸入会社を設立。買付け、営業、展示会、ウェブショップ運営、倉庫作業をヒィヒィ言いながらも華麗にこなす。巷ではスロヴェニアワインの第一人者と囁かれている。まんざらでもない。ワイン講師、サクラアワードの審査員も喜んで引き受ける。毎日ワインを飲むのか尋ねられたら、「はい、365日ワインです♡」と返すよう心掛けている。

【ワインショップ】http://www.365wine.co.jp/
【instagram】https://www.instagram.com/365wine/

大野みさきさんのおすすめ記事をチェック♪

この記事をSNSでシェアする

最近の記事

コラム

2020年11月18日

映画界の巨匠フランシス・コッポラのワインをお供に芸術の秋を堪能しよう

コラム

2020年11月17日

【後編】男性に捧ぐ「モテワイン道」~ワインのマナーを心得る~

コラム

2020年11月17日

【前編】男性に捧ぐ「モテワイン道」~ワインの知識を身に付ける~

コラム

2020年11月15日

果実味たっぷり!安心院ワインの特徴とラインアップ

コラム

2020年11月14日

2020年のボジョレー ヌーボー解禁日と評価は?おすすめワイン20選

カテゴリー