2021年06月29日

ヴィンテージ不問のおいしさ!シャトー・ラグランジュのワインとは

メドック格付け第3級の認定を受けているシャトー・ラグランジュ。この記事では、大変古くからワイン造りをおこなっているシャトーの歴史やこだわり、いつでも高品質で安定した味わいと称えられるワインの特徴をご紹介します。

シャトー・ラグランジュとは

ワイングラスに赤ワインを注いでいる様子
iStock.com/Jag_cz

シャトー・ラグランジュはボルドーのメドック地区、サン・ジュリアン村にあるシャトーです。歴史は古く、17世紀初頭には、古文書にその名を見出すことができます。

1855年のパリ万博を機におこなわれたメドック格付けでは、グラン・クリュ第3級に認定。「メドックのトップ10のシャトーにも引けを取らない」といわれるほど豊かな土壌で、「自然との共生」を指針にブドウが栽培されています。

丁寧に育てられたブドウを使ったワインには、歴代の生産者たちの努力とこだわりが詰まっています。「誰が飲んでもおいしい」と世界中で愛されていますよ。

シャトー・ラグランジュの歴史

サン・ジュリアンのブドウ畑
iStock.com/Kloeg008

グラン・クリュ第3級獲得まで

シャトー・ラグランジュがいつからワイン造りをおこなっていたのか、はっきりしたことはわかっていません。最古の公式記録とされる17世紀の古文書には、所有者として王室砲兵隊輜重隊長のジャン・ド・ヴィヴィアン氏の名が記されています。

世に広く知られるようになったのは19世紀、デュシャテル伯爵が所有していた時代です。デュシャテル伯爵はさまざな改革に着手します。醸造設備を整備し、畑に素焼きの土管を埋め込み排水性をよくしました。それにより品質は向上し生産量も増加。メドック格付けでグラン・クリュ第3級を獲得し、世界にその名を知られるようになりました。

困難な時代を超えて復活

1925年、センドーヤ家所有の時代は、戦争や不況により経営状態が悪化。畑は分割され別々の所有者の手に渡ってしまいました。ワインの質が落ち、非常に困難な時期を過ごしていましたが、1983年、日本のサントリーが経営に参加することになり、復活の道を歩み始めます。

グラン・クリュ第3級の名にふさわしいワイン造りをするため、「現代ボルドーワインの父」と呼ばれるボルドー大学のエミール・ペイノー博士を顧問として招聘。ペイノー博士の門下生マルセル・デュカス氏を総責任者に、サントリーの鈴田健二氏を副会長として迎え入れます。

ブドウの樹に手を入れ、醸造設備をリニューアル。新たなスタートを切った結果、シャトー・ラグランジュは「高品質のワインを安定して供給するシャトー」として、再び高い評価を受けるようになりました。

シャトー・ラグランジュのワイン造り

樹になっている黒ブドウの房を手に取っている様子
iStock.com/petrenkod

シャトー・ラグランジュは、サン・ジュリアン村に118ヘクタール、オー・メドックに地区に25ヘクタールの畑を所有しています。

グラン・クリュ最大の作付面積を誇るサン・ジュリアンの畑では、場所によってブドウの成長ペースが異なるため、畑を100以上の区画に分割。細かくブドウを管理し、熟成度合を見極めています。

完熟したブドウは、まず手摘による選別がおこなわれ、その後、2009年に採用した光センサーを用いた選果機でチェック。そして2008年に導入した小型醸造タンクで、区画ごとに醸造されます。

シャトー・ラグランジュのモットーは、「果実味があって、エレガント。飲んで素直においしいワイン」。農薬や化学肥料を使用しない「リュット・レゾネ」農法に取り組んでおり、2005年には「自然環境に配慮した栽培」を基本理念とする「テラ・ヴィティス」の認定を受けています。

シャトー・ラグランジュのワインの味わい

シャトー・ラグランジュのワインからは、クラシカルなボルドースタイルを感じられます。 赤ワインの特徴は、豊かな果実味、キメ細かいふくよかなタンニン、なめらかな口当たりと長い余韻。 白ワインの特徴は、キリッとした辛味と、ブドウ本来の旨味が活きたフレッシュな味わいです。

 赤・白それぞれ、数種のブドウを使用したブレンドワインですが、どれもエレガントでリッチな味わい。ブドウの選別基準が厳しいため、ヴィンテージごとにブレンド比率が異なっても、品質は毎年安定しています。

シャトー・ラグランジュのラインアップ

シャトー・ラグランジュ

シャトー・ラグランジュのボトル
¥10,450(税込)~

シャトー・ラグランジュの顔となるA.O.C.サンジュリアンです。使用されるブドウ品種はカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、プティ・ヴェルドの3種類。ブラックベリー、チェリー、カシス、ハーブや樽の香りと、しっかりした果実味、なめらかなタンニン、長い余韻を楽しめます。テロワールの特性を活かした、エレガントな1本です。

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レ・フィエフ・ド・ラグランジュ

レ・フィエフ・ド・ラグランジュのボトルとラベルのアップ
¥3,278(税込)~

ボルドーのセカンドワインのなかでも高品質と評判の1本です。ブラックチェリー、カシス、スミレ、スパイスなどの複雑な香り、凝縮した果実味が特徴。しなやかなタンニンがリッチな味わいを生み出しています。「シャトー・ラグランジュ」と同じく余韻は長めですが、フレッシュかつライトで、若いうちから楽しめます。

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ル・オー・メドック・ド・ラグランジュ

ル・オー・メドック・ド・ラグランジュのボトル
¥2,533(税込)~

2012年がファーストヴィンテージの新しいブランドです。使用されているブドウは、カベルネ・ソーヴィニヨンとメルロー。新たに購入したオー・メドック地区の畑のブドウが使用されています。ベリー、スミレ、スパイス、ハーブの香り、豊かな果実味、ほどよい渋味と酸味が特徴。やわらかい口当たりの飲みやすいワインです。

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レ・ザルム・ド・ラグランジュ

レ・ザルム・ド・ラグランジュのボトル
¥3,513(税込)~

ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン、ミュスカデルを使用した辛口ワインです。柑橘類やハーブの香り、ギュッと凝縮した果実味、キリッとした酸味を楽しめます。フレッシュでさわやかなワインの名前「レ・ザルム」は、日本でカラーと呼ばれる花、オランダカイウのこと。シャトーの池に咲くカラーが由来です。

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シャトー ラグランジュのワインと相性のよい料理

シャトー・ラグランジュの赤ワインには、肉料理がよく合います。キメ細かいタンニンを持つしっかり味のワインと、旨味のあるジューシーな肉のステーキはベストマッチ。肉を煮込んだ料理やすき焼きも相性がよいですよ。肉以外では、うなぎやイワシなどの蒲焼きがおすすめです。

すっきり辛口の白ワインには、ぜひ魚介類を合わせてみてください。白身魚のグリル、蒸しもの、エビやカニを使った料理のおいしさを引き立ててくれます。ハーブを使った料理もよいでしょう。

いつでもおいしいシャトー・ラグランジュのワイン

シャトー・ラグランジュのワインは、ヴィンテージに関わらず安定した味わいを楽しめます。区画管理されたグラン・クリュでは、リュット・レゾネ農法でブドウを栽培。丁寧に育てられたブドウは、光センサーの選果機で熟成度合をチェックし、毎年異なる比率でブレンドされています。ファーストワイン以外のワインも非常に評価が高いので、ぜひ味わってみてください。

※商品価格は、2021年6月18日時点での情報です。

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