2021年03月15日

スペイン生まれのサングリアとは?自宅で楽しむ注意点とおすすめアレンジ

サングリアとは、ワインにフルーツやスパイスなどを入れて作る色鮮やかなワインカクテル。フルーティで飲みやすいうえにとっても見栄えがいいので、さまざまなシーンで活躍しますが、実は自宅で楽しむには押さえるべきポイントがあるんです。この記事では、本場のサングリアの作り方とお家で楽しむ注意点について、詳しくご紹介します。

サングリアとは

グレープフルーツやライムが入った赤ワインベースのサングリア
iStock.com/bhofack2

サングリアとは、ワインにいろいろなフルーツやスパイス、甘味を加えて作るスペインで生まれたワインカクテル。サングリアという名前の語源は、スペイン語で「血」を意味する「sangre(サングレ)」から来ていて、血を想起させる鮮やかな赤ワインの色が由来となったと言われています。

サングリアのアルコール度数は、一般的なワインの12〜15%のアルコール度数に、フルーツをたっぷり加えて作るので、ワインより低いアルコール度数になります。サングリアの作り方には、ジュースや炭酸水を加える方法もあり、さらに度数を下げることもできます。反対に、ラム酒やブランデーを加えて風味や度数をアップさせるレシピも。このように自由に自分好みにアレンジできる点も、サングリアの魅力と言えますね。

サングリアの発祥

サングリアとはスペイン南部のアンダルシア地方発祥のワインカクテルです。もともとは、状態のあまりよくないワインをおいしく飲むために工夫したことから始まったようです。スペインでは普段から飲まれるものと言うより、開けて数日経ったワインや好みの味ではなかったワインの再利用法としてや、ホームパーティでたっぷり作って大勢で楽しむものという位置付けになっています。

基本的には赤ワインベースが多く、高価なワインではなく余ったワインやリーズナブルなデイリーワインで作られます。ちなみに、サングリアを白ワインベースで作る場合は、「サングリア・ブランカ」と呼ばれ、これはスペイン語で「白」を意味する「blanca(ブランカ)」から来ています。

本場のサングリアの作り方

デキャンタとグラスに入った赤ワインベースのサングリア
iStock.com/IngridsI

サングリアには規定のレシピは存在せず、作り方はとってもシンプル。好みのフルーツを5種類ほどチョイスして、適当な大きさに切ります。あとは、ワインにフルーツを漬け込むだけ。本場で作られるレシピは赤ワインがベースになるものが主流ですが、一定のレシピは存在しないので自由にアレンジしましょう。

主な材料

・赤ワイン……1本(750ml)
・ソーダやオレンジジュースなどお好みのもの……500ml
・ブランデーやコアントローなどお好みのもの……少々
・砂糖……大さじ1〜3杯
・シナモンスティック……1本
・フルーツ(オレンジ、いちご、桃、りんご、レモンなど)

※フルーツは、ほかにもいちごや洋梨、キウイ、パイナップル、バナナなど自由にチョイスしてください。フルーツの缶詰を使ってもいいですよ。
※砂糖のほかに、シロップやはちみつを加えてもGOOD。

作り方

1. フルーツはよく洗い、皮付きで大きさを揃えてひと口大にカットする。
2. オレンジや桃、洋梨などは皮をむいてにカット。
3. 大きなボウルやピッチャーなどに、赤ワインとフルーツを入れる。
4. 砂糖を少量のお湯で溶かして加え、よく混ぜる。
5. ブランデーやリキュール、シナモンスティックを加える。
6. ソーダやオレンジジュースなど好みのものを最後に加える。
7. 2時間ほど冷蔵庫で冷やして完成。

赤ワイン以外のサングリアも!

サングリアは、赤ワインのほかに白ワインやロゼワイン、スパークリングワインで作る方法もあります。お酒が苦手な人や軽い飲み口が好みの人は、白ワインやロゼワインを使うと飲みやすくなり、すっきりと楽しむことができますよ。

ワインの選び方としては、赤ワインは渋味の少ない果実味のあるものがおすすめ。白ワインやロゼワインをベースに作るなら、フレッシュな風味のすっきりとした味わいのものがいいでしょう。

スパークリングワインなら、シャンパンのように高級なものである必要はなく、微発泡の辛口をチョイスしてみては?飲み残しを使うのもいいですね。色とりどりのフルーツをたっぷり入れて、お好みのサングリアを作ってみてください!

気をつけなければいけない酒税法と家で作る方法

3種類のサングリアが入ったグラス
iStock.com/Rimma_Bondarenko

自家製サングリアを作る場合には、気をつけなけれなならない注意点があります。本場スペインと同じ作り方をすると酒税法に違反する可能性があるのです。ではここで、お家で楽しむサングリアを作る際に注意すべきポイントをチェックしておきましょう。

酒税法では何がNG?

