2021年05月08日

巨匠同士の夢がつまったワイン!Opus One(オーパスワン)とは

この記事では、アメリカ大陸最高峰といわれるワイン「Opus One(オーパスワン)」の特徴や歴史、当たり年などを詳しくご紹介します。フランスとアメリカ、ふたりの巨匠が作り上げたワインには夢がたっぷり。壮大な物語を知ると、ワインがよりおいしく味わえますよ。

Opus One(オーパスワン)とは

ブドウ畑を背景に置かれた赤ワインのグラス
iStock.com/haveseen

Opus One(オーパスワン)は、フランスとアメリカ、2人の巨匠が手掛けた夢のワインです。5大シャトーのひとつ、シャトー・ムートン・ロートシルトの所有者と、カルフォルニアワイン育ての親が目指したのは「カルフォルニアの風土を活かし、ボルドーの伝統的な製法で造る最高のワイン」。1979年にリリースされたジョイントワインは、話題性だけでなく品質も高く評価されました。

ナパバレー・オークヴィルにあるワイナリーでは、「TIME&PLACE」という理念に基づき、ヴィンテージの個性と土地の特徴を大切にしたワイン造りが行われています。

5種類のブドウをブレンド

オーパスワンは、カベルネ・ソーヴィニョン、カベルネ・フラン、メルロー、マルベック、プティ・ヴェルドと、5つのブドウがブレンドされています。

ブレンドの比率は毎年変わりますが、主体となるのはカルベネ・ソーヴィニヨン。カルベネ・ソーヴィニヨンが70~90%、カルベネ・フラン、メルロー、プティ・ヴェルドは10%未満、マルベックが1~2%です。異なる特徴を持つブドウのでき具合を考慮してブレンドするため、毎年最高の1本に仕上がります。

熟成で旨味が増すワイン

オーパスワンのこだわりは、ブドウ栽培から始まっています。ブドウの木は、よい実がつくようにあえて密植。通常の5~6倍の密度で植樹することにより、木同士を競わせるように育て、果実味豊かなブドウに育てます。

収穫はナイトハーヴェスト(夜摘み)。温度が高い昼間はブドウが傷みやすいため、果実味を損なわないよう、気温が下がった涼しい夜に収穫が行われます。

収穫したブドウは20日ほど醸し、フレンチオークの樽で18カ月熟成。瓶詰めされたあとさらに15カ月置かれ、毎年10月1日に発売となります。

オーパスワンの主体となっているカルベネ・ソーヴィニヨンは、長期熟成に適したブドウ。3年ほど熟成させることで、発売時に旨味をしっかり楽しめます。

オーパスワンの味わい

グラスに赤ワインを注いでいる様子
iStock.com/NatashaPhoto

オーパスワンは、タンニンがしっかりしたフルボディの赤ワインです。ボルドーワインのエレガントさとカルフォルニアワインの果実味を兼ね備えており、口当たりはなめらか。花、ハーブ、果実の甘い香りと、まろやかでしっかりしたタンニンが絶妙のバランスで組み合わさっています。ダークチョコレートのような余韻も大きな特徴のひとつです。

ヴィンテージによって微妙に味わいは異なりますが、濃厚な果実味とタンニンを持つ上品さを楽しめます。

オーパスワン誕生の歴史

アメリカ・フランス国旗の前で握手しようとしている様子
iStock.com/Kagenmi

オーパスワンの歴史は、1970年代にスタートしました。ボルドー5大シャトーのひとつ、シャトー・ムートン・ロートシルトを所有するフィリップ・ド・ロートシルト氏が、アメリカ旅行中、ナパバレーのワイナリーを営むロバート・モンダヴィ氏と出会います。

互いにワインを愛する2人はすぐに意気投合。伝統ある産地と新世界のアイディアを融合した、最高かつ唯一無二のワイン造りが始まります。ナパバレーにワイナリーが設立され、1979年に初ヴィンテージとなるワインがリリースされました。

フランスワインとアメリカワインのジョイントは大きな話題となりましたが、できあがったワインの品質の高さとおいしさで、さらに注目を集めることに。毎年発売されるワインの品質を認められ、オーパスワンはカルフォルニアのトップワイナリーに成長しました。

ワイン名「オーパスワン」の意味

オーパスワンというのは「作品番号1」という意味のラテン語。由来は音楽用語です。「1本のワインは交響曲、1杯のグラスワインはメロディのようなもの」という想いをこめ、フィリップ・ド・ロートシルト氏により名付けられました。フランス語、英語でもなくラテン語なのは、どの国でも違和感がないように、とのこと。

ラベルは西を向いたフィリップ・ド・ロートシルト氏と東を向いたロバート・モンダヴィ氏の横顔になっており、サインも書かれています。

オーパスワンの値段

ワインボトルの上で紙幣を出している様子
iStock.com/Photosiber

オーバスワンの値段はヴィンテージによって変わります。安いものは28,000円くらいから、優れたブドウで造られた当たり年のワインは、5・6万円が目安です。

もともと出荷本数が多くないうえ、ワインの品質や味わいが高く評価されるようになったことで希少価値がアップ。手に入りにくくなっているため、年々高額で取り引きされるようになっています。

オーパスワンは当たり年に注目!

