2022年06月01日

炭酸飲料を持ち運べる便利なボトル

皆様、こんにちは。インポーターの大野みさきです。

自分の好きな炭酸飲料を冷たいまま、泡が抜けずに持ち運ぶことができたら便利ですよね。そんな画期的な水筒があったら欲しいですよね!ありました。その名も、【タイガー真空断熱炭酸ボトル】です。早速、スパークリングワインを入れて試してみました!

真空断熱炭酸ボトル

振動により開栓時に噴きこぼれる恐れがあったり、ガスが気抜けしたりと、炭酸飲料は持ち運びが難しい。しかし、唯一それを可能にしたのが、国内メーカーではTIGER/タイガーだけ。真空断熱炭酸ボトルは発売開始から3ヶ月で、販売本数10万本の大ヒットを記録しています。

真空断熱炭酸ボトルの容量には、0.5L0.8L1.2L1.5L4種類があります。私が選んだのは0.8Lです。一般的なワインボトルの容量が0.75Lなので、0.5Lだと全量が入り切らない、とは言っても1.2L1.5Lではマグナムボトルを開ける機会はそうそうないので不要、さらに携帯して持ち運ぶのに大きい&重いであろう・・・・というのが理由です。カラーはスチール()、エメラルド()、カッパ-()3色から、マットブラックをチョイスしました。

実際に検証してみましょう

検証に使用したワインはこちら。チリの老舗ワイナリーの【VALDIVIESOバルディビエッソ・ブリュット】です。バルディビエッソは、1879年からスパークリングワインを手掛ける名手です。2020年11月のDecanter Bestの特集では、20ポンド以下の厳選ニューワールド産スパークリングワイン16本に選ばれた、チリ産 極みの泡です。キンキンに冷やして楽しむ、シンプルな辛口スパークリング。メーカーによる真空断熱炭酸ボトルの保冷効力は、7℃以下(6時間)と言うことなので、7℃に冷却して準備完了です。

※Decanter Bestとは、1975年にイギリスで創刊されたワインメディア、デキャンター誌のWEB版において、ワインエキスパートが選ぶ、日常使いしたいバリューワインを紹介する人気コラム。

検証結果は次の通りです。

開栓直後: ワインボトル→ワイングラス

7℃で良く冷えている。ガス充填タイプのスパークリングワイン。3気圧ぐらいとガス圧はそこまで高くないが、しっかり気泡は感じられた。

6時間後: 真空断熱炭酸ボトル→ワイングラス 

→ボトル開栓時のプシュ音あり。8℃と僅かに温度上昇。気泡は開栓直後と全く変わらないぐらいある。まるで、抜栓したてのスパークリングワインのよう。開けて6時間後も十分に楽しめる。

14時間後: 真空断熱炭酸ボトル→ワイングラス 

→ボトル開栓時のプシュ音は6時間前と同様にあり。13℃に温度上昇。気泡はやや弱くなったが、目視でも口腔内でも感じられる。温度さえ気にならなければ、泡は問題なく楽しめる。

26時間後: 真空断熱炭酸ボトル→ワイングラス 

→ボトル開栓時のプシュ音は、前回の1/3以下と微かにあり。17℃に上昇。気泡はほんの僅かに口腔内で確認できる。温度が高いので酸がぼやけてのっぺりとした印象。氷を入れて飲んだ。

結果

6時間経過しても開栓直後と変わらずにワインが楽しめたことには驚きました。日本のモノづくりの技術は、大変に素晴らしいです!

真空断熱炭酸ボトルのここが凄い!

①キャップ開栓時の噴きこぼれや飛び散りがない!

圧力を逃す特殊せん構造を採用しているので、炭酸がぶっふぁーとなりません。安全弁を備えたことで、真夏の高温の車中で、ボトル内の圧力が異常に高まった際も、炭酸ガスが自動で抜けるようになっています。キャップを閉めている状態でも、安全弁から圧力は逃されます。この開発に2年かけたというのですから、皆様の要望を叶えようと、TIGERの本気が伺えます。これでいつでも、炭酸をボトルに入れ手軽に楽しめます。ただし、ビールは泡立ちやすいため、ボトルに注ぐ際や、持ち運び直後は泡が噴き出る恐れがあるので要注意です。

②炭酸が抜けにくい!

これは嬉しいです。実際の検証でも、長きに渡り泡が残り続けていました。TIGERが開発した「スーパークリーンPlus(プラス)」 により、炭酸がブクブクしないよう、ボトルの内部が滑らかに加工されています。そのため炭酸ガス抜けが抑えられます。

③Ag抗菌剤でいつでも清潔!

シリコーンゴム製のストラップ、ポリプロピレン製の飲み口に、抗菌加工が施されています。銀系(Ag)抗菌剤を双方に練り込んでいるので、菌の増殖を抑えます。TIGER独自の安全基準を満たすSIAA認証付き。除菌や消毒~!と叫ばれる時代、清潔さがキープできて嬉しい施しです。さらに直飲みタイプの飲み口は外して丸洗いできるので、衛生面でも安心です。

注意点

保冷専用なので熱いものはNGです。ビール、ハイボールなどのアルコール飲料も入れることはできますが、フルーツの果肉や乳飲料系炭酸飲料は不可です。使用後は直ぐに洗浄することも忘れずに。

商品のご紹介

お値段はオープン価格です。サイズに応じておおよそ、0.5L/6,000円、0.8L/6,500円、1.2L/7,000円、1.5L/7,500円となっています。好みに合わせて64通りのカラーを展開する、カスタマイズボトルも好評とのこと。全国の家電量販店やネットショップで購入できます。

購入できるサイト

最後に

クラフトビールや生ビールの量り売りに、マイボトルとして利用しても、エコファッショナブルです。ピクニックで真空断熱炭酸ボトルに入ったスパークリングワインを持参しても粋ですね。オシャレで実用的なワンランク上のワインライフ。素敵です。憧れます。それでは皆様、ごきげんよう!


365wine 大野みさき

スロヴェニアワイン輸入元365wine㈱ 代表取締役。
元ANA国際線CAが、7年の在職中にワインに魅せられ渡仏。2014年に帰国し、ひと月でワイン輸入会社を設立。買付け、営業、展示会、ウェブショップ運営、倉庫作業をヒィヒィ言いながらも華麗にこなす。巷ではスロヴェニアワインの第一人者と囁かれている。まんざらでもない。ワイン講師、サクラアワードの審査員も喜んで引き受ける。毎日ワインを飲むのか尋ねられたら、「はい、365日ワインです♡」と返すよう心掛けている。

【ワインショップ】http://www.365wine.co.jp/
【instagram】https://www.instagram.com/365wine/

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