お酒の製造に関しては、酒類製造免許が必要となり、免許がなければ個人で楽しむ場合であってもその製造は酒税法よって禁じられています。作り方として、ぶどうややまぶどうなどの果物や米や麦、あわなどの穀物からお酒を作ることだけでなく、酒類にほかの材料を混ぜる「混和」も、お酒の製造とみなされ、酒税法違反となる可能性があるので注意が必要です。

ただ、個人で自分が楽しむことを前提に「混和」する場合、以下の条件をクリアすれば自家製果実酒の特例措置として認められています。ひとつめは、アルコール度数20度以上のもので、すでに酒税が課税されているものを使うこと。この場合、サングリアはワインベースで、ワインのアルコール度数は12〜15%程度なので自宅で作るとなると酒税法違反となる可能性が高いです。

そしてふたつめとして、混和が禁止されている材料を使わないこと。国税庁によると、混和が禁止されているものは、米や麦、あわ、とうもろこし、こうりゃん、きび、ひえ、でん粉、また、ぶどうややまぶどうなどが挙げられています。さらに、それらを消費の直前に混和する場合のみ、製造行為としないと定められています。

その理由は、フルーツをアルコール度数20度未満のお酒に入れて長く漬け込むことで、フルーツの糖分と反応して再発酵が始まり、新たなワインを醸造してしまう恐れがあるから。例えば自家製梅酒は、アルコール度数が20度以上のホワイトリカーや焼酎を使用するため、特例措置として製造が認められているわけです。

これらの条件を見ると、自家製サングリアを作る場合、作り方によってはほとんどの場合酒税法違反となります。もしお家で作るなら、酒税法を守ったうえで自家製サングリアを楽しむようにしましょう。

国税庁HP(自家醸造について)

お家でサングリアを作るなら?

では、酒税法違反をせずに、お家でサングリアを作るならどのような作り方がベストなのでしょうか?基本的にサングリアは、数時間漬け込むことでおいしくなるとされています。ただ、漬け込みは酒税法違反となるので、飲む直前にワインとフルーツを混ぜ合わせるようにしましょう。そしてその場で飲み切れる量を作り、作り置きしないように気をつけてくださいね。

サングリアは漬け込まなければおいしくないのでは……?と思われがちですが、フレッシュなフルーツのみずみずしさとワインの味わいが十分においしく感じられます。よりフルーツの香りや甘味を馴染ませるために、フルーツを小さめにカットしたり、あらかじめシロップに漬けておいたりするとGOOD。フルーツの風味が引き立つサングリアに仕上がりますよ。

サングリアにおすすめの材料

サングリアの基本的な材料は、ワインとフルーツ。サングリアに入れるフルーツは特に決まりはありませんが、数種類を組み合わせることによって、より一層おいしさが増します。それぞれの相性や見栄えのよさなどを考えながら混ぜ合わせるといいですよ。

フルーツ

カゴに盛られた果物
iStock.com/imtmphoto

全ワイン共通

ワインの種類を問わずにおすすめのフルーツは、りんごやオレンジやいちご。また、フルーツの缶詰を混ぜてもおすすめです。いろいろな種類のフルーツを準備するのがむずかしい場合は、フルーツの缶詰だけを使ってもおいしいですよ。

赤ワイン

赤ワインには、赤色や黒色のフルーツの果実味があるものが多いので、いちごやラズベリー、ブルーベリーなどのベリー類を合わせるのがおすすめ。また、りんごや桃などのバラ科のフルーツとも相性がいいですよ。そのほかにも、いちじくやバナナなどの甘味の強いフルーツとも相性抜群です。合わせる赤ワインは、渋味の少ないものを選ぶとバランスがいいですよ。

白ワイン

白ワインベースのサングリアには、さっぱりとしたグレープフルーツやレモン、ライムなどの酸味のある柑橘系がぴったり。また、白ワインの風味に近いキウイや青りんごなどもよく合いますよ。パイナップルやマンゴーなどのトロピカルフルーツとも相性がよく、白色や黄色のフルーツをチョイスすると色合いが美しい「サングリア・ブランカ」に仕上がります。

ロゼワイン

ロゼワインのサングリアには、いちごやりんご、さくらんぼ、桃などのやさしい赤色のフルーツがよく合います。また、ピンクグレープフルーツやオレンジなどの柑橘系とも相性がよいですよ。パイナップル、洋梨などを加えて、フレッシュでさわやかなサングリアを作ってもいいですね。

スパークリングワイン

シュワっとした口当たりが心地いいスパークリングワインのサングリアには、酸味のあるフルーツがぴったり。レモンやライム、オレンジ、グレープフルーツなどの柑橘系がよく合い、いちごやキウイ、洋梨などもおすすめですよ。

