2021年03月10日

大阪生まれの本格スパークリングワイン!カタシモワイナリーが手がける”たこ焼き”のための「たこシャン」をレポート

皆様こんにちは、インポーターの大野みさきです。

段々と春めいてきたので、コートを脱いでルンルン気分の大野です。

さて、今日は大阪名物の「たこ焼き」に、これまた大阪発祥のワイン「たこシャン」を合わせてみたいと思います。たこシャンはその名の通り、たこ焼きと合わせて欲しいという願いのもと造られた、スパークリングワインです。「ホンマに合うんかいな~」と疑いの念を抱きつつ検証です!

数ある人気店からワインに合わせるたこ焼き探し

ワインは既に決まっているので、それに合わせるたこ焼きを探します。

これがなかなか大変でした。だって、大阪市内だけでも、たこ焼き店が3339店ひしめいているのですから、その激戦地の中から、人気店をみごと選び抜くには、たこ焼き事情に疎い者にとっては難儀だからです。

余談ですが、大阪に進学が決まった、当時、高校生だった私は、「大阪人は毎日、たこ焼きを食べているんだろうな~、楽しみ~」と新生活に期待を膨らませていました。今考えると、なわけない!です。

話は脱線しましたが、SNSを活用して関西人おすすめ店!をリサーチしたところ、どこも甲乙つけ難かったのですが、下記の3店舗に絞り込みました。

なお、「たこ焼きはお家で!派」も多くおられました。大阪は一家に一台はたこ焼き器があると言われています。そして鉄製以外は論外だとか。それだけ大阪人が愛して止まないソウルフード。各々のこだわりの強さ、たこ焼き愛が半端ではありません。私も負けんじと、本店に足を運んでしまいました。

■あべのたこやき やまちゃん 本店

8個600(税込)
https://takoyaki-yamachan.net/

■たこ焼道楽 わなか 千日前本店

8個500(税込)
http://takoyaki-wanaka.com/

■道頓堀 くくる 本店

8個790(税込)
http://www.shirohato.com/kukuru/index.htm

8個の単位がミニマムであることを知りました。また、粉もんなのに、こんなに高かったっけ?と感じたので、上海で4店舗のたこ焼き店をやっていた友人に確認したところ、
「意外と人件費かかんねん。やまちゃんも3人ぐらいおったやろ。ワンオペは絶対無理。あと基本的に新しいの焼いてって頼まれるから、食品ロスも多いしな」
合点がいきました。

番外 コンビニ冷凍たこ焼き

ついでに近所のコンビニで冷凍たこ焼きも買いあさりました。

■ファミリーマート
お母さん食堂 おだしが効いた たこ焼
原材料配合割合:たこ7.9%(仕込み時)
6個248(税込)

■ローソン
たこ焼
原材料配合割合:たこ10%(仕込み時)
6個226(税込)

■セブンイレブン
だし香るふわとろ食感 たこ焼
原材料配合割合:たこ10%(仕込み時)
6個246(税込)

裏パッケージを見たところ、衝撃の事実が発覚します。内容どころか書き方まで3社同じだったので、気になって隅々まで読み込んだところ、製造元がテーブルマーク株式会社(冷凍食品の最大手)の1本でした。つまり、コンビニ3社のたこ焼きの製造元が全て同じだったのです。価格も大差ないので味わいも横並びであろうと予測します。

ということで、今回はコンビニたこ焼きのレポは割愛させて頂きます。ただ、1点だけ気付いたのは、ファミリーマートだけ、他の2社と比べると、たこの配合割合がやや少ないのに価格はトップで、コスパを考えたらローソンが優秀だと感じました。

造り手の熱い想いが込められた「たこシャン」

さて、気を取り直してテイクアウトのたこ焼きを温め直します。

待ってましたとばかりに、冷蔵庫でスタンバイ中の「たこシャン」をオープンです。柏原のデラウェアを用いた、瓶内二次発酵のスパークリングワインです。2009年の発売よりカタシモワイナリーのロングセラー商品で、現在では年間3万本の生産では追い付かないほどの人気ぶりだとか。

ワイナリーの努力と戦略で守られるぶどう畑

ヒットした理由には、「都会の傍らにあるぶどう畑を守りたい!」という造り手の熱い想いがありました。

1914年に創業したカタシモワイナリーは、現当主の高井利洋さんで4代目(ワイナリーでは3代目)となります。

かつて大阪はデラウェアの栽培面積で全国1位を誇っていました。全盛期には100軒以上のワイナリーが建立されていましたが、農家の後継者不足によって耕作放棄地が増え、現在では6軒に減少しました。

