
2021年11月10日
きめ細かな泡と爽やかなフルーツの香り、華やかなピンク色が特徴のロゼスパークリングワイン。じつは甘口や辛口、風味などさまざまな種類があります。この記事では、どれを手にとればいいかとお悩みの方に、ロゼスパークリングワインの特徴や選び方、おすすめの銘柄を10商品をお届けします。
透明感のあるピンク色が美しいロゼスパークリングワイン。細身のグラスに注がれたロゼが食卓にあるだけで、その場の雰囲気がパッと華やぎます。フランス語で「バラ色」を表す“ロゼ”のゆえんは、その製法にあります。ロゼは赤ワインと同じく黒ブドウの果汁を使用しますが、発酵途中で果皮を取り出すことで、赤と白の間をとったような色合いに仕上がります。赤ワインより落ち着いた渋味と、フレッシュでフルーティーな風味が特徴です。
味わいの違いをボディで表現する赤ワインとは違い、ロゼスパークリングワインの場合は甘口・辛口などと表します。その味わいはワインに含まれる糖分の量で決まるため、同じロゼスパークリングワインでもおいしさの感じ方は千差万別。自分の味の好みをベースに選ぶのもひとつの方法です。
ワインの種類によっては、料理との相性の良し悪しがはっきりわかれますが、ロゼスパークリングワインの場合は幅広い料理とのマリアージュを楽しめます。より料理との相性を意識して選ぶ場合は、料理の色味と近い色のワインを合わせるのがベターです。
¥1,419(税込)〜/辛口/チリ
お手頃な価格で高品質なワインが楽しめる「コノスルワイン」。各種コンクールやワイン誌での高い評価を国内外で獲得しています。農夫のハードワークと有機栽培畑のシンボルである自転車ラベルでおなじみのブランドです。こちらのワインは、イチゴやブルーベリーのような果実味と豊かな酸味が特徴で、心地よい渋みがボディにふくよかさを与えています。柔らかな果実の甘みが残る余韻を味わってみては?
¥774(税込)〜/甘口/オーストラリア
鮮やかなピンク色が印象的な一本。白ブドウのモスカート種と黒ぶどうのシラーズのブレンドによって実現した色合いです。爽やかな酸味とフルーティーなマスカット味で、すっきりした味わい。豊かな香りの広がりと深い余韻を楽しめます。オードブル、中華料理、エスニック料理等、スイーツ、チーズなど幅広い料理と相性のいいワインです。
¥931(税込)〜/やや甘口/イタリア
イタリアのエミリアロマーニャ州の弱発泡性ワイン。すみれのようなフローラルな香り、心地よい甘みを感じるフルーティな味わいが特徴です。美しい桜色とアマービレでやわらかな口当たりが楽しめます。アルコール度数は低く、食前酒としてはもちろん、アンティパストやスナック、フルーツやスイーツと相性抜群。やさしい泡が食欲をかきたて、あっという間に飲み切ってしまう。そんな軽やかに楽しめる一本です。
¥1,100(税込)〜/甘口/イタリア
“小さな居酒屋”という意味の「タヴェルネッロ」。イタリアの家庭で30年以上も楽しまれているワインブランドです。こちらの一本はきめ細やかな泡はクリーミーな口当たり、口いっぱいに広がるイチゴのやさしい香り、爽やかな余韻が楽しめます。親しみやすい味わいで幅広い料理に合わせやすく、淡いロゼ色が食卓を彩るでしょう。香りにも味わいにも、フルーツの印象がしっかりと感じられる銘柄です。
¥1,528(税込)〜/甘口/オーストラリア
「ジェイコブス・クリーク」は、南オーストラリア州のバロッサ・ヴァレーの谷間を流れる小川。1847年、バイエルン出身のヨハン・グランプが、ジェイコブス・クリークのほとりで商業用ブドウ畑をはじめました。 マスカット・ロゼ スパークリングは、フレッシュなラズベリーやストロベリーとともに、洋梨のニュアンスが感じられる、軽くて爽やかな味わいのワイン。丁寧につくられた、アロマティックな一本に仕上がっています。
¥2,876(税込)〜/辛口/フランス
ブルゴーニュ地方でスパークリングワインだけを造り続けて100年という老舗の銘柄。ピノ・ノワール100%の辛口で、明るく繊細なローズピンクの色調が特徴です。きめ細かな泡により口当たりは滑らかで、ほどよく厚みがありリッチさが感じられます。ピュアな果実味とフレッシュな酸、豊かなミネラルの風味がきれいに調和し、華やかな香りが余韻まで続くバランスに長けた一本です。
¥1,513(税込)〜/辛口/イタリア
辛口のなかにほんのりと果実の甘さを感じるすっきりとしたワイン。イチゴやチェリー、プラム、ピンクの花を思わせるボリュームのあるまろやかな香りが印象的です。ガンベロ ロッソでの最高評価やドイツワイン評価誌のプロセッコで1位に輝くなどの実績もじゅうぶん。日本でもイタリアワイン評論家の宮嶋勲氏から絶大な評価を受けています。
¥1,202(税込)〜/甘口/イタリア
「マルティーニ」はイタリアンスパークリングワイン世界No.1といわれるブランド。こちらの一本は、豊かなアロマと爽やかさのバランスが取れたロゼスパークリングワイン。イタリア北部のピエモンテ州とヴェネト州で収穫されたブドウを主に使用し、まるでイチゴのようなフレッシュなフルーツを感じさせる香りがあります。少しの酸味と控えめな甘さが食事と好相性です。
¥1,122(税込)〜/辛口/チリ
ピンクグレープフルーツのフレッシュな香りと、トロピカルフルーツのニュアンスを感じるロゼスパークリングワイン。ベースは辛口ながら、ほのかな甘さを感じる仕上がりに。ロゼスパークリングワインの持つ華やかでエレガントな世界を楽しめます。
¥1,871(税込)〜/辛口/イタリア
イタリアのピエモンテ州のアックイ近郊にあるワイナリー「アックエジー」。ピエモンテで栽培・育成されるブドウにこだわり、フレッシュでフルーティな味わいにこだわったワイン造りに取り組んでいます。ボトルにはアールヌーヴォー調の花の絵と、温泉地としても有名なアックイの街中にある源泉のモニュメントがあしらわれています。ベリー系の果実味が心地よく広がり、ほどよい酸味と果実味とのバランスがとれたスパークリングワインです。
ひと口にロゼスパークリングワインといっても、ブドウ品種や産地、製法によって味わいの印象はガラリと変わります。食事と合わせて楽しむのもよし、リラックスタイムのおともにするもよし。自分の好みを軸にいろいろなロゼスパークリングワインを飲んでみると、シーンや食事に合わせた一本が見つかるはずです。