その他の材料

グラスに注がれたホットワイン
iStock.com/Alexey_Arz

サングリアに使う甘味は、砂糖だけでなくはちみつやフルーツの缶詰のシロップなどを使ってもおいしいです。はちみつに変えるとコクが増し、缶詰のシロップを加えればワインにフルーティさが馴染んで味わい深くなりますよ。

サングリアに奥深さをプラスしたいなら、スパイスやハーブなどを加えるのがうってつけ。渋味のある赤ワインで作るサングリアには、シナモンやスターアニスなどのスパイスがよく合います。

白ワインベースのサングリアには生ミントを加えると、すっきりとさわやかな風味に仕上がりますよ。また、フレッシュな生バジルを刻んで混ぜ込むと、さっぱりと清涼感を感じられる味わいのサングリアになり、暑い日にぴったりですね。

飲み方も自由にアレンジ!

4種類のサングリアが入ったワイングラス
iStock.com/Maxim Shmakov

サングリアは、基本的にはそのままや、氷を入れてロックで楽しみますが、自由にアレンジができます。ソーダやジンジャーエールで割ると爽快感がプラスされてさわやかに味わえるうえ、アルコール度数も下げられるのでパーティにぴったりです。

ワインが苦手な人やアルコールを飲み慣れない人は、オレンジジュースやりんごジュース、カルピスなどを加えることで、飲みやすいカクテルになります。ジュースは製氷機で凍らせてからワインに入れると、食後のデザート感覚で楽しめておすすめ。見栄えよくフルーツを盛り付ければ女子会やおもてなしに好評ですよ。

また、ブランデーやラム酒、フルーツリキュールなどのお酒を加えると味わい深い大人のサングリアになります。さらに、サングリアは温めてもおいしく楽しめます。赤ワインに砂糖を加えて温めてから、フルーツを混ぜましょう。好みでシナモンやクローブ、スターアニスなどのスパイスを加えると風味が増して癒されますよ。

本格的な味を楽しみたいなら市販のものも!

酒税法の関係上、自家製サングリアを作るならワインとフルーツをいただく直前に混ぜなければなりません。作り置きできないため、用意できない場合や面倒なときは市販のサングリアを選ぶのがおすすめ。

サングリアの人気と共に、スペインの本格的なレシピのものやいろいろなフレーバーなどが登場し、バリエーション豊か。赤ワインベースだけでなく白ワイン、ロゼワイン、スパークリングワインと満遍なくそろっていますよ。メーカーや商品によってテイストや風味もさまざまなので、いろいろと試してみたくなりますね。

1. ギュギュッと搾ったサングリア オレンジ&カシスMix

ギュギュっと絞ったサングリアと記されたサングリアの写真入りラベルの赤ワインベースサングリア
¥522(税込)〜/赤ワイン/メルシャン

濃厚で甘味と酸味のバランスのいい赤ワインベースのサングリア。オレンジのフレッシュさにカシスの香りが効いてフルーティーですよ。400mlと飲みきりやすいサイズ感がいいですね。アルコール度数6%と飲みやすいので、気軽に楽しめます。

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2.【氷で楽しむ濃いめのサングリア】バルで飲んだサングリア

黒いパックにグレープフルーツが入ったサングリアの写真が入った白ワインベースサングリア
¥767(税込)〜/白ワイン/サントリー

グレープフルーツのジューシーな味わいと桃の風味が広がる白ワインベースのサングリア。サングリア初心者やアルコールが苦手な人にもおすすめの飲みやすさが特徴です。氷で割って飲んでも薄くならないように濃いめに作られているので、たっぷり氷を入れてキンキンに冷やして飲みたいですね。赤ワインバージョンの商品も大人気です。

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3. スパークリングサングリア ロレア No.1 レッド

赤に白の水玉のボトルにLOLEAと記された赤ワインのサングリア
¥2,530(税込)〜/赤ワイン/コルマド・カサ・ロラ

赤と白の水玉のボトルがとってもキュートなサングリア。赤ワインベースに炭酸を加えた軽やかなタイプです。本場スペインのレシピで作られていて、フルーティな甘味とシュワっと軽い爽快感がやみつきになりますよ。パーティの手土産や贈り物としても喜ばれそう。

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アレンジ無限のサングリアを楽しもう!

好みのワインとフルーツを合わせるだけで作れるサングリア。ワインにフルーツを漬け込んで作ることはできませんが、アイデア次第でフレッシュなサングリアを自宅で楽しむことができます。アルコールの濃さを好みに調節したり、料理に合う風味や味わいに変化させたりと自在にアレンジできる点も魅力。作り方、飲み方も自由に選べるおしゃれなサングリアをぜひ堪能してくださいね。

※商品価格は、2021年3月8日時点での情報です。

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