高井さんが目指しているのは、人から人へ、ぶどう畑の伝承です。地元のぶどう(デラウェア)を使うことによって、地域に根ざします。河内ワインのブランド化、ファン獲得のための活動など、カタシモワイナリーの戦略には、目を見張るものがありました。

大阪のワインを大阪の人に飲んでもらうために

先ずは大阪人に大阪の味(たこ焼き)と共に、大阪のワインでテロワールを感じてもらいたい。しかしそれはあくまでも入り口です。ワインの消費が大阪のぶどう畑を残すことに繋がります。ひいては地域の伝統文化にも目を向けて貰い、かけがえのない風景や文化を残すことができます。

高井さんの想いは飲食店を皮切りに、一般の消費者、小売店と人を介して広がっていきます。彼のパッションが自然にファンを増やしました。

肝心のたこ焼きとの相性は!?

「大阪のぶどう畑を守り、大阪をワインで盛り上げたい」そんな造り手の想いを感じながら、たこシャンを頂きます。

これで中身が伴っていなければ、ガッカリするところでした。おまけに、たこ焼きとも合わなければ、「合わないです!」と正直に書くところでしたが、実際は想像を超えるほどクオリティも高く、たこ焼きとの相性もっばっちり◎でした。

甘味のあるたこ焼きソースとマッチ

シンプルでドライなワインとの情報が入っていたので、当初の想像ではたこ焼きの味わいを支配しているソースが、どうもマッチングすると考えられなかったのです。ですから、たこ焼きには合わないと書く覚悟でいたので、たこ焼きの半分はソースなしのプレーンの状態で準備していました。

たこシャンはレモンなどの柑橘香もありますが、香りやミネラルは控えめで、後味にやや甘味が残りました。薄甘なのです。そのため甘味を伴ったソースと絶妙にマッチングしていました。

出汁風味、紅生姜、ネギたっぷり・・・どのタイプのたこ焼きとも合う

小振りたこ焼きのやまちゃんは出汁の風味が満載です。わなかは外カリ、中クリーミーで紅生姜が良いアクセントとなっています。生地の味もしっかり目です。くくるはこの中でも1番、大振り玉でたこも大きい!ネギが多めでマイルドな味わいです。

どれもワインと合う、合う、文句なしに合います!虎穴に入らずんば、虎児を得ず。お見逸れしました。

たこ焼きは大阪ワインと楽しんで

今日は 「たこ焼き」と「たこシャン」は合うのか?でお送りしましたが、いかがでしたでしょうか。最後にやまちゃん直伝、テイクアウトの場合の「たこ焼きの温め方」をお伝えして、終わりにしたいと思います。

ラップ要で3060秒レンチン、更に香ばしさを出すために、3060秒オーブントースターで温める手間をかけるとGOODなんだとか。美味しさアップです!

実店舗で焼きたてを食べても、オンラインショップで大阪の味をお取り寄せしても、あるいはお家で食い倒れタコパでもOK!是非、大阪ワインと合わせて楽しんでみて下さい。それでは皆様、ごきげんよう。

■本日のワイン

KATASHIMO WINERY たこシャン2019
価格 750ml 2,200円(税抜)
https://www.kashiwara-wine.com/product/product_takocham.html
※飲食店用 250ml、通常サイズ 750㎖、イベント用 1,500ml の3サイズ展開。写真は250mlです。

 


365wine 大野みさき

スロヴェニアワイン輸入元365wine㈱ 代表取締役。
元ANA国際線CAが、7年の在職中にワインに魅せられ渡仏。2014年に帰国し、ひと月でワイン輸入会社を設立。買付け、営業、展示会、ウェブショップ運営、倉庫作業をヒィヒィ言いながらも華麗にこなす。巷ではスロヴェニアワインの第一人者と囁かれている。まんざらでもない。ワイン講師、サクラアワードの審査員も喜んで引き受ける。毎日ワインを飲むのか尋ねられたら、「はい、365日ワインです♡」と返すよう心掛けている。

【ワインショップ】http://www.365wine.co.jp/
【instagram】https://www.instagram.com/365wine/

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