2021年01月06日(水)

新年にぴったり!日本人女性醸造家がフランスで手がけるスパークリングワイン

明けましておめでとうございます!今年もたくさんのワインとの良縁に恵まれますように。

時節柄、今回の年末年始は実家への帰省を取りやめました。人混みを避けるため、初詣や初売りもいったん自粛。自宅で完全なる寝正月となり、なんだかパッとしない年明けです。

そんな中、楽しみにしていたこともあります。少しでも明るい気分で新年をお祝いするべく、昨年末に乾杯ワインを用意しておいたのです。あれこれ物色した結果、我が家ではこちらのワインをチョイスしました。

シャルドネ・ヌーボー・ヴィニフィエ・パー・ジュンコ 2019

黄金色に輝く縁起の良さそうな、スパークリングワインです。色合いからして新年ムードが漂ってきますが、このワインを乾杯の1本に選んだ理由はそれだけではありません。ポイントは二つあります。

ポイント(1) フランスで活躍する日本人女性醸造家

シャルドネ・ヌーボー・ヴィニフィエ・パー・ジュンコを造ったのは、新井順子さんという日本人女性醸造家。彼女は海外で活躍する日本人ワインメーカーの一人です。

新井さんはもともとOLをしていましたが、溢れるワイン愛を抑えることができずにワインの道へと足を踏み入れました。当初はサッポロビールの専任ワインコーディネーターを経験したり、自身でワイン教室を営んだりしていたそうですが、本格的に勉強するためワインの名門ボルドー大学に留学。ワインの鑑定について学んだ後帰国し、東京の自由が丘でレストランを営んでいました。転機は不惑の40歳。縁あってフランスの地にブドウ畑を所有できることになり、2002年からドメーヌの経営者に。その後、ビオディナミ農法にこだわりながら、数々の高評価なナチュラルワインを世に送り出しています。

新井さんのパワフルな情熱に満ち溢れたワイン醸造ストーリーを想うと、「自分も同じ日本人としていっちょやったるぞ〜!」と、胸にやる気が漲ってきます。新年最初の乾杯ワインにぴったりの、エネルギッシュなワインなのです。

ポイント(2) 新年にふさわしい景気の良いフレッシュな泡

ワイン名に “シャルドネ・ヌーボー”とついていることからわかるように、シャルドネで造られた新酒ですが、分類的には “ペティヤン”(フランスの弱発泡ワイン)とのこと。ペティヤンのガス圧は1〜3気圧程度で、シャンパーニュ(6気圧)等に比べると炭酸が弱いはずなのですが、このワインにはこんな注意書きが添えられていました。

新井さんの手により無濾過・無清澄で仕上げられたペティヤンは、ボトルの中でさらに発酵が進み、高気圧状態になっているようなのです。2019年のヌーボーなので、2020年の購入時点では既に1年が経過しており、多少は落ち着いていると思われるものの、なんと刺激的な内容なのでしょう…!

景気の良く新年を迎えるのに高気圧のスパークリングワインはもってこいのセレクトです。開栓に勇気が必要ですが、「2021年はこのワインから始めたい」という強い思いを胸にチョイスしました。

いざ開栓

高気圧なワインを守る砦ともいうべき栓には、オーストラリアのZORK社によって開発された「ZORKキャップ」が採用されています。ZORKキャップは密閉性が高くワインの品質を保つのに適している一方、誰でも簡単に開けられるのが特徴です。見た目もモダンで素敵です。

引用元:https://www.astech.co.jp/zork

キャップ下部のストッパー部分を切り込みに沿ってクルクルと螺旋状に外してから、上部のキャップを外します。外すときにはあえて「ポン」と音を立てるように設計されているのだとか。景気のいい開栓音も新年ムードを盛り上げてくれます

冷蔵庫でよく冷やしてから、事前に確認した注意書きにしたがって、お風呂場で開栓しました。その結果…。

シュワ〜!っと勢いよく泡が吹き出て、なかなか止まらない!本当に半分以上吹きこぼれてしまいそうな勢いです。眺めながら「いや〜本当に景気が吹き出しっぷりだね」と笑ってしまいました。最終的に2割くらい減ってしまいましたが、半分なくなる覚悟だったので、まあ許容範囲です。

このワインを手にする機会がありましたら、必ずお風呂場で開栓することをお忘れなく…。でないと、大惨事です。

開栓後のZORKキャップはこんな感じ。

左側のキャップ部分は繰り返し使用できます。とてもエコなキャップでもあるのです。

2021年の門出を祝って乾杯!

無事に開けることができたら、お待ちかねの乾杯タイム。今年がよき1年になるようお祈りしながらグラスを傾けました。

改めてシャルドネ・ヌーボーのポイントを整理します。

・フランス、ボージョレ地方の有名ドメーヌ(ドメーヌ・ジョベール)の畑で獲れたシャルドネ100%の2019年新酒(購入時点では出荷から1年経過)
・日本人女性醸造家である新井順子さんが醸造
・SO2無添加のナチュラルワイン
・無濾過、無清澄、野生酵母仕込みの濁りスパークリング

そして気になるお味は…

グラスに注ぐとフレッシュな炭酸がパチパチシュワシュワ弾けて心躍ります。泡とともにリンゴや柑橘を思わせる豊かな果実の香りが鼻腔をくすぐります。少しプラムのようなニュアンスも感じます。口に含むと酵母の存在感をしっかり感じ、旨味の宝石箱!まるでブリオッシュのような香ばしさが続き、シャンパーニュにも似た味わい深さに頬がほころびます。

わたしの中のスパークリングワインランキングトップ10に食い込むほどの、当たりワインでした。新年早々こんな出会いがあるなんて、幸先の良いスタートです(買ったのは昨年ですけれど)。

旨味の豊かなワインなので、日本の冬の風物詩、おでんに合わせていただきました。具材に柚子胡椒をつけると、ワインの柑橘香に寄り添って、より一層美味しく感じました。

もしシャルドネ・ヌーボーが手に入ったら、ぜひお試しください。

最後に

シャルドネ・ヌーボー2019は発売から時間が経っているので数が少なくなっています。お店で見つけにくいかもしれませんが、他にも新井順子さんが醸造する人気ワインがあります。興味のある方は、ぜひこちらもチェックしてみてください。

サンセール ブラン スケヴェルドラ ヴィニフィエ パー ジュンコ アライ [2014]

Yahoo!ショッピングで見る

また、2021年春ごろにヴィニフィエ・パー・ジュンコの2020年のヌーボーがリリース予定とのこと!少し先ですが、情報をチェックしつつ楽しみに待ちたいと思います。

 


吉田すだち ワインを愛するイラストレーター

都内在住の、ワインを愛するイラストレーター。日本ソムリエ協会認定 ワインエキスパート。ワインが主役のイラストをSNSで発信中!趣味は都内の美味しいワイン&料理の探索(オススメワイン、レストラン情報募集中)。2匹の愛する猫たちに囲まれながら、猫アレルギーが発覚!?鼻づまりと格闘しつつ、美味しいワインに舌鼓を打つ毎日をおくっている。
【HP】https://yoshidasudachi.com/
【instagram】https://www.instagram.com/yoshidasudachi

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