木箱に入れられたワインボトルの前に置かれた、赤ワイングラス
iStock.com/ValentynVolkov

オーパスワンを味わうときには、当たり年のものがおすすめです。当たり年とは、天候に恵まれしっかりブドウがよく成熟した年のこと。ワインの味は、ブドウのできによって大きく左右されます。糖度が高いブドウが収穫できた年のワインは、甘味、酸味、渋味のバランスが非常によくとれており、長期熟成に向いたものになるのです。

オーパスワンは最高の1本を造るため、毎年ブドウの比率を変えていますが、当たり年のワインはやはり味わいが違うといわれています。

当たり年の確認方法

オーパスワンの当たり年を知りたい場合は、インターネットのオフィシャルページで確認しましょう。よいワインがリリースされた年の天候、ワインの味わいなどが細かく記されています。発売中のワインを購入することもできますよ。

オーパスワン・Official Site

オーパスワンの選び方

一番簡単な方法は、当たり年のワインを選ぶことですが、オーパスワンは少々値段が高めなので、当たり年のものは高額になる可能性があります。毎年ブレンド比率を変えているオーパスワンは、当たり年でなくても高品質。予算や目的に応じて、購入できる範囲で選ぶとよいでしょう。

どのヴィンテージが好みかチェックしたいときは、インターネットのオフィシャルページを参照、または『ワインアドヴォケイト』誌をはじめとしたワイン雑誌を参考にするのがおすすめです。

おすすめのオーパスワンワイン5選

1. オーパスワン・2007

ヴィンテージ2007・オーパスワンのボトル
76,780(税込)~

カシス、ベリー、ダークチョコレート、土などの複雑なアロマと、きめ細やかなタンニンを楽しめる1本です。主体となるカルベネ・ソーヴィニヨンの比率は79%。収穫前の雨や霜など、予想外の災害を乗り越え造られたワインは非常に高い評価を受けており、パーカーポイントは95点、ワインスペクテイターでは94点を獲得しています。

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2. オーパスワン・2012

ヴィンテージ2012・オーパスワンのボトル
49,800(税込)~

天候に恵まれ、果実味豊かなブドウが収穫できた2012年のワインは芳醇という言葉がぴったり。強い果実のアロマとなめらかなタンニン、カシス、ブラックベリー、ブラックチェリーのような深みのある味わいを楽しめます。カベルネ・ソーヴィニヨンの比率は79%。パーカーポイントは96点、ワインスペクテイターは93点です。

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3. オーパスワン・2013

ヴィンテージ2013・オーパスワンのボトル
50,000(税込)~

収穫は2012年より少なめでしたが、天候に恵まれ、優れたブドウを収穫できた年です。ブルーベリー、カシス、ローズなどのアロマが華やか。豊富な果実味と、なめらかなタンニンを包むようなエレガントさが特徴です。カベルネ・ソーヴィニヨンは79%。パーカーポイントは97点、ワインスペクテイターでは92点を獲得しました。

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4. オーパスワン・2015

ヴィンテージ2015・オーパスワンのボトル
44,000(税込)~

2015年は不安定な天候が続き、収穫は例年より少なめでしたが、しっかり熟したブドウができたため優れたワインとなりました。ブラックチェリー、紅茶、スパイスなどの香り、エネルギッシュな果実味が特徴。まろやかな口当たりで余韻は長めです。カベルネ・ソーヴィニヨンの比率は81%。パーカーポイントは97点、ワインスペクテイターでは93点を獲得しました。

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5. オーパスワン・2016

ヴィンテージ2016・オーパスワンのボトル
¥41,780(税込)~

北カルフォルニアは数年来の干ばつが続きましたが、オーパスワンの畑はほどよい降雨に恵まれました。無事成育したブドウから、非常によいワインが誕生しています。特徴はさわやかな果実、花、バニラなどのアロマと、ベリー類のジューシーな味わい。カベルネ・ソーヴィニヨンは77%、パーカーポイント、ワインスペクテイターともに98点を獲得しています。

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セカンドワイン「オーヴァーチュア」もチェック!

「序曲」を意味するオーヴァチャーは、オーパスワンのセカンドワインです。使用されているのは、オーパスワンのブレンド最終段階で使用されなかったワインや、伝統的なボルドー5品種の若木から造ったワインばかり。これらのワインを熟成し、複数のヴィンテージとブレンドすることで、エレガントさと複雑さを持つワインが誕生しました。

1993年から生産が始まったオーヴァチャーは、オーパスワンよりカジュアルですが、リリースは数年に一度のみ。非常に希少性の高いワインとして人気があります。

オーヴァーチュアの味わい

オーヴァーチュアは、オーパスワンよりまろやかな味わいを楽しめるワインです。それぞれのブドウの特徴と自社畑のテロワールがよく表れており、複雑さを持ちながらふくよか。リリース直後に楽しめることも大きな魅力です。カルベネ・ソーヴィニヨンの特徴であるブラックベリーやカシスの香りに、チェリーやバニラなどが融合した複雑なアロマ、ほどよい力強さとまるみのあるタンニンを感じられます。

オーヴァーチュア(NV)

オーパスワン・オーヴァーチュアのボトル
18,500(税込)~

美しいガーネット色をしたワインです。華やかで複雑なアロマとしっかりしたボディーが特徴。タンニンが細やかなので、シルクのような口当たりです。熟成を待たず開栓してすぐ味わえますが、熟成して楽しむこともできますよ。複数年のワインがブレンドされているためノンヴィンテージ(NV)です。

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唯一無二のジョイントワイン・オーパスワン

フランスとアメリカ、それぞれの国の巨匠が作り上げたオーパスワンは、まさに唯一無二のワイン。ジョイントベンチャーは大きな話題になりましたが、リリースされたワインのおいしさに、世界各国のワイン愛好家は驚嘆しました。リリースされるワインは常に高品質。毎年ブレンド比率が変わるため、どの年のワインもおいしく味わえますよ。

※商品価格は、2021年4月23日時点での情報です。

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